IPO銘柄詳細
坪田ラボ
コード | 市場 | 業種 | 売買単位 | 注目度 |
---|---|---|---|---|
4890 | 東証グロース | 医薬品 | 100株 | B |
スケジュール
スケジュール | |
---|---|
仮条件決定 | 2022/06/07 |
ブックビルディング期間 | 2022/06/08 - 06/14 |
公開価格決定 | 2022/06/15 |
申込期間 | 2022/06/16 - 06/21 |
払込期日 | 2022/06/22 |
上場日 | 2022/06/23 |
価格情報 | |
---|---|
想定価格 | 450円 |
仮条件 | 450 - 470円 |
公開価格 | 470円 |
初値予想 | 600円 |
初値 | 794円 |
- スケジュールは上場企業都合により変更になる場合があります。
基本情報
代表者名 | 坪田 一男(上場時67歳1カ月)/1955年生 |
---|---|
本店所在地 | 東京都新宿区信濃町 |
設立年 | 2012年 |
従業員数 | 10人 (2022/04/30現在)(平均41.6歳、年収789.4万円) |
事業内容 | 近視、ドライアイ、老眼などの治療に係る医薬品、医療機器などの研究開発 |
URL | https://tsubota-lab.com/ |
株主数 | 30人 (目論見書より) |
資本金 | 231,053,000円 (2022/05/20現在) |
上場時発行済株数 | 25,132,700株(別に潜在株式1,380,000株) |
公開株数 | 4,416,000株(公募2,500,000株、売り出し1,340,000株、オーバーアロットメント576,000株) |
調達資金使途 | 研究開発費、採用費・人件費、米国子会社設立、借入金の返済 |
連結会社 | 0社 |
シンジケート
公開株数3,840,000株(別に576,000株)/海外分含む
種別 | 証券会社名 | 株数 | 比率 |
---|---|---|---|
主幹事証券 | SMBC日興 | 3,340,800 | 87.00% |
引受証券 | SBI | 115,200 | 3.00% |
引受証券 | みずほ | 115,200 | 3.00% |
引受証券 | 三田 | 76,800 | 2.00% |
引受証券 | 極東 | 76,800 | 2.00% |
引受証券 | 楽天 | 38,400 | 1.00% |
引受証券 | マネックス | 38,400 | 1.00% |
引受証券 | 岡三 | 38,400 | 1.00% |
大株主(潜在株式を含む)
大株主名 | 摘要 | 株数 | 比率 |
---|---|---|---|
坪田一男 | 代表取締役社長 | 14,820,000 | 61.72% |
(株)坪田 | 役員らが議決権の過半数を所有する会社 | 3,200,000 | 13.33% |
大高功 | 特別利害関係者など | 1,840,000 | 7.66% |
山田進太郎 | 取締役 | 450,000 | 1.87% |
近藤真一郎 | 取締役 | 270,000 | 1.12% |
(同)マーズ | 特別利害関係者など | 250,000 | 1.04% |
原裕 | 特別利害関係者など | 220,000 | 0.92% |
(株)ジンズホールディングス | 取引先 | 220,000 | 0.92% |
ロート製薬(株) | 取引先 | 220,000 | 0.92% |
渡辺敏文 | 外部協力者 | 210,000 | 0.87% |
久保田 恵里 | 外部協力者 | 210,000 | 0.87% |
慶応イノベーション・イニシアティブ1号投組 | ベンチャーキャピタル(ファンド) | 166,700 | 0.69% |
業績動向(単位:百万円)
決算期 | 種別 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
---|---|---|---|---|---|
2023/03 | 単独予想 | 1,278 | 262 | 262 | 181 |
2022/03 | 単独見込 | 640 | 136 | 202 | 153 |
2021/03 | 単独実績 | 687 | 250 | 255 | 201 |
2020/03 | 単独実績 | 441 | 14 | 16 | 3 |
売上高
営業利益
経常利益
純利益
1株あたりの数値(単位:円)
決算期 | 種別 | EPS | BPS | 配当 |
---|---|---|---|---|
2023/03 | 単独予想 | 7.40 | 79.43 | 0.00 |
事業詳細
慶応義塾大学発の眼科医療ベンチャー。近視、ドライアイ、老眼の新たな治療法の開発を目指している。坪田一男代表取締役社長は慶応大学医学部眼科学教室の元教授(現名誉教授)であり、その研究成果を社会に届けるために2012年5月に設立された。医薬品、医療機器と、それ以外のコモディティーの開発・販売を並行して進めるデュアル戦略を採る。
1.近視領域
(a) TLG-001(Tsubota-Lab Glassframe-001)[ジンズホールディングス]
バイオレットライト(波長360~400nmの可視光)を1日3時間供給することにより、子供の近視を予防するメガネフレーム型近視予防デバイス。バイオレットライトは太陽光に多く含まれるが、室内にはほとんど届かない光である。坪田社長が教授時代に近視予防の効果があることを発見した。探索治験で安全性を確認しており、医療機器製造販売承認に向け、2023年3月期より最終的な検証治験を行う予定だ。医療機器製造販売承認をジンズホールディングスが取得し、販売開始する計画がある。
(b) TLM-003(Tsubota Lab Medicine-003) [ロート製薬]
1日1~2回点眼する近視進行予防点眼薬。マウスの動物実験にて効果を証明しており、ロート製薬と治験を行い上市することを計画している。
(c) TLM-007
血流増大の効果がある緑内障の点眼薬を適用拡大し、近視の進行を予防する点眼薬として開発している。現在まだ基礎研究段階にある。
2.ドライアイ領域
(a) TLM-001[マルホ]
ビタミンD関連物質を主体とした眼軟こうを開発している。最近増えているタイプのドライアイは目の表面にある油層に影響するものが多いとされており、ビタミンD関連物質が脂腺の機能を回復させることを動物実験と臨床研究によって確認している。すでにマルホ社と全世界の導出に関する契約を結んでいる。
3.老眼領域
老眼は加齢による水晶体の硬化で起こるため、代謝からの切り口により医薬品などの開発を進めている。
4.その他
(a) TLG-005[大日本住友製薬(現住友ファーマ)](脳関連疾患)
大日本住友製薬(現住友ファーマ)と共同研究契約を締結し、うつ病、認知症、脳疾患の3領域にて非臨床研究を実施している。バイオレットライトには近視の予防効果に加えて、脳の血流を上昇させることで、うつ病や認知症など脳に対しても効果があることが徐々に解明されている。睡眠改善や集中力増大にも効果が期待できるとしている。
(b) TLG-003 (円すい角膜)
バイオレットライトが角膜の中に存在するリボフラビン(ビタミンB2)と反応することにより、角膜を硬くして円すい角膜(目の表面の角膜が円すい状にとがり、視力が低下する眼疾患)の進行を予防するメガネ型デバイス。リボフラビン点眼薬との併用による臨床研究を完了し、安全性と有効性を確認している。研究中に点眼しなくてもいいことを発見しており、それを証明するため特定臨床研究を遂行中である。
2022年3月期の売上高構成比は、近視領域65.9%、ドライアイ領域17.1%、老眼領域4.3%、脳領域9.4%、その他3.3%。主な販売先はロート製薬63.6%、マルホ15.6%。
1.近視領域
(a) TLG-001(Tsubota-Lab Glassframe-001)[ジンズホールディングス]
バイオレットライト(波長360~400nmの可視光)を1日3時間供給することにより、子供の近視を予防するメガネフレーム型近視予防デバイス。バイオレットライトは太陽光に多く含まれるが、室内にはほとんど届かない光である。坪田社長が教授時代に近視予防の効果があることを発見した。探索治験で安全性を確認しており、医療機器製造販売承認に向け、2023年3月期より最終的な検証治験を行う予定だ。医療機器製造販売承認をジンズホールディングスが取得し、販売開始する計画がある。
(b) TLM-003(Tsubota Lab Medicine-003) [ロート製薬]
1日1~2回点眼する近視進行予防点眼薬。マウスの動物実験にて効果を証明しており、ロート製薬と治験を行い上市することを計画している。
(c) TLM-007
血流増大の効果がある緑内障の点眼薬を適用拡大し、近視の進行を予防する点眼薬として開発している。現在まだ基礎研究段階にある。
2.ドライアイ領域
(a) TLM-001[マルホ]
ビタミンD関連物質を主体とした眼軟こうを開発している。最近増えているタイプのドライアイは目の表面にある油層に影響するものが多いとされており、ビタミンD関連物質が脂腺の機能を回復させることを動物実験と臨床研究によって確認している。すでにマルホ社と全世界の導出に関する契約を結んでいる。
3.老眼領域
老眼は加齢による水晶体の硬化で起こるため、代謝からの切り口により医薬品などの開発を進めている。
4.その他
(a) TLG-005[大日本住友製薬(現住友ファーマ)](脳関連疾患)
大日本住友製薬(現住友ファーマ)と共同研究契約を締結し、うつ病、認知症、脳疾患の3領域にて非臨床研究を実施している。バイオレットライトには近視の予防効果に加えて、脳の血流を上昇させることで、うつ病や認知症など脳に対しても効果があることが徐々に解明されている。睡眠改善や集中力増大にも効果が期待できるとしている。
(b) TLG-003 (円すい角膜)
バイオレットライトが角膜の中に存在するリボフラビン(ビタミンB2)と反応することにより、角膜を硬くして円すい角膜(目の表面の角膜が円すい状にとがり、視力が低下する眼疾患)の進行を予防するメガネ型デバイス。リボフラビン点眼薬との併用による臨床研究を完了し、安全性と有効性を確認している。研究中に点眼しなくてもいいことを発見しており、それを証明するため特定臨床研究を遂行中である。
2022年3月期の売上高構成比は、近視領域65.9%、ドライアイ領域17.1%、老眼領域4.3%、脳領域9.4%、その他3.3%。主な販売先はロート製薬63.6%、マルホ15.6%。
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