後場コメント No.4 エコモット、大林組、エムビーエス、グロースエクス、アークス、ベースフード

2024/10/16(水) 15:01
★13:14  エコモット-急落 今期営業益4.5倍見込むも前期の計画下振れを嫌気
 エコモット<3987.T>が急落。同社は15日、25.8期通期の連結営業利益予想を3300万円(前期比4.5倍)にすると発表した。

 共創事業、開発単価の見直しを積極的に行い、収益性をさらに改善することで、黒字拡大を見込む。

 24.8期通期の連結営業損益は700円の黒字(前の期は9300万円の赤字)だった。会社計画の6900万円の黒字から下振れて着地した。EV充電スタンドの端末販売が想定より伸長しなかったことおよびモビリティサービスが競合他社との競争激化により想定より伸長しなかったことが要因で売上高が計画未達となったことなどが響いた。

 なお株価は、前期が会社計画から下振れて着地したことが嫌気され、売りが優勢となっている。

★13:15  大林組-みずほが投資判断を引き上げ 明確さと積極性に秀でる資本政策は依然評価
 大林組<1802.T>が大幅続伸。みずほ証券は、明確さと積極性に秀でる資本政策は依然評価。投資判断は「中立」→「買い」に引き上げ、目標株価は1120円→2400円に引き上げた。

 22/3期は営業利益が大きく落ち込んだほか、24/3期は八重洲の大型建築案件で鉄骨落下事故が発生するなど、ここ数年は事業面での苦戦が目立ったと指摘。しかし、2024年3月に公表したDOE5%程度、自己資本の目安1兆円など、明確さおよび積極性に秀でる資本政策は依然として評価に値すると考えている。業績面では建築事業での低採算の大型案件によるマイナス影響は次第に低減し、改善が見込まれると考えている。

★13:23  エムビーエス-急落 1Q営業益57%減 売上高減が響く
 エムビーエス<1401.T>が急落。同社は15日、25.5期1Q(6-8月)の営業利益は5000万円(前年同期比56.7%減)だったと発表した。着工遅れや天候不順の影響による工事の進ちょくが遅れたことにより、売上高が減少したことなどが響いた。

★13:23  グロースエクスパートナーズ-大幅高 今期営業益12%増見込む 前期は56%増
 グロースエクスパートナーズ<244A.T>が大幅高。同社は15日、25.8期通期の連結営業利益予想を6.8億円(前期比12.1%増)にすると発表した。

 DX推進支援事業は、各業界の大手企業に向けたデジタルプラットフォーム構築の取り組みやコンサルティングサービスの拡大を見込む。デジタルサービス共創事業ではグローバル医療データプラットフォーム構築案件の拡大を見込む。

 24.8期通期の連結営業利益は6.0億円(前の期比56.1%増)だった。DX推進支援事業の分野における流通・医療・スマートモビリティ・百貨店など、各業界の大手企業に向けたデジタルプラットフォーム構築の取り組みが拡大したことなどが寄与した。

 株価について寄り付きは安かったが、その後に買い戻され大幅高となっている。

★13:35  アークス-急落 上期営業益9.7%減 売上総利益率の低下が響く
 アークス<9948.T>が急落。同社は15日、25.2期上期(3-8月)の連結営業利益は71.6億円(前年同期比9.7%減)だったと発表した。

 売上高は上期としては過去最高水準を計上したものの、総利益率の前年割れにより、販管費の対前年増加額をカバーするに至らず、増収減益となったとしている。

★13:46  ベースフード-一時ストップ高 農水省「中小企業イノベーション創出推進事業」採択
 ベースフード<2936.T>が一時ストップ高。同社は15日、第2回「農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR)」において、公募テーマL(穀物の新規需要を創出する製造技術の実証)に補助事業として採択されたと発表した。

 補助上限額は18.7億円となっており、同社交付申請後に決定されるとしている。なお、同社は同日、決算も発表している。


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