前場コメント No.7  ALSOK、アンリツ、ディーエムエス、GFA、タツタ線、エーザイなど

2020/01/29(水) 11:37
★10:01  ALSOK-急落 空港保安検査で「警備業法」違反と報道
 ALSOK(綜合警備保障)<2331.T>が急落。文春オンラインは28日に、同社が空港の保安検査場に法律で定められた資格保持者を配置しない「警備業法違反」の状態が長年続いていたことが分かったと報じた。

 記事によれば、同社が「週刊文春」の取材に認めたという。同社は「有資格者の未配置などを確認した」と警備業法違反を認めたうえで、「既に各関係先に報告したうえで、改善策についても説明をしつつ、(略)再発防止に取り組んでおります」と釈明したとしている。

★10:07  アンリツ-大幅安 5G関連の米ザイリンクス決算低調 時間外取引で8%安
 アンリツ<6754.T>が大幅安。米半導体大手のザイリンクスの株価が、現地時間28日の米株式市場の時間外取引で急落したことが材料視されているようだ。

 29日の日本経済新聞によれば、同日取引終了後に発表したザイリンクスの2019年10-12月決算は減収減益だった。中国ファーウェイへの税政府による輸出規制など影響したようだ。2020年1-3月の売上高見通しが市場予想を大幅に下回ったことも嫌気されたとしている。

 「5G」関連を含む主力の通信機器部門が低調だったことから、同事業を手がける同社にも売りが向かっており、一時前日比6.5%安まで下げる場面があった。
 

★10:21  ディーエムエス-急落 3Q累計営業益27%増も通期据え置きで失望
 ディーエムエス<9782.T>が急落。同社は28日に、20.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は13.1億円(前年同期比26.9%増)だったと発表した。通期の会社計画15.5億円に対する進ちょくは84.7%となっている。

 主力のダイレクトメール事業が、引き続き通販、印刷、金融・保険などの販促DMの取り扱いが伸びたことにより、増益となった。また、物流事業の黒字転換やセールスプロモーション事業の増益も寄与した。しかし、株価は進ちょくがよいにもかかわらず通期計画が据え置かれたことから失望売りが出ている。

★10:30  GFA-大幅高 ジーニアアンドアーレイ株式会社との業務提携
 GFA<8783.T>が大幅高。同社は28日、ジーニアアンドアーレイ(本社:東京都新宿区)と経営不振企業の企業再生・事業再生案件について、同日に業務提携契約を締結したと発表した。

 知識、経験、経営資源などを活用し、対象企業の競争力を回復させ、その利害関係者及び社会経済を活性化させると共に両社が相互に発展することが目的としている。
 

★10:41  タツタ電線-6日続落 3Q累計営業益20%減 機器用電線需要低迷響く
 タツタ電線<5809.T>が6日続落。同社は28日に、20.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は29.8億円(前年同期比19.6%減)だったと発表した。通期の会社計画35.5億円に対する進ちょくは84.0%となっている。

 電線・ケーブル事業が、機器用電線需要低迷に加え貸倒引当金を計上したことにより、減益となった。また、電子材料事業が、試作開発費用の増加などもあり、減益となったことも響いた。

★10:48  エーザイ-底堅い 米PGDxとLiquid biopsyによるがん遺伝子パネル検査の共同研究開発開始
 エーザイ<4523.T>が底堅い。同社は29日に、次世代創薬の加速にむけてPersonal Genome Diagnostics(以下、PGDx)とLiquid biopsyによるがん遺伝子パネル検査の共同研究開発を開始したと発表した。

 共同研究開発では、血液サンプルを使用したLiquid biopsy(非侵襲的な体液サンプルを使用して診断や治療効果予測を行う技術)によって、500以上のがん遺伝子の変異などについて網羅的な解析が可能となるがん遺伝子パネル検査キットを創出し、創薬への活用を行うとしている。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ