前場コメント No.8 持田薬、ETSHD、KOKUSAI、JMDC、ミズホリース、マクセル

2024/08/30(金) 11:30
★10:36  持田製薬-反発 ASEAN地域および台湾における「エパデール」の販売に関する契約締結
 持田製薬<4534.T>が反発。同社は30日10時、明治ホールディングス<2269.T>傘下のMeiji Seika ファルマと、同社が日本で販売している高純度EPA製剤「エパデール S」について、既に提携しているタイとベトナムを除くASEAN地域および台湾における販売に関する契約を締したと発表した。
 
 本契約に基づき同社は、Meijiが同エリアにおいて本剤を開発し、販売するための独占的権利を許諾するという。Meijiは、海外子会社および各国の提携パートナーを通じて同剤の販売承認取得と販売を推進するとしている。

★10:46  ETSHD-大幅反発 東電が送電網に4700億円投資と伝わる 電設株に買い
 ETSホールディングス<1789.T>が大幅反発。東京電力ホールディングス<9501.T>傘下の東京電力パワーグリッド(以下、東電PG)が、2027年度までに送電網の増強に4700億円を投じると報じられたことが材料視されている。

 30日付の日本経済新聞朝刊によれば、東電PGは投資額を直近5年間と比べ3倍に増やすようだ。金子禎則社長は「印西と同規模の集積地が5~6カ所あり、消費需要は33年度までに700万キロワット増える」とみており、エリア内での変電所の増強を進めるとしている。

 報道を受け、送電線工事を手がける同社に買いが入っている。住友電設<1949.T>、関電工<1942.T>、住友電設<1949.T>なども高い。

★10:46  コクサイエレ-大幅高 MSCIきょう銘柄入れ替え 引けでリバランス実施へ
 KOKUSAI ELECTRIC<6525.T>が急騰。きょう30日にモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の標準指数(スタンダード・インデックス)において、指数構成銘柄の入れ替えが行われることが材料。

 入れ替えに伴い、きょうの引けでリバランスが実施される見通しとなっており、新規採用となる同社株には組み入れによる買い需要が発生すると予想されることから、買いが入っている。

 除外される近鉄グループホールディングス<9041.T>、小糸製作所<7276.T>、NIPPON EXPRESSホールディングス<9147.T>、日産化学<4021.T>、野村不動産マスターファンド投資法人<3462.T>、ヤマトホールディングス<9064.T>は、同時間帯ですべて下落している。

★10:47  JMDC-東海東京が新規「Outperform」 データ利活用の活発化に注目
 JMDC<4483.T>が3日ぶり反発。東海東京インテリジェンス・ラボでは、データ利活用の活発化に注目。レーティングを新規「Outperform」、目標株価を6000円でカバレッジを開始した。

 同社は、医療データ関連売り上げで国内最大手(シェア6割弱と東海東京推定)であり、疫学データの収集・利活用のパイオニアとして健保組合・共済の加入者約1900万人の膨大なリアルワールドデータ(RWD)を有し、強固な参入障壁を築いている。
 東海東京では、1.製薬企業のRWD利活用の活発化、2.生損保領域での売り上げ回復、3.健康増進支援アプリ「PepUp」の収益拡大、を主に想定し、新規「Outperform」とした。

★10:53  みずほリース-底堅い インドの連結子会社Rent Alphaの株式を追加取得
 みずほリース<8425.T>が底堅い。同社は30日、2024年8月29日に、連結子会社のRent Alpha(インド)の株式32.9%相当を追加取得したと発表した。
 
 Rent Alphaはインドの大手企業および中堅中小企業向けに、IT機器・オフィス家具・工場設備機器・医療機器などの分野において多角的なリースソリューションを提供しているという。経験豊富なリース専門家のチームを擁しており、エクイップメント(設備機器)リースではインド国内トップレベルのシェアを有しているとしている。
 
 同取得により、今後さらなる成長が見込まれるインド市場におけるビジネス拡大を追求するとしている。

★11:03  マクセル-MSMUFGが目標株価引き上げ 本業の業績改善が利益成長けん引
 マクセル<6810.T>が7日続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、本業の業績改善が利益成長をけん引すると予想。投資判断は「Overweight」を継続し、目標株価を1900円→2100円に引き上げた。

 MSMUFGでは、車載光学部品の成長や収益性強化の取り組みなど、本業の収益改善が業績をけん引するとみるが、株価には充分に織り込まれていないと考えている。25.3期1Qは通期計画対比高い利益進ちょくで好調な滑り出しと評価。未達で終わった前中計からの挽回を図り、業績に対する株式市場信頼度が高まれば、株価の再評価につながるとしている。


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