前場コメント No.10 三菱ケミG、東エレク、湖北工業、良品計画、コックス、コメ兵HD

2024/09/06(金) 11:30
★10:40  三菱ケミカルG-野村が目標株価引き上げ 構造改革の加速を注視
 三菱ケミカルグループ<4188.T>が続伸。野村証券では、好調な業績に加え、構造改革の加速を注視したいとし、レーティング「Buy」を継続、目標株価を940円→1000円と引き上げた。

 野村では、Q1決算時に発表になった炭素の構造改革も評価できると指摘。販売戦略など、まだやや不透明なものがあり、会社が目論んでいる炭素での26.3期のコア営業利益の黒字化までは野村では見込んでいないが、25.3期では同事業の損益は大幅に改善するとみている。
 同社は経営陣の間で低採算事業の見直しやポートフォリオ改革など既に様々な議論を進めており、秋を待たずに決定したものから実行したいとしている。電池材料などスペシャリティマテリアルの一部などで低採算事業があり、コスト削減などが必要だと野村では考えており、その実行力を注視したいとしている。

★10:44  東京エレクトロン-新安値 米雇用統計を前にリスク回避の売り 中国依存度上昇も嫌気か
 東京エレクトロン<8035.T>が新安値。今晩に予定されている米8月雇用統計の発表を前に、リスク回避の売りが出ている。

 前日の米国市場ではハイテク株がまちまちの値動き。下落が続いていたエヌビディアは小幅に上昇したものの、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は前日比0.6%安だった。また、日本半導体製造装置協会(SEAJ)が5日発表した世界半導体製造装置統計では、2024年第2四半期(暦年)の世界半導体製造装置販売額が前年比4%増の268億ドルとなった。欧米、韓国、台湾が減少した一方、中国向けが大幅に増加している。

 重要指標の発表を前に米ハイテク株がさえない動きだったことや、中国依存が強まっていることなどを受け、半導体株の売りが優勢となっている。アドバンテスト<6857.T>、KOKUSAI ELECTRIC<6525.T>、レーザーテック<6920.T>、ディスコ<6146.T>なども安い。

★10:45  湖北工業-野村が目標株価引き上げ 25.12期に成長再加速
 湖北工業<6524.T>が反落。野村証券では、7~9月期は一服、25.12期に成長再加速と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3000円→3800円と引き上げた。

 野村では、決算後取材を受け、業績予想を見直した。為替前提は円高(ネガティブ)に修正したものの、24.12~25.12期にかけ光デバイスへの強い受注が確認できたことから、短期業績を中心に野村予想を上方修正。受注状況から、7~9月期(Q3)業績は前四半期比の成長は一服すると見込まれるが、Q4になって、25.12期も力強い増益が続くとの野村の見方が確認されることで、株価はさらなる上昇が臨めようと指摘している。

★10:53  良品計画-SMBC日興が目標株価引き上げ 国内中心とした中期的改善余地大きい
 良品計画<7453.T>が3日ぶり大幅反発。SMBC日興証券では、引き続き国内を中心とした中期的改善余地の大きさを評価。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を3100円→3600円に引き上げた。

 SMBC日興では、同社の国内月次は生活雑貨が極めて好調で、婦人服の不調を相殺して余りあると評価。また粗利率は衣服雑貨よりも生活雑貨の柱であるH&Bの方が高く、海外月次は中国のみならず弱いが、国内で十分相殺できるとみている。
 今後のカタリストはさらなる国内の回復で、18.2期の最高益から一変して業績が悪化し回復に至ったものの、同社のさらなる回復への株式市場のコンビクションはまだ低いと指摘。しかしSMBC日興は同社の国内の平米あたり売り上げの低下と国内事業の営業利益率水準を踏まえると、依然改善余地は大きいと考えている。

★10:56  コックス-急騰 8月度の既存店売上高12%増 全店は13%増
 コックス<9876.T>が急騰。同社は5日、8月度の既存店売上高は前年同月比12.4%増だったと発表した。全店は同12.8%増だった。

 同月は、連日の猛暑により夏物商品の好調が継続。また、今年のお盆期間は、前年に比べて曜日廻りが良く、既存店の売上は2桁増となったという。月度後半に向けては、メンズ・レディスともに秋カラーの夏物商品が順調に売上をけん引したとしている。

★11:03  コメ兵HD-下げ幅縮小 8月度 コメ兵の売上高35%増
 コメ兵ホールディングス<2780.T>が下げ幅縮小。同社は6日11時、8月度のコメ兵における売上高は速報値で74.5億円(前年同月比34.8%増)だったと発表した。

 法人オークションの取引相場は、月初の急激な為替変動等の影響をうけ、高額品を中心に一部アイテムで下落した。その後月末にかけては横ばいまたは緩やかな下落で推移したとしている。


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