前場コメント No.6 ステラファーマ、ヤクルト、MK精工、アドバンテ、スクリン、バリュゴルフ

2025/07/30(水) 11:30
★9:25  ステラファーマ-急騰 液体のり成分を用いた悪性胸膜中皮腫治療の製剤開発
 ステラファーマ<4888.T>が急騰。同社は30日9時、難治性の悪性腫瘍を治療することを目的としたホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の実現に向け、液体のりの成分として使用されるポリビニルアルコールを用いた製剤を開発したと発表した。

 マウス実験で悪性胸膜中皮腫を模倣した胸部悪性腫瘍に対して、高い抗腫瘍効果をもたらし、生存率が大幅に向上した。この研究成果により、難治性の胸部悪性腫瘍を効果的に治療することができるようになると期待されるとしている。

★9:30  ヤクルト-MSMUFGが目標株価引き下げ 下方修正された会社計画にはさらなる下振れリスクあり
 ヤクルト本社<2267.T>が4日ぶり反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、下方修正された会社計画にはさらなる下振れリスクありと判断。投資判断「Underweight」を継続、目標株価を2600円→2280円と引き下げた。

 MSMUFGでは、MSMUFG業績予想および目標株価を下方修正し、 投資判断「Underweight」を継続した。1Q実績が市場想定を大きく下回り、通期会社計画が大幅に下方修正されたことを受け、14:20の発表後に株価は7%下落したが、電話会議の印象は芳しくなく、修正会社計画にもさらなる下振れリスクが否めないと指摘している。

★9:34  エムケー精工-急騰 通期営業益を上方修正 増配も発表
 エムケー精工<5906.T>が急騰。同社は29日、26.3期通期の連結営業利益予想を従来の12.0億円から17.0億円(前期比14.7%減)に、期末配当予想を10円から12円(前期末は10円)に上方修正すると発表した。

 1Q(4-6月)の売上高および各利益が当初予想を上回って推移したことに加え、2Q(7-9月)においてもライフ&サポート事業の低温貯蔵庫、保冷米びつなどの米関連商品が堅調に推移する見込み。上期の上方修正分を勘案し、通期の見通しを引き上げた。

 26.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は3.6億円(前年同期比51.1%減)だった。

★9:36  アドバンテスト-MSMUFGが目標株価引き上げ 持続的成長ストーリーは不変
 アドバンテスト<6857.T>が3日続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、Q1はできすぎだが、持続的成長ストーリーは不変と判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を12100円→12400円と引き上上げた。

 26.3期Q1の業績は前年同期比大幅増収増益で、会社は通期業績計画を上方修正。会社はQ2から売り上げは減速するが、Q3を底に売り上げは回復、27.3期は増収を見込む。MSMUFGは、テスト時間が長いAI ASIC市場の離陸によって同社の増収増益は持続すると予想している。

★9:41  SCREEN-MSMUFGが目標株価引き上げ ガイダンスに上振れ余地が高いことを確認
 SCREENホールディングス<7735.T>が続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、ガイダンスに上振れ余地が高いことを確認。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を14700円→15000円と引き上げた。

 MSMUFGは、7月29日の決算後取材で、会社のWFE市場や業績計画の前提を確認。事業環境は良好だが、会社は米国関税による電子機器需要と米国輸出規制よる装置需要への影響を慎重に見極めるためガイダンスを据え置いた。会社によるとSPEの工場は26.3期末までの高稼働がみえているとした。

★9:45  バリューゴルフ-急落 7月権利落ち銘柄に売り バルニバービなども安い
 バリューゴルフ<3931.T>が急落。7月の権利落ち日となったことが手掛かり。

 同社は7月末を基準日として、200株以上を保有する株主を対象に株主優待を実施している。きょうが権利落ち日となったことから、株主優待目的の投資家による売りが出ている。権利落ち銘柄では、さくらさくプラス<7097.T>、ベストワンドットコム<6577.T>、バルニバービ<3418.T>なども大幅安となっている。


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