前場コメント No.3 西武HD、ネクソン、りそなHD、サンリオ、楽天G、福島銀

2024/05/15(水) 11:31
★9:02  西武HD-買い気配 3Dインベストメントが大株主に浮上 保有割合は5.01%
 西武ホールディングス<9024.T>が買い気配。同社について、3Dインベストメントが大株主に浮上した。5月14日受付分の大量保有報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は5.01%となっている。

★9:03  ネクソン-買い気配 上期営業益の予想レンジは上限32%減見込むも中央値はコンセンサス上回る
 ネクソン<3659.T>が買い気配。同社は14日、未定としていた2324.12期上期(1-6月)の連結営業利益予想(IFRS)を464.8億円~568.5億円(前年同期比44.6%減~32.2%減)のレンジだと発表した。韓国において、PCオンラインゲームやモバイルゲームの減収を見込んでいる。市場コンセンサスは500.4億円。

 23.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は291.5億円(前年同期比48.2%減)だった。会社計画は151.6億円~233.6億円(レンジ形式)だので着地は上振れた。韓国での売上収益が想定より好調であったことにより売上収益が想定を上回った。また、人件費および広告宣伝費等が想定を下回ったことも寄与した。

 併せて、24.12期の中間配当予想を5円→7.5円(前期は5円)に、期末配当予想を5円→7.5円(前期は5円)に修正することも発表した。年間配当は10円→15円(前期は10円)となる。

 なお、株価は上期予想の中央値が市場コンセンサスを上回ったことや、併せて発表した自社株買いが好感され、買いが入っている。

★9:03  ネクソン-買い気配 上限1500万株・300億円の自己株取得へ 割合は1.8%
 ネクソン<3659.T>が買い気配。同社は14日に、上限1500万株・300億円の自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は5月15日~7月19日で、自己株式を除く発行済株式総数に対する割合は1.8%。

★9:03  りそなHD-買い気配 今期最終益4%増見込む 前期は1%減
 りそなホールディングス<8308.T>が買い気配。同社は14日、25.3期通期の連結営業利益予想を1650億円(前期比3.8%増)に、年間配当予想を23円(前期は22円)にすると発表した。

 マイナス金利解除の影響や、資金需要を捉えた一般貸増加などにより前期比で増益を見込む。 

 24.3期通期の連結営業利益は1589億円(前の期比0.9%減)だった。与信費用の増加などが響いた。

★9:03  りそなHD-買い気配 3000万株・200億円を上限に自社株買い 消却も発表
 りそなホールディングス<8308.T>が買い気配。同社は14日、3000万株・200億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年5月15日~6月21日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.29%となる。

 併せて、上記により取得した自己株式の全株式を消却すると発表した。消却予定日は7月10日。

★9:03  サンリオ-売り気配 今期営業益11%増見込む コンセンサス下回る 前期は2倍
 サンリオ<8136.T>が売り気配。同社は14日、25.3期通期の連結営業利益予想を300億円(前期比11.3%増)に、年間配当予想を27円にすると発表した。市場コンセンサスは331億円。

 併せて、27.3期を最終年度とする3カ年の新中期経営計画を策定したことも発表した。最終年度の売上高は1350億円、営業利益は400億円以上を目標とする。グローバルでの成長基盤の構築や、IPポートフォリオ拡充とマネタイズの多層化などの施策に取り組む。今期配当予想については、株式分割を考慮しない場合81円となる。

 24.3期通期の連結営業利益は270億円(前の期比2倍)だった。国内の店舗・テーマパークが、「ハローキティ」50周年などの施策に加え、新型コロナウイルス感染症の分類移行により国内客および外国人観光客が大幅に増加した。ライセンス事業において複数キャラクター戦略が好調だったことも寄与した。

 なお、今期の見通しがコンセンサスを下回ったこともあり、株価は売りが優勢となっている。

★9:03  サンリオ-売り気配 株主優待制度を変更 長期保有制度を新設
 サンリオ<8136.T>が売り気配。同社は14日、株主優待制度を変更すると発表した。
 
 4月1日を効力発生日とする1対3の株式分割や、株主から中長期的な株式保有をしてもらうことなどを踏まえ、内容を拡充する。100株以上ではテーマパーク共通優待券1枚(従来は3枚)となる。また、300株以上を保有する株主を対象とする長期保有制度を新設する。特典の内容は現在検討中という。9月末の基準日から適用するとしている。

 なお、株価は同時に発表した決算を受けて売りが優勢が優勢となっている。

★9:03  楽天G-急落 1Q最終赤字424億円 前年同期は826億円の赤字
 楽天グループ<4755.T>が急落。同社は14日、24.12期1Q(1-3月)の連結純損益(IFRS)は424億円の赤字(前年同期は826億円の赤字)だったと発表した。市場コンセンサスは349億円の赤字。

 モバイル事業の先行投資が継続し、セグメント損失が719億円(前年同期は1027億円の損失)となったことが響いた。一方、インターネットサービス事業、フィンテック事業はいずれも前年同期比で増収増益となった。


★9:04  福島銀行-売り気配 第三者割当増資で18.8億円調達 貸出金の追加供給資金に充当
 福島銀行<8562.T>が売り気配。同社は14日、SBIホールディングス<8473.T>傘下のSBI地銀ホールディングス(以下、SBI地銀HD)を割当先とする第三者割当増資を行うと発表した。

 払込期日は9月2日~30日。発行株式数は690万株。発行価額は1株につき277円。差引手取概算額として18億8230万円を調達し、地元企業への貸出金の追加供給資金に充当する。発行済み株式総数に対する希薄化率は24.64%。増資後の同社に対するSBI地銀HDの持ち株比率は34.10%(従来は17.86%)となる予定。

★9:04  福島銀行-売り気配 今期最終赤字転落見込む システム更改などの投資を計画
 福島銀行<8562.T>が売り気配。同社は14日、25.3期通期の連結純損益予想を15.0億円の赤字に、年間配当予想を5円(前期は5円)にすると発表した。次世代バンキングシステムの更改など前向きな投資に伴い、一過性の費用を約20億円計上することが響く。

 24.3期通期の連結純利益は8.7億円(前の期比0.2%減)だった。経常利益は、役務取引等収益の増加、その他経常費用の減少などにより増加した。一方、純利益は法人税等調整額の増加により減少した。


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