後場コメント No.2 富士フイルム、グローリー、ファナック、東急建設、三井物、エスラインG

2024/06/26(水) 15:00
★12:47  富士フイルム-丸三が目標株価引き上げ 26.3期はバイオCDMO新拠点の本格貢献など見込む
 富士フイルムホールディングス<4901.T>が続伸。丸三証券では、26.3期以降のバイオCDMOでデンマーク新拠点の本格貢献などを予想。投資判断は「買い」を継続し、目標株価は3800円→4300円に引き上げた。
 
 丸三では、為替前提を1ドル143円→152円へ変更し、決算内容やIR取材を踏まえて業績予想を修正した。25.3期は会社計画の上振れを想定。26.3期以降はバイオCDMO(医薬品受託製造)でデンマーク新拠点の本格貢献などを見込み、ヘルスケアをドライバーとした利益成長を予想している。

★12:54  グローリー-3日続伸 転倒検知システムをサンウェルズの施設に納入
 グローリー<6457.T>が3日続伸。同社は26日、エコナビスタ<5585.T>と共同開発した転倒検知システム「mirAI-EYE」およびエコナビスタが提供する睡眠解析技術をベースにしたSaaS型高齢者施設見守りシステム「ライフリズムナビ+Dr.」を、サンウェルズ<9229.T>が運営するパーキンソン病専門施設「PDハウス陣原」の全60室に納入したと発表した。
 
 今回の納入は、2023年4月より、同社がサンウェルズと実施した「高齢者施設におけるPDの転倒予防アセスメント構築に向けた観察研究と業務プロセス改善へ向けた取り組み」を踏まえたものであり、施設全体で運用可能な転倒予防アセスメントの構築と定着をめざすものとしている。

★13:02  ファナック-丸三が目標株価引き上げ サービス部門拡大をポジティブに評価
 ファナック<6954.T>が3日続伸。丸三証券では、サービス部門の拡大をポジティブに評価。投資判断は「買い」を継続し、目標株価を4800円→5000円に引き上げた。

 丸三では、サービス部門の受注高および売上高が24.3期4Qに四半期ベースで過去最高となった点に注目している。同社はFAとロボットについては市場で高いシェアを持っており、競合他社に勝る設置台数の多さを生かしたストックビジネスの売上高構成比が上昇傾向にあると指摘。また、景気変動の影響を受けにくいサービス部門の拡大もポジティブに評価している。

★13:05  東急建設-6日ぶり反落 「リユース屋上緑化システム」を共同開発
 東急建設<1720.T>が6日ぶり反落。同社は26日、傘下の東急リニューアルと、「リユース屋上緑化システム」を共同企画・開発したと発表した。
 
 「リユース屋上緑化システム」は、東急リニューアルが既に販売している屋上緑化システム「クラピア屋上緑化」の飛散養生材にリユース材を活用することで、廃棄物削減を実現する緑化システムだとしている。
 しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★13:22  東急建設-東海東京が目標株価引き下げ 26.3期からは建築の利益率改善で増益へ
 東急建設<1720.T>が6日ぶり反落。東海東京インテリジェンス・ラボでは、26.3期からは建築の利益率改善に伴う増益を予想。投資判断は「Neutral」を継続し、目標株価を800円→730円に引き下げた。

 東海東京は、収益水準が低い現状では配当利回りが株価の決定要因と想定。今期の予想配当などをもとに目標株価を引き下げた。建築の手持ち工事の採算は改善傾向にあるが、25.3期は厳しい競争環境で受注した工事の影響が残るとみる。一方、26.3期からは建築の利益率改善による収益拡大を予想している。

★13:40  三井物産-続伸 UAEでクリーンアンモニア製造プラント建設開始
 三井物産<8031.T>が続伸。同社は26日13時24分、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社が出資する会社ならびに韓国のGSエナジーとともに、UAEで推進するアンモニア製造プラントの建設を開始したと発表した。
 
 同プロジェクトでは、UAEのルワイスにアンモニア製造プラントを建設し、従来よりもCO2排出量の少ないアンモニアを2027年から年間100万トン製造する予定だとしている。

★13:56  エスライングループ本社-大幅高 きょうTOBの買い付け期間が終了 思惑的な買い集める
 エスライングループ本社<9078.T>が大幅高。マネジメント・バイアウト(MBO)の一環として行われる同社株に対する公開買い付け(TOB)の買い付け期間がきょうまでとなっていることが手がかり。

 TOB価格1460円はPBR1倍を大幅に下回る水準であることから、より高い価格で対抗TOBを仕掛ける相手が出現する可能性、あるいはTOB価格の引き上げなどに期待した思惑的な買いが優勢となっている。

 足もと株価はTOB価格の1株1460円を大幅に上回って推移しており、TOB期間の延長、あるいは申し込みが買い付け予定数の下限を下回り不成立となる可能性もある。


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