前場コメント No.8 Pアンチエイジ、アートネイチャー、LINEヤフー、ウエスコHD、丸善CHI、POPER

2024/09/13(金) 11:30
★10:21  プレミアアンチエイジング-急落 今期営業益7.9%増見込むも中計取り下げを嫌気
 プレミアアンチエイジング<4934.T>が急落。同社は12日、25.7期通期の連結営業利益予想を1.5億円(前期比7.9%増)にすると発表した。

 厳しい事業環境下において、成長に必要な投資は継続しつつも、着実に利益を創出できる筋肉質な企業体質の確立をめざすとしている。

 24.7期通期の連結営業損益は1.4億円の黒字(前の期は6.1億円の赤字)だった。会社計画の10.0億円の赤字から上振れて着地した。販売費の効率運用や事業規模に合わせた変動費・固定費の適正化に加え、リカバリー事業の利益伸長が寄与した。

 併せて、中期経営計画初年度の実績を踏まえ、27.7期の定量目標を取り下げると発表した。新しい中期的な財務KPIは、経営環境を総合的に分析・検討した後、準備ができ次第公表予定だとしている。

 なお株価は、中計の取り下げが嫌気され、売りが優勢となっている。

★10:30  アートネイチャー-急騰 8月度の総売上高4%増
 アートネイチャー<7823.T>が急騰。同社は12日、8月度の総売上高は速報値で前年同月比4.0%増だったと発表した。2カ月ぶりに前年同月を上回った。

★10:36  LINEヤフー-野村が新規に「Buy」でカバレッジ PayPayを含む中期業績拡大を考慮
 LINEヤフー<4689.T>が小幅安。野村証券では、PayPayを含む中期業績拡大を考慮。投資評価は新規に「Buy」とし、目標株価は521円でカバレッジを開始した。

 野村では、25.3期調整後EBITDAは前期計上の受取損害賠償金94億円を除くと前期比15%増の4679億円と会社計画の4300億円~4400億円を上回るとみている。中期ではメディア事業のアカウント広告収入増と戦略事業のPayPayの事業規模拡大が全社利益を牽引し、30.3期の修正EPS(PPA償却、株式報酬費用、一時損益を除き通常税率を適用)は43.38円と25.3期比で年率16%増を予想。中期高成長が株価に反映される余地は大きいと判断している。なお、会社資本政策を考慮し、野村では26.3期以降も年間1500億円の自己株式取得を前提としている。

★10:37  ウエスコHD-大幅反落 今期最終益12%減見込む 前期は14%増
 ウエスコホールディングス<6091.T>が大幅反落。同社は12日、25.7期通期の連結純利益予想を6.8億円(前期比12.1%減)にすると発表した。

 老朽化した社屋の大規模修繕や営業外収益の減益により、経常利益以下は減益となる見通しだとしている。
 
 24.7期通期の連結純利益は7.7億円(前年同期比14.2%増)だった。併せて24.7期の期末配当を従来予想の20円に対して22円(前の期末は16円)に決定した。

★10:38  丸善CHI-大幅反落 上期営業益3%減 5-7月は赤字
 丸善CHIホールディングス<3159.T>が大幅反落。同社は12日、25.1期上期(2-7月)の連結営業利益は20.5億円(前年同期比2.9%減)だったと発表した。2Q(5-7月)は0.4億円の赤字となった。

 店舗・ネット販売事業、および図書館サポート販売事業が堅調に推移した。一方、文教市場販売の減益や、出版事業の損益悪化により減益となった。

★10:41  POPER-急落 3Q累計営業益53%増も進ちょくの遅れを嫌気
 POPER<5134.T>が急落。同社は12日、24.10期3Q累計(11-7月)の営業利益は2900万円(前年同期比52.6%増)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は46.8%。
  
 4月からの新規顧客の課金開始、既存顧客の売上拡大、および「BIT CAMPUS」事業の統合などにより堅調に推移したとしている。4Qに複数の大手塾向けカスタマイズ開発の売上計上を見込んでいるため、通期の業績予想を達成する見込みだとしている。
 
 なお株価は、進ちょくの遅れが嫌気され、売りが優勢となっている。


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