後場コメント No.2 パレモHD、ダイキン、三井化学、ispace、ジェイドG、武蔵精密

2024/11/27(水) 15:30
★12:48  パレモHD-急落 11月度の既存店売上高は前年並み 全店は8%減
 パレモ・ホールディングス<2778.T>が急落。同社は26日、子会社のパレモにおける11月度(10月21日~11月20日)の既存店売上高は速報値で前年同月並みだったと発表した。全店は前年同月比8.0%減となった。

★12:56  ダイキン-続落 米コープランドと合弁会社設立へ
 ダイキン工業<6367.T>が続落。同社は26日、空調大手のコープランド(米国ミズーリ州)と合弁会社を設立すると発表した。

 コープランドが過半数を出資する。合弁会社では、コープランドを通じて同社のインバータ・スイングロータリー圧縮機の技術を米国の住宅用空調市場へ供給する。将来的には、高性能な圧縮機を安定供給するため、専用工場を米州に設立することを検討する。規制当局の承認を得た後、2025年上期中に事業を開始する予定としている。

 なお、株価は軟調な地合いに連れ安している。

★13:06  三井化学-野村が目標株価を引き上げ 成長三領域は好調
 三井化学<4183.T>が反発。野村証券では、成長三領域は好調と指摘。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は4500円→4730円に引き上げた。

 野村では、大阪エチレンプラントのトラブル影響や採算低下による中国フェノールJVの業績悪化を考慮し、25.3期以降の予想を下方修正。ヘルスケアなど成長三領域の拡大やベーシック&グリーン・マテリアルズの構造改革効果が今後顕在化すると判断している。26日午前に配布された経営説明会資料で、業績が厳しいフェノールの海外事業のライトアセットの検討についての言及があったという。フェノールの需給は構造的に厳しいと考えており、規模縮小や出資比率削減などがあれば評価できるとみている。

★13:08  ispace-反発 ミッション2用の月着陸船、フロリダに輸送完了
 ispace<9348.T>が反発。同社は27日13時、ミッション2で打ち上げを予定している月着陸船について、打ち上げ場のある米国フロリダ州に輸送が完了したと発表した。

 今後は打ち上げに向けた最終準備を開始する。同月着陸船には、テネシアスローバー(月面探査車)のほか、商業ペイロードが搭載されており、最速2025年1月に打ち上げの予定としている。

★13:16  ジェイドG-大幅続落 英アセットバリューが保有株を一部売却 保有割合9.58%→8.44%
 ジェイドグループ<3558.T>が大幅続落。同社について、英国ファンドのアセット・バリュー・インベスターズ・リミテッドが保有株を売却した。11月26日受付分の大量保有報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は9.58%→8.44%となっている。

★13:22  武蔵精密工業-SMBC日興が目標株価引き上げ 26.3期以降高成長を実現へ
 武蔵精密工業<7220.T>が3日続落。SMBC日興証券では、既存と新規事業の両輪で26.3期以降、高成長を実現へと判断。投資判断「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を2400円→4000円と引き上げた。

 SMBC日興では、既存事業について、25.3期は中国でのホンダ向け生産減少を受けた業績低下および構造改革費用計上などにより営業利益予想を減額。26.3期は、中国で減産影響の継続を織り込むも、前期比では構造改革効果や受注が増加するBYD向け増産が成長材料とみる。ホンダのシェアアップ戦略の恩恵を受ける二輪ビジネス成長や、米国ではトヨタHV向け増加も成長に貢献すると考えられ、セクター内でも業績アウトパフォームが期待できるとみている。


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