後場コメント No.3 みずほ、安永、エスプール、ヤクルト、パナソニック、東急不HD、丸紅

2024/09/06(金) 15:04
★13:39  みずほFG-3日続落 金属3Dプリンター開発の3DEOに出資
 みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が3日続落。同社傘下のみずほ銀行は6日、金属3Dプリンターの開発、機能性金属部品の設計・開発、金属部品の製造受託を行う3DEOに出資したと発表した。
 
 同出資に伴い、同社は3DEOに出資するセイコーエプソン<6724.T>、日本政策投資銀行、岡崎信用金庫と連携して3DEOの成長支援を行うとともに、3DEOの技術・知見を日本国内で広く普及する取り組みを進め、国内金属AM市場の開拓・成長を後押しし、ひいては日本の製造業におけるモノづくり革新に貢献するとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★13:40  安永-大幅高 トヨタなどにEV電池3479億円補助 経産相が表明と伝わる
 安永<7271.T>が大幅高。経済産業省が電気自動車(EV)向け蓄電池の製造に補助すると報じられたことが材料視されているもよう。

 6日12時34分の日本経済新聞電子版報道によれば、斎藤経産相が閣議後の記者会見で蓄電池への支援を表明したという。トヨタ自動車<7203.T>や日産自動車<7201.T>などによる電気自動車(EV)向け蓄電池の製造に最大3479億円を補助するとしている。

 同社は自動車メーカー向けの二次電池や燃料電池を開発している。6日付の日本経済新聞朝刊で経済産業省が最大3500億円の補助を出すと報じられていたが、経産相の表明を受けて改めて材料視した買いが入っているようだ。車載電池用の電解銅箔を手がける日本電解<5759.T>も後場に入って動意付く場面があった。

★13:54  エスプール-反落 宮崎県都農町とゼロカーボンタウン実現に向け包括連携
 エスプール<2471.T>が反落。同社は6日13時30分、宮崎県都農町と包括的連携協定を締結し、同町の地域資源を活用したゼロカーボンタウンへの取り組みを開始すると発表した。
 
 同提携は、都農町のゼロカーボンタウン実現に向けた計画策定および実行支援を中長期的に行っていくという。具体的にはCO2排出量算定システムの活用や、町民および事業者への環境活動に対する普及活動などを実施するとしている。
 
 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★13:57  ヤクルト-底堅い 豆乳ヨーグルトの新ブランド開始へ
 ヤクルト本社<2267.T>が底堅い。同社は6日、生産子会社としてヤクルトプランツファクトリーを10月に設立し、新ブランド「豆乳の力」の生産を開始すると発表した。

 「豆乳の力」は、豆乳を乳酸菌とビフィズス菌で発酵させて作ったはっ酵豆乳食品。サッポロホールディングス<2501.T>傘下のポッカサッポロフード&ビバレッジから取得した植物性ヨーグルト事業と生産設備を活用する。新ブランドにより、近年世界全体で拡大傾向にある植物素材利用食品市場へ本格参入するとしている。

★14:09  パナソニックHD-底堅い SUBARUおよびマツダとの協業の進ちょくを発表
 パナソニックホールディングス<6752.T>が底堅い。同社は6日14時、連結子会社であるパナソニックエナジーが、SUBARU<7270.T>およびマツダ<7261.T>と、それぞれの協業に関する進ちょくを発表したと発表した。
 
 SUBARUとは、パナソニックエナジーの次世代の車載用円筒形リチウムイオン電池を供給する計画、ならびに、群馬県大泉町に両社でリチウムイオン電池工場を新設する計画に向けて本格的な準備を開始する。
 
 マツダとは、マツダが2027年以降導入を予定するバッテリーEVへの搭載を見据えた次世代の車載用円筒形リチウムイオン電池の供給に向けて本格的な準備を開始するという。
 
 パナソニックエナジーによる車載用リチウムイオン電池の国内工場新設および増強に関する計画は、各協業の中で、今後、具体的な検討を進めていくとしている。

★14:20  東急不動産HD-底堅い 東急リバブル、国内全拠点の使用電力を100%再エネへ
 東急不動産ホールディングス<3289.T>が底堅い。同社傘下の東急リバブルは6日、国内全拠点で使用する全ての電力について、再生可能エネルギー電気への切り替えに着手したと発表した。

 自社で使用する全ての電力を再生可能エネルギーに切り替える取り組みは、国内の主な大手不動産仲介会社としては初めての取り組みとなる。同社グループとしては、東急不動産に続く、第2弾の全拠点100%再エネ化になるとしている。

★14:25  丸紅-3日続落 タイで廃タイヤ熱分解リサイクル事業へ出資参画
 丸紅<8002.T>が3日続落。同社は6日、タイで廃タイヤの熱分解リサイクル事業を展開するGreen Rubber Energy(以下、GRE)に出資参画したと発表した。
 
 GREは、廃タイヤの熱分解により、再生カーボンブラック(recovered Carbon Black。以下、rCB)や再生油などを取り出す技術開発に10年以上取り組んできたという。同社は同事業への出資参画により、タイにおける廃タイヤの回収から、rCB・再生油などのリサイクル原料の生産・販売までに至る、タイヤのリサイクルサプライチェーンの構築をめざすとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。


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