前場コメント No.5 ハピネット、花王、日本製鉄、タカラトミー、ANA、AICROSS

2024/08/30(金) 11:30
★9:14  ハピネット-SBIが目標株価引き上げ 玩具事業を中心にSBI予想を引き上げ
 ハピネット<7552.T>が3日ぶり反落。SBI証券では、1Q好決算を受け玩具事業を中心にSBI予想を引き上げ。投資判断「買い」を継続、目標株価を4000円→4870円と引き上げた。

 SBIでは、「ポケモンカードゲーム」の今期収益見通しについては慎重な見方をとってきたが、当面は好調な販売モメンタムは継続すると考える。これに足元人気を博している「ONE PIECEカードゲーム」や「ドラゴンボールカードゲーム」の貢献も見込まれ、玩具事業の収益は拡大すると考えることから、玩具事業の今期SBI営業利益予想を84億円(前回71億円)へ引き上げる。また、映像音楽事業の営業利益予想を8億円(前回3億円)、アミューズメント事業の29億円(同27億円)へ引き上げた。
 以上から SBI予想は25.3期営業利益115億円(前回95億円)へ引き上げている。

★9:18  花王-底堅い 荷積みに無人フォークリフト 豊田自動織機と開発=日経
 花王<4452.T>が底堅い。30日付の日本経済新聞朝刊は、同社が倉庫でのトラックへの荷物の積み込みに無人フォークリフトを導入すると報じた。10月にも化粧品を製造する豊橋工場(愛知県豊橋市)の倉庫でまず2台を稼働する。同倉庫は入庫や仕分けなどはすでに自動化しており、無人フォークリフトの導入により、すべての作業を自動化できるとしている。
 
 記事によると、2021年から豊田自動織機<6201.T>と共同で実証実験を重ね、実用化をめざしてきたという。実用化するのは国内で初めてで、まず豊橋工場の荷積み作業の一部で採用し、早ければ25年に全体に広げるという。その後は他の物流拠点や工場への導入もめざすとしている。

★9:19  日本製鉄-反発 副会長が中国製鉄鋼に関税措置を政府に働きかけと伝わる
 日本製鉄<5401.T>が反発。ブルームバーグ通信は30日、同社の森高弘副会長兼副社長が、中国からの鉄鋼輸出がさらに増える懸念が高まっていることを受け、日本政府に対し反ダンピング(不当廉売)関税措置などの防衛策を講じるよう業界団体を通じて働きかけを行っていると明らかにしたと報じた。
 
 記事によると、森氏は27日の都内でのインタビューで、過剰な鉄鋼生産能力を有する中国の景気後退に伴い、既に世界の鉄鋼貿易の半分に当たる年間1億トン規模の同国からの輸出が一層増える可能性があると述べたという。中国からの鉄鋼輸出の脅威で日本は「危機的な状況」にあると働きかけを通じて政府に理解してもらった上で、必要な措置を講じてもらいたいと続けたとしている。

★9:19  タカラトミー-新高値 ディズニー公式トレカ発売を引き続き材料視 上場来高値更新
 タカラトミー<7867.T>が新高値。同社が29日に、ディズ二ー公式トレーディングカードゲーム(TCG)「ディズニー・ロルカナ・トレーディングカードゲーム」を2025年1月に国内で発売する予定と発表したことが引き続き材料視されている。

 対戦型カードゲームとなっており、プレイヤーは最低60枚のカードの束(デッキ)を用意する。最新情報は随時公開するとしている。

 前日の取引時間中に公表されていたが、本日は同発表を材料視した買いが強まり上場来高値を更新している。

★9:19  ANAHD-続伸 トランコムと陸空一体輸送 全国で最短当日配送=日経
 ANAホールディングス<9202.T>が続伸。30日付の日本経済新聞朝刊は、同社がトランコム<9058.T>とトラック輸送と空輸を一体化した輸送サービスを同日から始めると報じた。全国で最短で当日に荷物が届けられるようにする。残業規制の強化でトラック運転手が不足する「物流2024年問題」にも対応するという。
 
 記事によると、空輸は貨物スペースに比較的空きがある昼間の旅客便を活用する。トランコムが集荷地点から空港までのトラック便とANA便を手配し、空港から最終的な納品地点までのトラック便も用意するという。
 
 同社は4月に昼間の貨物スペースを活用した輸送サービスを始めており、今回の連携で顧客を広げられるとみているとしている。
 

★9:20  AI CROSS-続伸 独自の統合型ソリューションサービス「リピカム」提供開始
 AI CROSS<4476.T>が続伸。同社は29日、メッセージングサービスの新たな可能性を創るソリューション「リピカム」の提供を開始したと発表した。
 
 「リピカム」は、企業に蓄積され眠っている過去リードを、同社のアセット・ノウハウを活用して掘り起こし、企業の売上向上を実現するソリューション。電話がつながらない、メールの返事がない、掘り起こしは手間が掛かり仕組み化が難しいといった、従来の手法では解決が難しかった課題を解決するという。また、企業の顧客にとっても自身にマッチした情報が届き、都合の良いタイミングで反応ができる便利さを提供するとしている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 36,581.76 -251.51
TOPIX 2,571.14 -21.36
グロース250 644.48 -8.79
NYダウ 41,393.78 +297.01
ナスダック総合 17,683.98 +114.30
ドル/円 140.71 -1.11
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ