〔Market Flash〕外国人が持たざるリスクを意識~東海東京

2020/06/01(月) 14:09
【14:05】外国人が持たざるリスクを意識~東海東京  東海東京調査センターでは、3 月下旬から始まった日本株の反騰劇で、最も持たざるリスクを感じているのは、5月第2週まで14週連続で売り越し(現先合計)てきた外国人投資家と考えている。日本株の相対的な保有比率はかなり低下しているとみられることから、今後、買い越し基調に転じる可能性は十分にあると判断している。特に、クレディ・スイス、ゴールドマン・サックス両外国証券の先物売買動向が注目されるとのこと。前者は日経平均先物を、後者はTOPIX先物をそれぞれ主戦場にし、両者とも6月物の建玉をまだ売りに傾けている。6月12日は6月物のSQ算出日で、外国人が現物を買い越し基調に転じれば、両社もSQに向けて売り建玉を買い戻し、9月物の建玉を買いに傾けてスタートさせる可能性は十分にあると東海東京は考えている。 【12:40】景気の持ち直しペースは緩慢と予想~野村  野村証券では、景気は20年7-9月期以降持ち直すものの、そのペースは緩慢なものになると判断している。ダウンサイドシナリオとしては、経済活動水準の回復とともに感染爆発が起こり、緊急事態宣言が再度発令されるような展開を想定している。一方、アップサイドシナリオとしては、(1)有効なワクチン・治療薬が早期に普及する、(2)「新しい生活様式」のもと、野村が考える以上に感染抑制と経済活動回復が両立する、(3)集団免疫率がこれまで考えられていたよりも低く、早期に達成される、(4)「人命vs経済」という図式が変わる―などが想定できるとしている。 【10:40】通貨スワップではドル余剰感が解消~大和  大和証券の為替ストラテジーリポートでは、足元で狭いレンジの値動きから抜け出せないドル円について考察している。ドル円のベーシススワップをみると、コロナショック当初は急激なドル不足感がうかがえるが、その後、FRBの大規模な資金供給により一気にドル余剰感が高まったことが分かると指摘。ここ最近はドル余剰感も解消されており、概ね平時に戻ったと捉えている。大和では、通貨スワップにおけるドルの需給バランスは直物取引の一定の参考にはなるとみており、需給面からはドル円の方向感が出にくいのは仕方がないのかもしれないとコメント。当面のドル円がレンジを抜けるのは容易ではないと考えている。 【9:40】7-9月期プラス成長復帰との見方は不変~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、実質GDP成長率見通しを20年度は前年比-4.0%、21年度は同+3.3%と予想している。1-3月期1次速報の結果を反映して20年度を下方修正しているが、先行きビューは不変との見方で、4-6月期に年率20%を超える落ち込みとなった後、7-9月期以降はプラス成長に復帰すると予想している。ただし、娯楽・レジャー消費の回復は限られるとみている。2次補正予算は予備費や資金繰り支援を除くと給付金・交付金による景気下振れ抑制策が中心で、成長率への影響は限定的と想定している。 【8:45】寄り前気配はカプコン、日梱包、ウシオ電、東海理化が高い気配値  主力株の寄り前気配では、カプコン<9697>+22.45%、日梱包<9072>+18.47%、ウシオ電<6925>+17.10%、東海理化<6995>+9.70%、丸一管<5463>+8.74%、クボタ<6326>+6.31%、アルプス<6770>+6.30%、菱地所<8802>+5.06%、東京センチュリー<8439>+4.95%などが高い気配値。  一方、日油<4403>-18.28%、大気社<1979>-16.79%、滋賀銀<8366>-12.22%、住友林<1911>-11.74%、第一三共<4568>-10.87%、きんでん<1944>-10.04%、ADEKA<4401>-10.01%、日立金<5486>-9.98%、ケーズHD<8282>-9.72%、中国銀<8382>-9.37%などが安い気配値となっている。
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マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 156.56 +0.92
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