前場コメント No.6 JPHD、アクシージア、トリプルアイス、ポーラオルHD、カカクコム、積水ハウス

2024/09/17(火) 11:30
★9:31  JPHD-SBIが目標株価引き上げ 異次元の少子化対策がいよいよ収益に貢献開始
 JPホールディングス<2749.T>が3日続伸。SBI証券では、異次元の少子化対策がいよいよ収益に貢献開始と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を730円→900円と引き上げた。

 今回の保育園における「対人数変更」は4・5歳児を対象としているが、SBIの想定以上に大きく収益に貢献している印象で、2Q以降も同社の収益のアップサイド要因とみている。また、来期からは1歳児も「対人数の変更」が適用見込みであり、収益インパクトは4・5歳児以上に大きいものになると予想している。これに加えて来期からは「こども誰でも通園制度」も開始予定。また、東京都認証学童保育の新規受託や習い事の保護者徴収も本格的に開始されるなど、同社を取り巻く環境はいっそう追い風となろうと指摘している。

★9:32  アクシージア-大幅安 今期最終益20%減見込む 前期は40%減
 アクシージア<4936.T>が大幅安。同社は13日、25.7期通期の連結純利益予想を6.4億円(前期比19.8%減)に、年間配当予想を10円(前期は20円)にすると発表した。

 中国市場におけるシェアの奪回、日本や第3市場における事業立ち上げおよび基盤確立のための諸施策を推進することから、減益を見込む。

 24.7期通期の連結純利益は7.9億円(前の期比40.3%減)だった。ライブ販売などECでの販売比率が高まったことにより、各種施策で起用したインフルエンサーに支払う広告宣伝費および支払手数料が増加したことなどが響いた。

★9:41  トリプルアイズ-急騰 GCジョイコと資本業務提携 第三者割当増資で7.1億円調達
 トリプルアイズ<5026.T>が急騰。同社は17日9時30分、ゲームカード・ジョイコホールディングス<6249.T>(以下、GCジョイコ)との資本業務提携、およびGCジョイコを割当先とする第三者割当増資を行うと発表した。

 新株発行の払込期日は10月9日。発行株数は40万株。発行価額は1株につき1792円。差引手取概算額として7億1380万円を調達し、M&A待機資金や借入金の返済に充当する。2024年8月末時点の議決権総数に対する希薄化率は12.0%となる。

 今回の提携により、同社のシステム開発の知見を生かし、GCジョイコの既存システムのアーキテクチャやプログラムの刷新によるシステム性能強化や機能追加、AIを用いた遊技業界のデジタル化などに取り組むとしている。

★9:43  ポーラオルビス-MSMUFGが投資判断を引き上げ 下方修正で当面の悪材料出尽くし
 ポーラ・オルビスホールディングス<4927.T>が大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、下方修正で当面の悪材料出尽くしと指摘。投資判断は「Underweight」→「Equal-weight」に引き上げ、目標株価を1300円から1500円に引き上げた。

 モルガン・スタンレーでは、下方修正後の24/12期の会社計画はほぼ妥当な印象と指摘。会社計画営業利益は145億円に対して、140億円と予想している。「ポーラ」の伸び悩みは続くが、通販「オルビス」が好調で利益を支え25/12期以降も緩やかな増益は可能とみている。会社側の現水準での安定配当に対する意思は強く、当面は減配リスクも話題になりにくいとコメントしている。

★9:46  カカクコム-SMBC日興が投資評価引き上げ 新経営体制でのさらなる変化に期待
 カカクコム<2371.T>が反発。SMBC日興証券では、新経営体制でのさらなる変化に期待。投資評価を「3(アンダーパフォーム)」→「2(中立)」、目標株価を2000円→2600円と引き上げた。

 SMBC日興では、価格.com事業の底打ちもあり 1Qは好調でその基調が続くとみるが、短期的には(1)他の求人サイトが広告を強化しており求人ボックスが一時的にマイナス影響を受ける可能性、また(2)同社自身も下期に求人ボックスの広告を強化する可能性(コスト投下と効果に時差がでる可能性)があるとみている。しかし、価格.com、食べログとも月間利用者数の伸びはすでに限定的ななか、短期利益の押し下げになったとしても中期成長の要の求人ボックスの投資を優先する姿勢を評価するとしている。

★9:49  積水ハウス-SMBC日興が目標株価を引き上げ 米国、国内とも良好に推移
 積水ハウス<1928.T>が反発。SMBC日興証券では、米国、国内とも良好に推移と指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は3900円→4500円に引き上げた。

 SMBC日興では、25/1期2Q決算を踏まえ、業績予想を引き上げた。米国戸建住宅は、高水準の金利が続いているものの、良好な景気、住宅ストック不足、底堅い人口動態も背景に、総じて好調に推移。国内戸建住宅については、コロナ後の反動減など市場環境は厳しさが続くものの、高付加価値戦略が奏功し事業は回復基調で推移。今後は米国の高成長、国内の安定成長の両輪で高水準の増益が続くと予想している。


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