前場コメント No.6 7&I、フルッタフルッタ、ドリコム、小林製薬、NTT、東邦レマック

2024/08/30(金) 11:30
★9:21  セブン&アイ-反落 買収資金 クシュタールはカナダ年金基金に接触と伝わる
 セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が反落。ブルームバーグ通信は30日、同社に買収案を提示したカナダのアリマンタシォン・クシュタールは、買収資金を巡りカナダ年金基金からの支援を求めていると報じた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたという。
 
 記事によると、クシュタールは複数の年金基金に接触して共同投資への関心を探り、数十億ドル規模の資金調達を模索していると関係者が語ったという。協議は進行中で、最終合意には至っていないとしている。

★9:30  フルッタフルッタ-大幅反発 第11回新株予約権が大量行使 29日に350万株分
 フルッタフルッタ<2586.T>が大幅反発。同社は29日、EVO FUNDを割当先とする第11回新株予約権(行使価額修正条項付)の大量行使を発表した。

 前回(14日)の開示後、15日に500個(新株5万株)、29日に3万5000個(同350万株)が行使された。現時点における未行使新株予約権数は4万5100個(潜在株式数451万株)となる。
 
 大量行使によって未行使残が減少し、需給懸念が緩和したことで株価は買いが優勢となっている。なお、同社は29日から増し担保金徴収措置が強化されている。

★9:31  ドリコム-反発 ゲームプロジェクトで日本政策投資銀行から資金調達
 ドリコム<3793.T>が反発。同社は30日8時45分、2025年3月期にリリース予定で開発を進める「Wizardry Variants Daphne」の投資資金に充当するため、日本政策投資銀行(以下、DBJ)との間で収益分配請求権設定契約を締結し、DBJから資金調達を行うと発表した。
 
 調達金額は5億円を上限とし、同社はDBJに当該ゲームプロジェクトから生じるキャッシュ・フローのうち一部を、収益分配金として支払うという。
 
 同社では、事業会社を中心にゲームプロジェクト単位での投資受入れなどを伴う協働を実施することで、強力なパートナーとの協業による成功確度向上と挑戦を継続していくためのリスク軽減をめざす取り組みを進めているとしている。

★9:37  小林製薬-急騰 MBOで非上場化との文春オンライン報道を材料視か
 小林製薬<4967.T>が急騰。文春オンラインは30日、同社について市場でMBOによる非上場化の噂があると報じた。

 記事では、香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が7月22日時点で、同社株5.20%取得したことが明らかになっており、今後、オアシスによる創業家へのガバナンス圧力が高まることが予想されると指摘。創業家がオアシスと異なる外部のファンドと組んでMBOを仕掛けてくる可能性があるとしている。

 株価は報道を受けて、思惑的な買いが入っている。なお、同記事は週刊文春2024年8月15日号・22日号(8月8日発売)に掲載されたもので、文春オンラインで改めてきょう掲載されている。

★9:45  NTT-底堅い 中華電信と世界初のIOWN国際間オールフォトニクスネットワークを開通
 NTT<9432.T>が底堅い。同社は29日、中華電信(台湾)と2023年10月25日に締結した基本合意書に基づき、双方のオールフォトニクス・ネットワーク(以下APN)を用いて、同日、中華電信のデータセンタ(台湾桃園市内)からNTT武蔵野研究開発センタまでを開通し、約3000キロメートルの長距離を片道約17ミリ秒の低遅延かつゆらぎのない安定した通信を実現したと発表した。
 
 APNの国際間開通は世界で初めてだという。今後は、この国際間APNを用いて、グローバルレベルでのIOWNビジネス展開を両社で推進するとしている。

★9:50  東邦レマック-急落 晴海フラッグ90平米を売却 固定資産売却益1600万円計上へ
 東邦レマック<7422.T>が急落。同社は29日、24.12期3Q(10-12月)において、固定資産売却益1600万円を特別利益として計上すると発表した。

 「HARUMI FLAG SEA VILLAGE(床面積90平米)」を売却目的で取得し、個人に売却した。決済・物件引き渡し日は8月29日としている。

 なお、株価は売りが優勢となっている。


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