ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、上昇一服
27日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇が一服。24時時点では110.98円と22時時点(110.87円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。21時前に一時111.06円と7月5日以来の高値を付けたものの、そのあとは大台乗せの達成感から利食い売りが優勢となり110.81円付近まで押し戻された。米10年債利回りが上昇幅を縮めたことも相場の重し。
なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバー内でタカ派として知られるローゼングレン米ボストン連銀総裁は今月末で辞任すると伝わった。株取引で倫理的な懸念が表面化したものの、辞任は「健康上の理由」としている。市場では同じくタカ派として知られるカプラン米ダラス連銀総裁の進退にも注目が集まっている。
ユーロ円はドル円と似た動き。24時時点では129.85円と22時時点(129.79円)と比べて6銭程度のユーロ高水準。20時過ぎに一時129.94円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後はじりじりと上値を切り下げる展開に。23時過ぎには129.66円付近まで下押しした。
ユーロドルはもみ合い。24時時点では1.1700ドルと22時時点(1.1707ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。新規の手掛かり材料に乏しく、動意に薄い展開となった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:110.54円 - 111.06円
ユーロドル:1.1685ドル - 1.1732ドル
ユーロ円:129.48円 - 129.94円
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