後場コメント No.2 デンソー、カプコン、住友化、楽天G、ナイス、メドピア

2024/08/23(金) 15:00
★12:59  デンソー-丸三が目標株価引き下げ 車両減産影響や為替前提の変更を考慮
 デンソー<6902.T>がもみ合い。丸三証券では、車両減産影響や為替前提の変更を考慮。投資判断は「買い」を継続し、目標株価を3100円→3000円に引き下げた。

 丸三では、25.3期1Qの車両減産影響を織り込んだほか、為替前提を1米ドル152円→148円、1ユーロ164円→161円へ変更したことで業績予想を下方修正。これに伴い目標株価を引き下げた。なお、今期についてはトヨタ自動車の認証問題や中国における日系メーカーなどのシェア低下などによる車両減産の影響があるものの、為替差益や合理化などで増収増益を予想している。

★13:01  カプコン-10日ぶりに大幅反落 「東京ゲームショウ2024」出展情報公開も「バイオ」新作の続報なしを嫌気か
 カプコン<9697.T>が10日ぶりに大幅反落。同社は23日10時09分、9月26日~29日に幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2024」について、リアル会場の出展タイトル情報とオンライン番組の概要を公開した。日本初プレイアブルとなる「モンスターハンターワイルズ」は、カプコンブースとプレイステーションブース合計で、シリーズ過去最大級の150台以上の試遊台を出展するとしている。
 
 2024年7月25日7時25分に配信されたファミ通ドットコムの記事では、7月2日午前7時から配信されたカプコン公式番組「CAPCOM NEXT-Summer 2024」の配信において、番組の最後に、「バイオハザード7レジデントイービル」のディレクターを務めた中西晃史氏が、「バイオ」シリーズ最新作の制作をほのめかす発言をしたと報じられていた。
 
 今回の「東京ゲームショウ2024」においては、「バイオ」シリーズ最新作に関する続報がなかったことが嫌気され、株価は売りが優勢となっているようだ。

★13:04  住友化学-野村が目標株価引き上げ スマホ用偏光板や医薬品の好調を反映
 住友化学<4005.T>が続伸。野村証券では、スマホ用偏光板や医薬品の好調を反映。レーティングは「Neutral」を継続し、目標株価を285円→370円に引き上げた。

 野村では、中国や大手スマホ向けに偏光板やタッチセンサーの販売が堅調であったこと、医薬品におけるオルゴビクス(進行性前立腺がん)の処方拡大、構造改革や研究開発費の削減効果で赤字幅が縮小していることなどを考慮。25.3期以降のコア営業利益予想を上方修正し、目標株価も引き上げた。一方、特別な割安感はないと判断し、レーティングを据え置くとしている。

★13:08  楽天G-野村が目標株価引き上げ 今後はARPU向上が重要なテーマ
 楽天グループ<4755.T>が反発。野村証券では、モバイル販促で契約純増は良好に推移するが今後はARPU向上が重要なテーマとなると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を841円→886円と引き上げた。

 野村では、26.12期を基準とする積み上げ方式の目標株価算出では、フィンテック事業は利益予想を上方修正するとともに同業種株価を考慮し適用PERを引上げ(11.0倍→12.5倍)、インターネット事業は同業種株価を考慮して適用EV/EBITDA倍率を引き上げた(13.0倍→14.5倍)。一方、MNOのARPUの伸びがまだ十分ではないモバイル事業は25.12期以降の利益予想を若干下方修正。また、今回から普通株式価値算出では会社が早期償還を表明するノンコール永久劣後特約付社債を控除し、目標株価を886円とした。今後の最大の注目点はMNOのARPUの改善ペースになると指摘している。

★13:15  ナイス-後場上げ幅拡大 セレックスホールディングスの株式を取得
 ナイス<8089.T>が後場上げ幅拡大。同社は23日13時、セレックスホールディングス(愛知県名古屋市)の株式を取得すると発表した。
 
 セレックスホールディングスは、100%子会社のセレックスを事業会社として、中京圏を中心にサッシやエクステリアをはじめとする住宅用建材の販売、ならびに高い技術力を基盤とした高性能サッシなどの施工を手掛けているという。
 
 今回の株式取得により、同社グループは、中京圏における販売拡大とともに、従来の木材や建材・住宅設備機器、エネルギー関連商材に加え、サッシやエクステリアにまで取り扱い商材を拡充し、住宅1棟当たりの納材シェアを高めていくという。また、サッシなどの施工力を生かし、納材と合わせた部位別での施工に取り組むとしている。

★13:16  メドピア-もみ合い 「やくばと病院予約」の初診予約数が1万件突破
 メドピア<6095.T>がもみ合い。同社は23日、子会社のやくばとが2023年7月にサービス提供を開始した基幹病院・中核病院向けのウェブ予約申し込みシステム「やくばと病院予約」について、サービス開始1年で初診予約数1万件を突破したと発表した。

 「やくばと病院予約」は基幹病院・中核病院向けに初診予約申し込みを24時間365日ウェブ上で可能にするシステム。高度急性期病院の初診予約は、これまで電話・FAXでの受け付けが中心で、受け付け方法、時間が限定されていたことにより課題が生じていた。ウェブ申し込みと既存の受け付け方法の併用を実現することによって、その課題を解決するとしている。


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