後場コメント No.2 三菱電、良品計画、アツギ、ファーストリテイ、イオン、両毛シス

2024/10/22(火) 15:28
★12:45  三菱電機-反落 産業用ロボ開発をサブスク提供する米スタートアップに出資
 三菱電機<6503.T>が反落。同社は22日、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を通じ、米国発のスタートアップ企業フォーミックテクノロジーズに出資したと発表した。

 フォーミックテクノロジーズは産業用ロボットの設計、開発、保守をサブスクリプション型の販売モデルで提供している。今回の出資を通じて、同社の自動化ソリューションを顧客が導入しやすい形へと進化させた新たなビジネスモデルの構築に取り組むとしている。

 なお、株価は軟調な地合いに連れ安している。

★12:51  良品計画-みずほが目標株価を引き上げ 国内を中心に業績は順調
 良品計画<7453.T>が大幅続落。みずほ証券は、国内を中心に業績は順調と指摘。投資判断は「買い」を継続し、目標株価は3800円→4000円に引き上げた。

 2024年10月11日発表の2024/8期業績を受けて、みずほの業績予想に大きな変更はない。足元の販売動向なども踏まえ、売上高予想を上方修正しているが、サプライチェーンの自前化やシステム投資関連の経費増などを考慮し、営業利益予想は据え置いた。なお、今後の為替前提を1ドル=145円から140円などに変更。当面は中国の伸び悩みは続くと予想するが、新商品開発や組織改革の効果により、国内事業が業績をけん引するとの見方を継続。PERなどの株価指標面には割安感があると判断している。

★12:54  アツギ-反落 婦人向けインナーウェア製販の韓国企業と戦略提携
 アツギ<3529.T>が反落。同社は22日12時、婦人向けインナーウェアの製造販売を行っている韓国企業のVIVIENと、日本と韓国において両社の商品を相互に拡販する戦略的パートナーシップの構築をめざして、2024年10月15日に基本合意書を締結したと発表した。
 
 今回の基本合意書締結により、同社はVIVIEN商品の日本国内における独占販売代理権を取得したという。今後「VIVIEN」「Nanafit」「P@USE」「BBM」といったブランドの商品を同社が持つ幅広い販路を活用して展開する。さらに、同社はVIVIENに対し韓国国内における同社商品の独占販売代理権を授与しており、今後VIVIENの販売網を通じレッグウェアを中心とした同社商品の拡販も図るとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★12:55  ファーストリ-みずほが目標株価を引き上げ ユニクロの成長が加速、GUのグローバル化にも注目
 ファーストリテイリング<9983.T>が軟調。みずほ証券は、ユニクロブランドの成長が加速、GUのグローバル化にも注目。投資判断は「買い」を継続し、目標株価は55000円→65000円に引き上げた。

 2024年10月10日発表の2024/8期業績を踏まえ、みずほでは予想を見直した。今後の為替前提は1ドル=145円から140円などへと変更。欧米や東南アジアなど世界各地で個店経営のレベルが向上し、地域のニーズを的確に取り込んだ商品展開が進んでおり、「Life Wear」のコンセプトの浸透により、グローバルでのユニクロブランドの成長が加速していると評価。9月にニューヨークに旗艦店をオープンしたGUのグローバル戦略にも注目している。個店対応が遅れている中国の立て直しには3年程度の時間を要するとみるが、当面はユニクロ事業の欧米や東南アジア、インドなどの展開加速とGUの成長により、業績拡大が続くと予想している。

★13:00  イオン-続伸 「トップバリュ」約100品目を数量限定で増量へ 一部商品値下げも
 イオン<8267.T>が続伸。同社は22日、プライベートブランド「トップバリュ」を10月末までに約100品目増量し、11月中旬より一部商品を値下げすると発表した。
 
 増量する商品は「のびの良いモッツァレラミックスチーズ」や「焼鮭ほぐし身」など顧客の購入頻度が高い商品が対象で、数量限定の発売となる。増量と値下げは「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など全国約1万4000店舗で実施するとしている。
 
 併せて、家具・雑貨のプライベートブランド「HOME COORDYホームコーディ)」の26品目を値下げすることも発表した。10月24日から実施する。例えば「IH対応多機能ポット」は税別1980円から1780円に値下げする。このほか「シンプルマグボトル」や「テレビボード」などが対象とした。

★13:08  両毛システムズ-後場急落 上期営業益24%減 上方修正発表済みで材料出尽くし
 両毛システムズ<9691.T>が後場急落。同社は22日13時、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は6.4億円(前年同期比23.8%減)だったと発表した。

 社会・産業事業セグメントにおけるソフトウェア開発・システム販売分野が好調だったことで、全体では増収となった。一方、先行投資として新たに両毛システムズデータセンターを稼働したことなどにより減価償却費が増加した。この結果、期初計画の5.0億円を上回ったものの減益となった。

 なお、同社は18日に上期および通期利益見通しの上方修正を発表しており、これを受けて株価が大きく上昇していた。上期の決算発表で追加のサプライズがなかったことから、材料出尽くしによる売りが優勢となっている。


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