前場コメント No.9 伊藤忠、レゾナックHD、池田泉州、農総研、note、日精工

2025/06/17(火) 11:30
★10:46  伊藤忠商事-続伸 センサス社の水溶性食物繊維「イヌリン」の国内独占販売権取得
 伊藤忠商事<8001.T>が続伸。同社は16日、センサス(オランダ)と、水溶性食物繊維「イヌリン」(ブランド名:イヌリア)の国内独占販売契約を締結したと発表した。

 2025年5月以前は、帝人<3401.T>がセンサスのイヌリン独占販売権を保有していたが、2025年6月より同社が同事業を引き継ぐという。今後は販売チャネルをさらに拡充し、食物繊維事業を拡大していくとした。

★10:46  レゾナックHD-SMBC日興が目標株価を引き上げ 構造改革の進展に注目
 レゾナック・ホールディングス<4004.T>が反発。SMBC日興証券では、構造改革の進展に注目。投資評価を「2(中立)」を継続し、目標株価は2800円→3400円に引き上げた。

 SMBC日興では、25/12期1Q決算では、HDメディアの好調、半導体材料の堅調が安心材料となったが、黒鉛電極は出荷数量、平均単価ともに想定以下となったと指摘。決算と同時に、黒鉛電極のマレーシア、中国拠点の閉鎖を公表、構造改革も一部進展したという。一方、事業環境の一段の悪化を踏まえれば十分とは言えず、構造改革を加速する必要があると考えている。半導体市場については、AI関連需要の強さは継続しているものの、HBMの生産能力増強にはやや減速感がみられると指摘。足元のバリュエーションに割安感は特段ないと考えている。

★11:02  池田泉州HD-大幅に4日続伸 ありあけキャピタルが同社株買い増し 保有割合6.44%→7.52%
 池田泉州ホールディングス<8714.T>が大幅に4日続伸。同社について、ありあけキャピタルが保有株を買い増した。6月16日受付分の変更報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は6.44%→7.52%となっている。

★11:03  農業総合研究所-急騰 農家直送の米の集荷・販売を強化
 農業総合研究所<3541.T>が急騰。同社は17日11時、全国の生産者と消費者を結ぶプラットフォームとして米の集荷・販売体制を強化すると発表した。農家直送ネットワークを米の流通にも活用することで、米の生産者が都市部のスーパーなどに直接米を販売できるようになるとしている。

★11:12  note-続伸 AI学習へのデータ提供プログラムを始動
 note<5243.T>が続伸。同社は17日11時、クリエイターが新たな収益機会を得られるよう、AI事業者へ学習用コンテンツを提供する取り組みを開始すると発表した。
 
 対象となるのは、noteに投稿されたすべてのテキストコンテンツ(無料・有料記事、メンバーシップ特典を含む)で、テキスト以外の画像や音声、動画コンテンツは対象外とした。コンテンツをAI学習に提供するかどうか、対価を受け取るかどうかは、クリエイターが選択でき、AI学習へのデータ提供を希望しない場合は、いつでもマイページから設定の変更が可能だという。この仕組みは、2025念8月1日から適用されるとしている。

★11:15  日本精工-SMBC日興が目標株価引き下げ 構造改革の見通しなどが焦点
 日本精工<6471.T>が反落。SMBC日興証券では、構造改革の見通しに加え、相互関税に対する価格転嫁が焦点と指摘。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を700円→630円に引き下げた。

 SMBC日興では、関税影響などを織り込むも主に円安効果で会社計画達成を予想。一方、同社の利益水準は依然低いことに加え、構造改革効果の刈り取りや米国関税影響に対する価格転嫁の見通しなど課題は多いと指摘した。引き続き業績の先行き不透明感は強く株価は上昇しづらいと考えており、カタリストは構造改革の進ちょく、米国相互関税影響に対する価格転嫁の進ちょく、注力製品の売上高増加とした。


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