前場コメント No.11 伊勢化、GMO-FG、富士通、FIXER、デンカ、上新電

2024/03/26(火) 11:31
★10:46  伊勢化学工業-新高値 26日モーサテのペロブスカイト太陽電池特集を材料視か
 伊勢化学工業<4107.T>が新高値。26日放送のテレビ東京系番組「Newsモーニングサテライト」において、ペロブスカイト型太陽電池が特集されたことが材料視されているもよう。

 番組では、KDDI<9433.T>やパナソニックホールディングス<6752.T>による実証実験、今後の市場規模が説明された。また、ペロブスカイト太陽電池の発明者である桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授へのインタビューでは、原材料となるヨウ素について同氏は「採掘できる量は世界の8割が日本にある。中国はどうもないらしい」とコメントした。

 番組での特集を受け、同社やK&Oエナジーグループ<1663.T>などのヨウ素メーカーに需要拡大を期待した買いが入っているようだ。

★11:03  GMO-FG-3日ぶり大幅反発 端末レス決済サービス「stera tap」の提供支援を開始
 GMOフィナンシャルゲート<4051.T>が3日ぶり大幅反発。同社は25日、マレーシアの決済ソリューション企業であるSoft Spaceとの提携により、端末レス決済サービス「stera tap」の提供支援を開始したと発表した。

 このサービスは、世界で初めてPCI MPoC認定ソリューション・プロバイダーとして認定されたSoft Spaceの技術を日本で初めて活用する。加盟店で利用している業務用端末に決済機能を付加することで、新たな決済シーンの創出が期待できるとしている。

★11:04  富士通-続落 AIを活用して海中の生物や構造物の3次元形状データを取得する技術を開発
 富士通<6702.T>が続落。同社は26日、AIを活用し、自律型無人潜水機を用いて、海中の生物や構造物の解像度が高い3次元形状データを取得する技術を開発したと発表した。
 
 同技術により、カーボンニュートラルや生物多様性の保全に向けた海洋調査に際して、対象となる生物や構造物の状況を可視化し、体積などを推定することが可能になったとしている。
 
 同社は今後、同技術を活用し、2026年度中に藻場に関する海洋デジタルツインの確立をめざすという。これにより、企業・自治体などによる、藻場が吸蔵する炭素の見積りや藻場の保全・造成をする施策、サンゴ礁における生物多様性を保全する施策などの立案を支援し、サステナビリティ・トランスフォーメーションを推進するとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★11:08  FIXER-大幅高 生成AIで病院事務を軽減 順天堂大と=日経
 FIXER<5129.T>が大幅高。日本経済新聞電子版は26日11時に、同社が生成AIを活用し、診療報酬の算定を効率化するシステムを開発すると報じた。
 
 順天堂大学と共同研究し、従来数十分かかることが多かった算定作業を数分程度に短縮することをめざすとしている。

★11:09  デンカ-続落 政策保有株を一部売却 通期予想には織り込み済み
 デンカ<4061.T>が続落。同社は26日11時、政策保有株の一部を売却したと発表した。

 同社および子会社保有の上場・非上場有価証券23銘柄を売却した。投資有価証券売却益は174億円。このうち、24.3期4Q(1-3月)において155億円を特別利益として計上する。通期の業績予想には織り込み済みとしている。

★11:11  上新電機-急騰 配当政策を変更 配当性向を引き上げ
 上新電機<8173.T>が急騰。同社は26日11時、配当政策(株主還元)の変更について発表した。従来、配当性向30%以上としていたものを同40%以上に変更する。24.3期より適用するとしている。


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