前場コメント No.8 アドバンテ、アイチコーポ、東製鉄、INPEX、三井物、テクノHR

2024/10/28(月) 11:31
★9:54  アドバンテスト-大幅反発 SOX指数上昇を好感 衆院選終え買い戻しも
 アドバンテスト<6857.T>が大幅反発。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇などが好感されている。

 25日に発表された10月の米消費者態度指数が市場予想を上回るなど、引き続き米経済の底堅さが意識されたことで同日の米国市場ではハイテク株が上昇。SOX指数は前日比1%高となり、個別ではエヌビディアが0.8%高、アームホールディングスが1.9%高、アドバンスト・マイクロ・デバイセズが1.8%高となった。

 この流れを受けて同社や東京エレクトロン<8035.T>、ディスコ<6146.T>、レーザーテック<6920.T>などが堅調に推移している。また、国内の衆議院選挙を通過したことで、リスク回避で売られていた分の買い戻しも入っているとみられる。

★9:55  アイチコーポ-急落 上期営業益8.4%増も進ちょくの遅れを嫌気
 アイチ コーポレーション<6345.T>が急落。同社は25日、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は27.6億円(前年同期比8.4%増)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は38.8%。生産性向上と原価低減活動を展開し、増益となったとしている。

 なお株価は、進ちょくの遅れが嫌気され、売りが優勢となっている。

★10:07  東京製鐵-MSMUFGが投資判断を引き下げ 国内建設向け需要回復は想定以上に時間を要する
 東京製鐵<5423.T>が急落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、国内建設向け需要回復は想定以上に時間を要すると指摘。投資判断は「Overweight」→「Equal-weight」に引き下げ、目標株価を1900円から1700円に引き下げた。

 モルガン・スタンレーでは、コンセンサスを下回る着地と通期会社計画の下方修正に言及し、業績予想を下方修正した。24-25年度コンセンサスの切り下がりから株価は短期調整するとみている。24年度OP予想を340億円から270億円へ下方修正。25年度も380億円から250億円とした。下方修正の主要因は販売数量減少という。従前は、25年度以降は、建設現場の人手不足が徐々に解消され、販売数量も増加を予想していたが、人手不足の解消は想定以上に時間を要すると見方に変更した。

★10:11  INPEX-続落 原油先物が大幅安 イスラエルの対イラン報復攻撃は石油施設避ける
 INPEX<1605.T>が続落。原油価格の急落が嫌気されている。

 28日7時25分のブルームバーグ報道によれば、イスラエルは週末にイランに対する報復の空爆を実施したが、同国の石油施設を攻撃するのは避けたとしている。中東情勢の悪化に対する懸念が和らいだことで原油価格が下落しており、WTI原油先物(12月限)は一時67.79ドル(前日比5.6%安)を付ける場面がみられた。

 原油価格の下落を受け、国内の関連銘柄も売りが優勢となっている。コスモエネルギーホールディングス<5021.T>も安い。

★10:19  三井物産-10日ぶり反発 日本・台湾における外食向け物流事業会社3社の全持分取得で合意
 三井物産<8031.T>が10日ぶり反発。同社は25日、外食事業者向け物流事業をグローバル展開しているThe HAVI Group(米国、以下HAVI)より、その傘下の日本の事業会社および台湾の事業会社の全持分を取得することに合意したと発表した。
 
 同社は日本・台湾の事業をHAVIより受け継ぎ、当該日本・台湾事業の土台の上に、同社が有する中間流通機能、国内外で展開する物流センター事業、および国内外のネットワークといった総合力を掛け合わせることで、さらなる成長をめざすとしている。
 

★10:20  テクノホライゾン-続落 上期営業益8.0%減 為替差損などが響く
 テクノホライゾン<6629.T>が続落。同社は25日、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は1.5億円(前年同期比8.0%減)だったと発表した。売上総利益率が改善する一方で、円高の進展により、為替差損を1億8500万円計上したことなどが響いた。


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