前場コメント No.5  カナモト、大和コン、セイコーG、INGS、光ビジ、エスペック

2025/06/09(月) 11:30
★9:26  カナモト-大幅続落 上期営業益38%増も成長鈍化を懸念
 カナモト<9678.T>が変わらず挟み大幅続落。同社は6日、25.10期上期(11-4月)の連結営業利益は85.4億円(前年同期比38.0%増)だったと発表した。

 主力の建設関連セグメントにおいて、建設機械のレンタル需要が堅調に推移したことなどが寄与した。

 併せて、25.7期の中間配当を従来予想の40円に対し45円(前期中間は35円)に決定し、期末配当予想を40円から45円(前期末は45円)に上方修正すると発表した。年間配当は80円→90円(前期は80円)となる。

 なお、四半期でみると営業利益は1Q(11-1月)の49.9億円に対し、2Q(2-4月)は35.5億円にとどまっている。成長鈍化が懸念され、株価は売りが優勢となっている。

★9:27  大和コンピューター-大幅反落 3Q累計営業益2.9%減 サービスインテグレーション事業で減益
 大和コンピューター<3816.T>が大幅反落。同社は6日、25.5期3Q累計(6-2月)の連結営業利益は4.4億円(前年同期比2.9%減)だったと発表した。

 ASPサービスの新規契約の伸びが鈍化していることにより、サービスインテグレーション事業で減益となったことなどが響いた。

★9:34  セイコーG-野村が目標株価を引き上げ 高級時計ブランドとしての認知度が高まる
 セイコーグループ<8050.T>が反発。野村証券では、高級時計ブランドとしての認知度が高まると指摘。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は6400円→6900円に引き上げた。

 野村では、「グランドセイコー」や「プレザージュ」などグローバルブランドの売上拡大が続いていると指摘。高級品市場でのシェア上昇や、自社製造の機械式ウオッチの拡販によるミックス良化で、収益性改善も継続するとみている。株式市場ではラグジュアリー市場の減速を警戒する向きもあるが、高級時計ブランドとしての認知度がグローバルに高まっている中で株価が割安との見方に変更ないとコメントしている。

★9:34  INGS-急騰 5月度のラーメン事業既存店売上高9.8%増 レストラン事業は5.5%増
 INGS<245A.T>が急騰。同社は6日、5月度のラーメン事業の既存店売上高は前年同月比9.8%増だったと発表した。全店は同40.2%増だった。レストラン事業の既存店売上高は前年同月比5.5%増、全店は同19.6%増だった。

 ラーメン事業では引き続きインバウンド客の来店増、特に「らぁ麺 はやし田」道頓堀店の伸びや、一部商品の値上げを踏まえた客単価向上などが、レストラン事業では客単価向上が寄与した。

★9:40  光ビジネスフォーム-急騰 25万株・2億円を上限に自社株買い 割合は4.52%
 光ビジネスフォーム<3948.T>が急騰。同社は6日、25万株・2億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年6月9日~2026年3月23日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は4.52%となる。

★9:43  エスペック-岩井コスモが新規「A」 中期的成長性を評価
 エスペック<6859.T>が続伸。岩井コスモ証券では、中期的成長性を評価。投資判断は新規に「A」とし、目標株価は3500円に設定した。

 同社は昨年1月、半導体パッケージや実装基板の反り変形を可視化する熱変形計測システムの販売・計測サービスを開始。さらに今年1月からは、リフロー炉の温度環境(260度)・大型基板に対応した熱変形計測サービスと、放熱設計用途の高速・高精度な熱画像解析サービスを開始した。岩井コスモでは、世界でAI半導体の開発競争が激しくなるなか、同社の需要取り込みに期待したいとしている。


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