前場コメント No.5 太洋工業、メタップス、タツタ線、ブイキューブ、ウェルス、日立

2021/01/27(水) 11:31
★9:26  太洋工業-一時ストップ高 変性ポリイミドを使用した高速伝送用FPCを販売開始
 太洋工業<6663.T>が一時ストップ高。同社は26日、電子基板事業において変性ポリイミド(MPI)を材料として使用した高速伝送用FPC(フレキシブルプリント配線基板)をラインナップに追加したと発表した。

 MPIを使用することで誘電特性を維持しつつ、加工性および部品実装時における耐熱性に優れた製品を短納期で提供できる生産体制を整えたとしている。

★9:36  メタップス-急騰 給与デジタル払い21年春解禁 銀行口座介さず 政府方針との報道を材料視か
 メタップス<6172.T>が急騰。27日付の日本経済新聞朝刊が、政府は今春に給与のデジタル払いを解禁すると報じたことが材料。

 記事によれば、企業は銀行口座を介さずに従業員のスマートフォンの決済アプリなどに振り込めるようになるとしている。

 同社は送金アプリ「pring」を運営し、資金移動業者に登録するpring(東京都港区)の主要株主であり、出資先企業の業績拡大に期待した買いが入っている。pringの主要株主は同社のほか、ミロク情報サービス<9928.T>なども名を連ねる。

★9:38  タツタ電線-大幅続落 通期営業益予想を上方修正も売上高予想を下方修正
 タツタ電線<5809.T>が大幅続落。同社は26日、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の32.0億円から34.0億円(前期比10.1%減)に上方修正すると発表した。

 電子材料事業の主力製品である機能性フィルムの販売量が想定を上回ることや、コストダウンなどから見通しを引き上げた。

 21.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は31.9億円(前年同期比6.9%増)だった。販売構成、銅価変動影響の改善により電線・ケーブル事業が大幅に増益したことなどが寄与した。

 なお、電線の販売が想定以上に低迷していることから、21.3期通期の連結売上高予想を従来の558億円から545億円(前期比6.3%減)に引き下げたこともあり、減収を嫌気した売りに押されている。

★9:45  ブイキューブ-3日ぶり大幅反発 生保営業向けオンライン営業支援パッケージを提供 ソニー生命導入
 ブイキューブ<3681.T>が3日ぶり大幅反発。同社は26日、テレワークニーズの高まりを受け、生命保険会社の営業などに最適なオンライン営業支援パッケージの提供を始めると発表した。

 このサービスでは、移動経路上の「テレキューブ」を活用してテレワークを行うことで、移動回数を減らして感染症リスクを低減させたり、時間を効率的に使うことによる生産性向上ができるという。第1弾として、ソニー<6758.T>グループのソニー生命保険への導入が決まったとしている。

★9:52  ウェルスマネジメント-急騰 特別株主優待を実施
 ウェルス・マネジメント<3772.T>が急騰。同社は26日、特別株主優待を実施すると発表した。2021年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に運営ホテルで利用可能な優待券5000円を贈呈する。保有株数に応じて最大12万円まで贈呈する。

★9:57  日立製作所-反発 業界最高レベルのSiCパワーデバイスを製品化
 日立製作所<6501.T>が反発。同社は26日、耐久性と低消費電力特性を両立した新構造のSiC(炭化ケイ素)パワーデバイス「TED-MOS」を製品化したと発表した。

 傘下の日立パワーデバイスと共同開発し、新たな開発手法を採用することで業界最高レベルの耐久性と低消費電力特性を実現したという。設計の自由度を高めており、電力システムや鉄道、EV、データセンターなどの重要な社会インフラ向けに多様な製品設計も可能だとしている。


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