前場コメント No.7 協栄産、コニカミノルタ、三井物、郵船、セプテーニHD、新電工

2021/07/30(金) 11:37
★9:53  協栄産業-急騰 1Q最終益3.5倍 産業機器システム事業が好調
 協栄産業<6973.T>が急騰。同社は29日、22.3期1Q(4-6月)の連結純利益は3.6億円(前年同期比3.5倍)だったと発表した。

 産業機器システム事業において、半導体製造装置等の需要増加により産業メカトロニクス分野、FA機器分野が好調に推移した。繰延税金資産を計上したことも寄与した。

★10:00  コニカミノルタ-急落 1Q営業黒字転換も進ちょく遅れを嫌気
 コニカミノルタ<4902.T>が急落。同社は29日、22.3期1Q(4-6月)の連結営業損益(IFRS)は31億円の黒字(前年同期比は226億円の赤字)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は16%。
 
 売上高の6割を占める欧米での回復傾向や、中国の経済成長が続く中、オフィス向け複合機などを展開するデジタルワークプレイス事業をはじめ、全事業で増収となった。

 なお、株価は進ちょくの遅れが嫌気され、売りが優勢となっている。

★10:04  三井物産-みずほが目標株価引き上げ 大幅増益と株主還元の拡充を予想
 三井物産<8031.T>が小幅安。みずほ証券では、大幅増益と株主還元の拡充を予想。投資評価は「買い」を継続、目標株価は2400円から3200円に引き上げた。

 足元の資源価格は2021年4月以降高騰していると指摘。この恩恵を最も受けるのは三井物産で、株主還元拡充へつながると予想している。配当政策は累進配当で配当性向の公表はないため、増配というより自己株式取得の可能性が高いと考えている。みずほ証券では、22/3期に追加で1000億円の自己株式取得を見込んでいる。ダム事故で配当金が減少していたValeからの配当金も増加し、22/3期当期利益は前期比2倍以上になると予想。好業績に加え株主還元策が下支えし、株価にはアップサイドがあると考えている。

★10:05  日本郵船-東海東京が目標株価引き上げ 短期的な業績動向は良好、来期以降の収益反動減には注意
 日本郵船<9101.T>が反落。東海東京調査センターでは、短期的な業績動向は良好、来期以降の収益反動減には注意と指摘。レーティングは「Outperform」を継続、目標株価は5710円から6530円に引き上げた。

 22/3期業績は大手3社中でも良好と見ているが、その分収益の反動減に注意コンテナ船事業だけでなく、好況である物流事業(郵船ロジスティクス)、航空運送事業(日本貨物航空)を有しており、海運大手3社の中で最も短期的な業績モメンタムが良好であるとみている。しかしその分、現状の国際物流全体の混乱が収束に向かうことで、23/3期以降の収益の反動減は、3社中でも最も大きくなる可能性があるとコメントしている。

★10:13  セプテーニHD-一時ストップ安 3Q累計最終益2.9倍も上方修正なし
 セプテーニ・ホールディングス<4293.T>が一時ストップ安。同社は29日、21.9期3Q累計(10-6月)の連結純利益(IFRS)が22.5億円(前年同期比2.9倍)だったと発表した。通期の会社計画に対する進ちょくは79.1%。

 主力のデジタルマーケティング事業において、消費全般のオンライン化に伴うデジタルマーケティング需要の高まりを背景とした既存案件の拡大および新規顧客の獲得などが寄与した。

 なお、株価は好決算を織り込み済みであり、上方修正がなかったことから売りが優勢となっている。

★10:15  新光電気工業-急落 通期営業益予想を上方修正も材料出尽くし 1Qは3.7倍
 新光電気工業<6967.T>が急落。同社は29日、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の334億円から406億円(前期比74.0%増)に上方修正すると発表した。

 リードフレーム、セラミック静電チャックは引き続き好調な受注環境が継続する予想。フリップチップタイプパッケ-ジは製品構成の変化などを背景に、期初の想定より売り上げが減少する見込み。

 22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は139億円(前年同期比3.7倍)だった。

 なお、決算期待などにより前日に株価が大きく上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。


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