後場コメント No.3  東レ、SBSHD、浜ゴム、助川電、亀田菓、住友商

2020/08/07(金) 15:05
★13:17  東レ-後場下げ幅拡大 1Q営業益72%減 自動車・航空向けの部材が落ち込む
 東レ<3402.T>が後場下げ幅拡大。同社は7日13時、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益(IFRS)は95億円(前年同期比71.8%減)だったと発表した。

 主力の繊維事業および機能化成品事業について、自動車の生産台数低下を受け販売が減少した。炭素繊維複合材事業においては、風力発電用途向けなどは堅調だったものの、航空宇宙向けにおける大型旅客機のビルドレートなどが減少した。

★13:19  SBSHD-後場急落 上期営業益13%増も会社計画から下振れ
 SBSホールディングス<2384.T>が後場急落。同社は7日13時、20.12期上期(1-6月)の連結営業利益が62.4億円(前年同期比12.5%増)だったと発表した。会社計画の64.0億円から下振れて着地した。人件費、傭車費などが増加し、物流事業セグメントは増収減益となっている。

★13:28  横浜ゴム-後場上げ幅拡大 上期営業益88%減も黒字確保 コンセンサスは赤字予想
 横浜ゴム<5101.T>が後場上げ幅拡大。同社は7日13時、従来未定としていた20.12期通期の連結営業利益予想(IFRS)は210億円(前期比58.1%減)、通期配当予想は64円(前期は64円)と発表した。

 各地域での経済活動が徐々に再開されていることなどから、現時点において入手可能な情報をもと算出した。

 20.12期上期(1-6月)の連結営業利益は29億円(前年同期比88.3%減)だった。各国の自動車メーカーによる生産調整が継続したことから、タイヤ事業の売り上げが落ち込んだ。マルチプル・ビジネスにおいても新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、各事業の販売が低調となった。

なお、コンセンサス予想では上期12億円の営業赤字が見込まれていたことから、黒字着地が好感されて買われている。

★13:34  助川電気工業-後場急騰 「ITERダイバータ外側垂直ターゲット用高温ヘリウムリーク検査装置の製作」を受注
 助川電気工業<7711.T>が後場急騰。同社は7日、量子科学技術研究開発機構より「ITER(国際熱核融合実験炉)ダイバータ外側垂直ターゲット用高温ヘリウムリーク検査装置の製作」を受注したと発表した。

 同件はITERダイバータ外側垂直ターゲットの実機検査に必要な高温ヘリウム検査装置であり2022年7月の納入を予定している。

★13:39  亀田製菓-後場マイナス転換 1Q営業益2.1倍も材料出尽くし
 亀田製菓<2220.T>が後場マイナス転換。同社は7日13時30分、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が8.9億円(前年同期比2.1倍)だったと発表した。巣ごもり消費による需要増加が寄与した。なお、株価は好業績を織り込んで足もと上昇しており、材料出尽くしから売りが優勢となっている。

★13:40  住友商事-後場マイナス転換 通期最終赤字転落見込む 1Qは最終赤字411億円
 住友商事<8053.T>が後場マイナス転換。同社は7日13時30分に、未定としていた21.3期通期の連結純損益(IFRS)予想を1500億円の赤字(前期は1714億円の黒字)にすると発表した。1Qおよ当期の取り組み方針を踏まえ、業績予想を算定した。

 併せて発表した、21.3期1Q(4-6月)の連結純損益は411億円の赤字(前年同期は797億円の黒字)だった。

 資源・化学品事業部門が、資源価格の下落などにより豪州石炭事業が減益となったことやマダガスカルニッケル事業で550億円の減損損失を計上したことなどから、大幅な赤字となった。また、輸送機・建機事業部門が赤字となったことも響いた。


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