前場コメント No.7 ショーボンド、GFA、ロート、エプコ、兼松、住友林

2024/12/26(木) 11:33
★9:50  ショーボンド-MSMUFGが目標株価引き下げ 業界内で相対的に選好され難い
 ショーボンドホールディングス<1414.T>が5日ぶり反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、業界内で相対的に選好され難い局面が継続すると予想。投資判断は「Equal-weight」を継続し、目標株価を5700円→5300円に引き下げた。

 MSMUFGでは、需要は高速道路の大規模修繕などで堅調だが、案件大型化による一人当たり売上高拡大局面は一服、人員増を主因とする緩やかな利益成長を予想。ゼネコン、サブコンの注目度が高い中、業界内で相対的に選好され難い局面が継続するとみている。

★9:54  GFA-3日続落 Web3.0メタバース「XANA」を開発するXANAと戦略的業務提携
 GFA<8783.T>が3日続落。同社は25日、国内最大で世界第3位のWeb3.0メタバース「XANA」を開発運営するXANAと戦略的業務提携すると発表した。
 
 メタバース事業および仮想通貨事業、リアルとバーチャルを融合させた新規事業の開発について、協働で戦略を構築し、実行していくことについて、両社で合意しているという。
 
 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★10:01  ロート製薬ー東海東京が目標株価を引き下げ 中国人消費減速は足かせも新規分野への展開をテコに攻勢へ
 ロート製薬<4527.T>が堅調。東海東京インテリジェンス・ラボでは、中国人消費減速は足かせも新規分野への展開をテコに攻勢を予想。投資判断は「Outperform」を継続し、目標株価は4370円→3270円に引き下げた。

 東海東京では、25/3期通期営業利益が会社側の修正計画を上回る前年比9%増の437.0億円と予想。これはクイックコンセンサス(429.0億円)も上回る水準だが、前回予想からは28.0億円の下方修正になるという。修正の主因は中国人需要が下振れになったことなどが大きいと指摘。 続く26/3期は再び2桁増益局面復帰を見込む。中国人向けの需要回復には若干時間がかかるとみられるものの、国内や欧米向けは伸長すると予想している。


★10:09  エプコ-4日続伸 システム開発のskyACEと資本業務提携
 エプコ<2311.T>が変わらずをはさみ4日続伸。同社は25日、システム開発会社であるskyACE(東京都中央区)の株式を一部取得し、資本業務提携したと発表した。

 skyACEが持つCAD/BIM開発における技術力を活用し、業務の効率化および顧客満足度の向上を図る。また、skyACEのベトナムにおけるオフショア開発ネットワークを活用することで、同社のシステム開発競争力の強化およびコスト優位性確保などについても推進するとしている。

★10:15  兼松-3日ぶり反発 アイルランド企業と「デマンドレスポンス」推進に向け業務提携
 兼松<8020.T>が3日ぶり反発。同社は26日10時、アイルランドのエネルギーITソリューションプロバイダーのグリッドビヨンドと、2024年11月、電力の需給バランスを調整し、再生可能エネルギーへの転換を促す仕組み「デマンドレスポンス」を日本で推進し、普及させるための業務提携に関する覚書を締結したと発表した。
 
 同提携により、グリッドビヨンドのソリューションを同社が提供可能なGXソリューションのラインアップとして加え、同社グループや、幅広い分野のトレーディングで培った2万社を超える取引先へ「デマンドレスポンス」の推進を促すとしている。

★10:21  住友林業-上げ幅縮小 準耐火性能の不適合建材使用 24都府県930棟=日経
 住友林業<1911.T>が上げ幅縮小。日本経済新聞電子版は26日10時に、同社が2014年12月以降に24都府県で施工した計930棟の住宅などの軒裏に使用した建材が、国の定める準耐火性能の認定基準に適合していなかったと発表したと報じた。
 
 記事によると、24都府県の住宅や事務所などが対象。都道府県別では東京都内が約7割の626棟だったという。用途別では9割が戸建て住宅だった。対象の建物については今後実施する第三者機関による耐火性能の結果により改修などの対応が決まるとしている。


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