ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、下げ止まり
27日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルはひとまず下げ止まった。24時時点では1.1160ドルと22時時点(1.1157ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。10-12月期米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率6.9%と予想の5.5%を上回ったことなどを受けて全般ドル買いが先行。22時30分過ぎに一時1.1135ドルと2020年6月2日以来約1年8カ月ぶりの安値を付けた。市場では「重要なサポートとして意識されていた昨年11月24日の安値1.1186ドルを下抜けたことで、テクニカル的に売りが出やすかった」との声も聞かれた。
ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。米10年債利回りが1.79%台まで低下したことでドル買いの勢いは後退した。
ドル円は伸び悩み。24時時点では115.30円と22時時点(115.32円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。予想を上回る米GDP速報値などを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。23時30分前に一時115.47円と12日の高値に面合わせした。ただ、米長期金利が低下するとドル円も伸び悩んだ。
ユーロ円はもみ合い。24時時点では128.69円と22時時点(128.67円)と比べて2銭程度のユーロ高水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:114.48円 - 115.47円
ユーロドル:1.1135ドル - 1.1243ドル
ユーロ円:128.44円 - 129.02円
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