前場コメント No.7 ミツコシイセタン、クルーズ、三井E&S、ミスミG、日産自、サンリン

2024/08/26(月) 11:30
★9:57  三越伊勢丹-急落 ドル円143円台まで円高進行 インバウンド消費に逆風との見方
 三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>が急落。為替市場において、ドル円が143円台まで円高に振れていることが材料。

 植田日銀総裁が衆議院財務金融委員会と参院財政金融委員会の閉会中審査に出席し、さらなる追加利上げの可能性に含みを持たせたことや、23日のジャクソンホール会議での講演において、パウエルFRB議長が9月のFOMCでの利下げ開始を示唆したことなどから、円高基調に転換するとみた円買いドル売りが続いている。

 円安が追い風となってきたインバウンド消費に逆風との見方から、同社や高島屋<8233.T>、J.フロント リテイリング<3086.T>なども安い。

★10:01  クルーズ-続伸 「PROJECT XENO」がPCでプレイ可能に
 クルーズ<2138.T>が続伸。同社は23日、100%子会社のCROOZ Blockchain Labが参画しているプロジェクト「PROJECT XENO」が、2024年8月23日のメンテナンス後より、ブラウザ型クラウドゲームプラットフォーム「TapFun」(早期アクセス版)に対応することにより、WindowsやMacOSなどのPC上でのプレイに対応可能になると発表した。
 
 これにより、さらなるユーザー数の拡大および既存ユーザーの利便性向上につながるものと期待しているとしている。

★10:06  三井E&S-続伸 米クレーン特需 日本に商機 対中安保懸念で3兆円投資=日経
 三井E&S<7003.T>が続伸。日本経済新聞電子版は26日5時、日本の港湾用クレーン産業に注目が集まっていると報じたことが材料。

 記事によれば、世界で中国製品のシェアが高まる中、安全保障上の懸念が出ており、米政権は中国製の追い出しを念頭に3兆円規模の港湾インフラ投資を決めた。日本企業への投資が増えるなど、勢力図が変わるとの見方もあるとしている。

 同社の松村竹実最高財務責任者(CFO)は8日、クレーンの部材を運搬する船の取得について「早い段階で実現するのではないか」と見通しを語っており、「既に複数の案件が走っている」と現状についてコメントしている。

 株価は米クレーン特需に期待した買いが優勢となっている。

★10:09  ミスミG-3日ぶり反落 7月度の売上高18%増 買い先行も売りに押される
 ミスミグループ本社<9962.T>が3日ぶり反落。同社は23日、7月度の連結売上高は前年同月比18.1%増だったと発表した。25.3期4-7月累計では前年同期比12.6%増となった。

 なお、株価は買いが先行したものの、円高進行を嫌気した売りに押される展開となっている。同社が期初に発表した想定為替レートは1米ドル145円。

★10:14  日産自動車-JPモルガンが投資判断引き下げ 当面は厳しい収益環境が続く見通し
 日産自動車<7201.T>が軟調。JPモルガン証券では、当面は厳しい収益環境が続くと予想。投資判断は「Neutral」→「Underweight」に引き上げ、目標株価は560円→330円に引き下げた。

 短期的には北米の競争環境激化の影響を最も強く受けざるを得ないポジションにあり、インセンティブ上昇、販売台数の低迷の悪循環が当面は続くと予想している。下期の会社計画も楽観的な側面が強く、当面は業績の下振れリスクが意識される展開になると予想。中期的にはホンダとの協業進化についての進ちょくを見極めたいとしている。

★10:19  サンリン-3日続落 16万株の立会外分売が終了 分売値段660円
 サンリン<7486.T>が3日続落。同社は26日10時、同日に実施した立会外分売が終了したと発表した。

 株数は16万株。分売値段は660円。23日の終値680円に対するディスカウント率は2.94%だった。株価は分売値段にサヤ寄せする動きとなっている。


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