後場コメント No.1 Speee、HANATOUR、コーセル、SBIGアセット、NISSHA、三菱電

2025/03/21(金) 15:30
★12:30  Speee-後場買い気配 香港と日本間のステーブルコインによるクロスボーダー送金の共同検討開始
 Speee<4499.T>が後場買い気配。同社は21日11時30分、子会社のDatachainが、IDA Finance Hong Kong(香港)、Progmat(東京都千代田区)、TOKI FZCO(アラブ首長国連邦)と、香港と日本間の貿易効率化に向けたステーブルコインによるクロスボーダー送金の共同検討を開始すると発表した。

 今回の共同検討では、ブロックチェーン技術を活用することで日本と香港間の輸出入取引の開始、処理、決済の新たな選択肢を提供することを目的とする。香港と日本はともにステーブルコインの発行および関連事業に適した環境を有しており、今回の取り組みを通じて、両国の明確な規制のもと、安全かつ効率的なデジタル資産の枠組みを構築することをめざすとしている。

★12:31  HANATOUR-小動き 2月度の旅行事業取扱高は前年比18%増
 HANATOUR JAPAN<6561.T>が小動き。同社は21日11時30分に、2月度の旅行事業取扱高は13億9087万円(前年比18.3%増)だったと発表した。2019年度比では0.6%減だった。

★12:31  コーセル-後場プラス転換 3Q累計営業益88%減も悪材料出尽くし
 コーセル<6905.T>が後場プラス転換。同社は21日11時30分、25.5期3Q累計(5月21日-2月20月)の連結営業利益は7.3億円(前年同期比87.8%減)だったと発表した。

 半導体製造装置やFA向け製品は顧客の在庫消化が進まず売り上げが低調だった。産業機器市場における中国景気停滞の影響による需要回復の遅れや、基幹システム移行による一時的機会損失、LITE-ON TECHNOLOGY CORPORATIONとの資本業務提携費用なども響いた。

 なお、業績悪化は織り込み済みとの見方もあり、目先の悪材料出尽くし感から株価は買い向かっている。

★12:37  SBIグローバルアセット-後場上げ幅拡大 未定だった期末配当予想は13.25円
 SBIグローバルアセットマネジメント<4765.T>が後場上げ幅拡大。同社は21日12時30分に、従来未定としていた25.3期の期末配当予想を13.25円(前期は13円)にすると発表した。年間配当予想は22円(前期は21.5円)となる。

★12:42  NISSHA-野村が目標株価引き下げ ディバイスの利益予想を減額
 NISSHA<7915.T>が続落。野村証券では、ディバイスの利益予想を減額。レーティングは「Neutral」を継続し、目標株価を1750円→1510円に引き下げた。

 野村では、ディバイスで大手タブレットメーカーの上位機種の生産が短期的に落ち込む影響が大きいとし、フィルムタッチセンサーの販売見通しを引き下げた。一方、IT機器からメディカル・モビリティ・サステナブル資材といった非IT分野への事業ポートフォリオ転換は進んでおり、タブレットのEMS生産も25.12期1Qを底として回復を想定。現状の株価は短期的なタブレット向けの需要減をおおむね織り込んでいると考え、レーティングはNeutralを継続している。

★12:49  三菱電機-反落 FAシステム事業の中国統括会社を設立
 三菱電機<6503.T>が反落。同社は19日、FAシステム事業の重点地域である中国において、自律的事業運営が可能な製品企画・開発・製造・販売の統括会社を設立すると発表した。
 
 これにより、市場環境の変化を受けて多様化する中国の顧客ニーズに迅速に対応し、競争力強化を図る。4月1日に操業を開始するとしている。

 なお、株価へのポジティブな反応は限定的だ。


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