後場コメント No.1 DWTI、双日、杏林製薬、CINC、売れるネ、スミダコーポ

2024/12/16(月) 15:30
★12:31  DWTI-大幅高 第一工業製薬とドライアイ治療薬創製に向け共同研究開始
 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576.T>が大幅高。同社は16日11時30分、第一工業製薬<4461.T>とドライアイ治療薬創製に向けた共同研究の実施について合意したと発表した。

 両社が保有する技術、リソースならびに医薬品研究開発のノウハウを活用して、ドライアイ治療薬の創製をめざした探索研究に取り組むとしている。

★12:31  双日-SMBC日興が目標株価引き下げ ディフェンシブロングからの脱却待ち
 双日<2768.T>が4日続落。SMBC日興では、ディフェンシブロングからの脱却待ちとし、投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価を3650円→3450円に引き下げた。

 25.3期上期決算で表面化した実態面での弱さを受けて決算後の株価はアンダーパフォームしており、SMBC日興では25.3期通期は下振れリスクありと想定。利益成長率の観点で株式市場からの信頼度が得られておらず、この点がバリュエーションの重石と考えている。また、他商社とは異なり自社株買いの継続性は期待しづらいと指摘。もっとも、同社の株主還元方針である調整後DOE×4.5%に基づくと26.3期増配確度は高く、高配当利回りが同社株価の下支え要因とした。引き続き、ディフェンシブロングとの位置付けで同社株価を捉えるとしている。

★12:32  杏林製薬-5日ぶり反発 Bayer社とライセンス契約締結
 杏林製薬<4569.T>が5日ぶり反発。同社は16日11時30分、Bayer(独ベルリン)が創製した閉塞性睡眠時無呼吸(Obstructive Sleep Apnea:OSA)の新規治療薬候補化合物(開発コード:BAY2925976)およびそのバックアップ化合物について、2024年12月13日付でライセンス契約を締結したと発表した。

 同契約に基づき、同社はOSAなどを対象とする同剤およびそのバックアップ化合物の全世界を対象とした独占的製造、開発、販売権を取得する。また、同社は契約一時金として1500万ユーロ、開発から発売までの進展に応じたマイルストンペイメントとして最大7000万ユーロ、ならびに発売後の正味売上高に対する一定率のロイヤリティおよび販売マイルストンをBayer社に支払うとしている。

★12:41  CINC-急落 今期連結営業損益は赤字転落見込む 前期非連結は20%減
 CINC<4378.T>が急落。同社は13日、25.10期通期の連結営業損益予想を3500万円の赤字にすると発表した。今期から連結決算を開始する。

 アナリティクス事業、ソリューション事業においては営業黒字を確保するものの、M&A仲介事業における人材投資や広告宣伝費投資がそれを上回る見通し。

 24.10期通期の非連結営業利益は6200万円(前の期比20.1%減)だった。アナリティクス事業における人件費、業務効率化のための開発費用や、エキスパートソーシングサービスの広告宣伝費が増加したことなどが響いた。

★12:44  売れるネット-急落 1Q営業赤字5400万円 JCNTのM&Aなどの費用発生響く
 売れるネット広告社<9235.T>が急落。同社は13日、25.7期1Q(8-10月)の連結営業損益は5400万円の赤字だったと発表した。24.7期3Qより連結財務諸表を作成しているため、前年同期比較はできない。JCNTのM&Aなどの費用発生が響いた。

★12:48  スミダコーポ-急落 通期営業益を下方修正 欧州の車載市場など回復に時間要する
 スミダコーポレーション<6817.T>が急落。同社は13日、24.12期通期の連結営業利益予想を従来の60億円から40億円(前期比53.3%減)に下方修正すると発表した。

 ドイツにおける補助金の打ち切りなどEV市場における政府補助金支給要件の厳格化、金利の高止まりによる不動産投資の減速、中国経済低迷の長期化などにより、同社事業の需要減退が顕在化している。7月31日に業績予想の修正を発表したが、その後も特に欧州における車載関連市場・インダストリー関連市場の回復に時間を要していることから、従来予想を下回る見通し。


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