前場コメント No.10 東電力HD、松屋フーズ、ベイカレント、パーカー、ほくほく、ヒューリック

2024/11/06(水) 11:30
★10:16  東京電力HD-反発 福島第一原発で採取のデブリ、7日以降に回収へと伝わる
 東京電力ホールディングス<9501.T>が反発。時事通信は5日、同社傘下の東京電力が同日に、福島第1原発事故で溶け落ちた2号機の核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業で、格納容器の外に取り出したデブリの放射線量を測定し、回収可能と判断したと明らかにしたと報じた。
 
 記事によれば線量は毎時約0.2ミリシーベルトで、想定を下回ったようだ。回収完了は7日以降になる見通しとしている。

★10:18  松屋フーズHD-5日続落 上期営業益は計画上回るも利益確定の売り
 松屋フーズホールディングス<9887.T>が5日続落。同社は5日、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益が18.8億円(前年同期比17.3%増)だったと発表した。上期の会社計画の8.0億円を上回った。

 また、通期の売上高を1365億円から1495億円(前期比17.2%増)に引き上げた。新規出店数の増加および既存店の売上高増加より、売上高が前回予想を上回る見込みだという。一方、下期は新規出店の初期経費の増加、各種調達価格の上昇が見込まれることから各利益については据え置いた。

 なお、株価は直近は高値圏で推移していたことから、利益確定の売りが優勢となっている。

★10:18  ベイカレント-東海東京が目標株価引き上げ 中期経営計画における成長戦略の実現を期待
 ベイカレント<6532.T>が続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、中期経営計画における成長戦略の実現を期待として、レーティング「Outperform」を継続、目標株価を9700円→9900円に引き上げた。

 25.2期通期の東海東京予想は前回予想から変更なし。売上収益は1160億円(前年比23.5%増)、営業利益は425億円(同24.2%増)を見込む。積極的な採用を継続し人材の戦力化が進展、新たなコアクライアントの獲得や既存のコアクライアントとの取引拡大により会社計画を上回ると指摘している。

★10:27  パーカー-急落 上期最終益43%減 為替差損計上が響く
 パーカーコーポレーション<9845.T>が急落。同社は5日、25.3期上期(4-9月)の連結純利益は13.3億円(前年同期比43.0%減)だったと発表した。

 機械部門、化成品部門などの増収により、全体では営業増益となった。一方、為替差損の計上などにより最終減益となった。

★10:29  ほくほくFG-大幅に3日続伸 上期最終益を上方修正 貸出金利息などが増加
 ほくほくフィナンシャルグループ<8377.T>が大幅に3日続伸。同社は5日、25.3期上期(4-9月)の連結純利益予想を従来の135億円から185億円(前期同期比15.0%増)に上方修正すると発表した。子銀行において、貸出金利息や有価証券利息の増加などにより資金利益が当初予想を上回る見込みであることを踏まえた。

 なお、通期の業績予想は現在精査中だとしている。

★10:32  ヒューリック-SMBC日興が目標株価引き上げ 積極的な不動産売買やM&Aで成長が続こう
 ヒューリック<3003.T>が6日続伸。SMBC日興証券では、積極的な不動産売買やM&Aで着実な成長が続くと予想。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を1700円→1750円に引き上げた。

 SMBC日興では、24.12期3Q決算、会社計画上方修正、レーサム買収を踏まえ、業績予想と目標株価を引き上げた。石破新政権のマクロ運営方針、日銀の金融政策変更による金融環境の変化には留意が必要も、グローバル市場でも相対的に低い金利環境が続き、日本の不動産売買市場は堅調に推移すると予想している。中期的には不動産売却益、再開発などによる賃貸利益、M&A、ホテル・教育・海外などの新事業を組み合わせ、着実に利益成長が続くとみている。


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