後場コメント No.3 日製鋼、新明和、JR東日本、データSEC、スクエニHD、FPパートナー

2024/09/24(火) 15:01
★13:53  日本製鋼所-大幅高 スリーマイル島原発の再稼働を材料視か 防衛関連としても注目
 日本製鋼所<5631.T>が大幅高。アメリカ東部にあるスリーマイル島原子力発電所について、電力会社のコンステレーションエナジーが20日、原発を再稼働させ、IT大手のマイクロソフトに電力を供給すると明らかにしたことが材料。

 同社は原子力向け鋳鍛鋼で世界大手であり、日本国内でも原発再稼働が進むとの思惑から、原発関連として買いが入っている。また、防衛関連機器事業も手掛けており、ロシア機の領空侵犯を受けて、防衛関連としても買いを集めているようだ。

★13:55  新明和工業-5日続伸 電動やエンジンで飛ぶ無人航空機の事業化に挑戦と伝わる
 新明和工業<7224.T>が5日続伸。23日付の日刊工業新聞は、同社が電動やエンジンで飛ぶ無人航空機の事業化に挑むと報じた。堅調な地合いのなか、報道も材料視され株価は買われる展開となっている。

★14:08  JR東日本-急落 国交省が同社に立ち入り検査 輪軸不正で=共同
 JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020.T>が急落。共同通信は24日、国土交通省が同日、列車の輪軸組み立て作業で過去に記録を書き換える不正があった同社に、鉄道事業法に基づく立ち入り検査を実施したと報じた。

 同社は20日、2008年から17年にかけ、在来線列車の輪軸約4800本を社内規定外の圧力をかけて組み立てていたと発表。うち1100本以上は規定におさまったように記録を書き換えていたと明らかにしていた。

★14:11  データセクション-急騰 さくらインターネットの上方修正発表で連れ高 データセンター関連に買い
 データセクション<3905.T>が急騰。さくらインターネット<3778.T>が20日に、25.3期通期の連結業績予想を引き上げたことが材料視されている。

 さくらインターネットは通期の連結営業利益予想を従来の20.0億円から26.0億円(前期比2.9倍)に上方修正。GPUクラウドサービスへの旺盛な需要を背景とした受注獲得に向けた施策が好調に進ちょくし、GPUクラウドサービス売上が当初予想を4億円上回る見込みであることなどにより、売上高が予想を上回る見通しだとしている。
 
 同発表を受け、同社や、さくらケーシーエス<4761.T>などのデータセンター関連、フジクラ<5803.T>や湖北工業<6524.T>などの光ファイバー関連に業績期待の買いが入っている。

★14:12  スクエニHD-みずほが目標株価を引き上げ そろそろ来期への材料も欲しいところ
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が反発。みずほ証券は、見直し継続とみるが、そろそろ来期への材料も欲しいところとコメント。投資判断は「買い」を継続し、目標株価は6000円→6500円に引き上げた。

 みずほでは、24/3期本決算での失望による急落から株価は戻りトレンドと指摘。中期的なコンビクションも高くなく、システム投資費用のような不透明要素も残るため、安心感や確信を持っての「順張り投資」というのはまだ難しいと言わざるを得ないと指摘している。しかし、断行中の構造改革/新経営戦略についてはリーズナブルな施策を多く含むとの評価は不変であり、「思っていたよりも悪くない」業績およびニュースフロー(ラインナップなど)も続いていくとも想定され、「(逆張り)株として意外に面白い/投資妙味がある」との注目も継続している。

★14:12  FPパートナー-東海東京が目標株価引き下げ 乗合代理店の保険募集を巡る動向を考慮
 FPパートナー<7388.T>がもみ合い。東海東京インテリジェンス・ラボでは、乗合代理店の保険募集を巡る動向を考慮。レーティングは「Outperform」を継続し、目標株価を10000円→6400円に引き下げた。

 東海東京では24.11期通期の予想を据え置いた。営業体制の強化、FP相談の質的向上、報酬率引き上げによるモチベーションの上昇等の効果を見込み、増収増益を予想している。一方、乗合代理店の保険募集を巡る動向を踏まえて目標株価は引き下げた。ファイナンシャル・プランニングの成長性や事業モデルの独自性を勘案して、レーティングは「Outperform」を継続するとしている。


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