後場コメント No.1 Speee、ヤプリ、TDK、富士通、三菱ケミG、東急建設

2024/10/22(火) 15:28
★12:30  Speee-後場買い気配 Swiftと連携したステーブルコイン国際送金システムに関し特許出願
 Speee<4499.T>が後場買い気配。同社は22日11時30分、子会社のDatachainおよび複数の金融機関と共同設立したProgmatが、Swiftシステムと連携したステーブルコインによる国際送金システムに関する特許出願を完了したと発表した。

 今回の特許出願は、クロスボーダーステーブルコイン送金基盤構築プロジェクト「ProjectPax」で開発中のシステムに関するものとなる。今後は国際出願および主要国での特許出願も予定しており、これら一連の動きによりステーブルコイン国際送金システムのグローバル市場でのシェア拡大をめざすとしている。

★12:31  ヤプリ-底堅い ANA従業員向けアプリ「The ANA Book」を開発支援
 ヤプリ<4168.T>が底堅い。同社は22日11時30分、ANAホールディングス<9202.T>の全従業員約4.1万人に向けたアプリ「The ANA Book」の開発支援をしたと発表した。

 ANAグループの行動指針や社内情報を共有する媒体に加え、ビジョン実現に向けた社員エンゲージメント向上を強化するため、アプリプラットフォーム「Yappli UNITE」を採用した社員向けアプリを開発した。グループの動きがわかる魅力的な情報や、社内コミュニケーションを活性化させるコンテンツなどを配信するとしている。

★12:32  TDK-もみ合い 高電圧対応コンデンサー EVのワイヤレス給電時短=日経
 TDK<6762.T>がもみ合い。日本経済新聞電子版は22日12時に、同社がEVのワイヤレス給電向け積層セラミックコンデンサー(MLCC)を開発したと報じた。
 
 記事によると、EVの充電時間の短縮につなげられるとみており、12月から本荘工場西サイト(秋田県由利本荘市)で量産を始めるという。ワイヤレス給電向けにMLCCは1台あたりで数百個の搭載を見込む。他にも産業用ロボットなどの需要も見込み、月産100万個を製造するとしている。

★12:36  富士通-続落 「AI computing broker」を提供開始
 富士通<6702.T>が続落。同社は22日、世界的なGPU不足に対応するため、高い実行効率が見込める処理に対してリアルタイムにGPUを割り振る同社独自のアダプティブGPUアロケーター技術と、各種AI処理の最適化技術を統合したミドルウェア技術「AI computing broker」を開発したと発表した。
 
 同技術は、オンプレミスだけでなくクラウドで提供されているGPU環境においても利用可能であり、単一のGPUを用いるAIアプリから複数のGPUを用いる大規模言語モデルまで幅広く活用できるとしている。
 
 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★12:38  三菱ケミカル-7日ぶり反発 酢酸を値上げへ 11月から
 三菱ケミカルグループ<4188.T>が7日ぶり反発。同社は22日、11月1日納入分より酢酸を値上げすると発表した。

 値上げ幅はキログラム以上あたり15円。製造元での設備に関連する費用、荷造材料費、物流費などのコスト全般が上昇し、事業収益を大きく圧迫している。自助努力のみですべてを吸収することは難しく、安定供給体制を維持するためにも値上げを実施するとしている。

★12:44  東急建設-4日続落 微生物技術の開発など手掛けるエンドファイトに出資
 東急建設<1720.T>が4日続落。同社は22日、微生物技術をコアに、世界の食糧危機の解消、土壌・森林再生などの包括的な環境課題に挑戦するエンドファイト(東京都千代田区)に出資したと発表した。
 
 同社は、エンドファイトの微生物技術を活用し、緑化植物の育成力を高める技術の開発、特に築堤工事等地盤改良土壌でも育成できる植物の開発を行い、緑化事業および各種土木工事などでの付加価値向上をめざすという。また、同社の新規事業アイデアコンテストで選出された、使用済み紙おむつを原材料としてオーガニック培養土や緑化基盤材を生産する事業への応用可能性も検討していくとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。


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