後場コメント No.3 住友鉱、住友商、キリンHD、西松建、セルソース、キーウェア

2024/06/21(金) 15:00
★13:38  住友金属鉱山-急騰 レアメタル豊富なマンガン団塊 南鳥島の近海に=読売
 住友金属鉱山<5713.T>が急騰。読売新聞オンラインは21日5時、日本の排他的経済水域内の小笠原諸島・南鳥島沖にある深海の鉱床に、レアメタルを豊富に含むマンガン団塊が2億トン以上密集していることが、東京大学や日本財団などの探査で判明したと報じた。
 
 記事によると、世界的に供給不足が心配されるコバルトは国内消費量の約75年分、ニッケルは約11年分と推計されたという。日本財団などは2026年にもマンガン団塊の大規模な採取を始め、商業化に乗り出す方針だとしている。
 
 報道を受け同社や、三菱マテリアル<5711.T>、三井海洋開発<6269.T>に買いが入っている。

★13:52  住友商事-底堅い ルーマニアの農業資材直販会社を完全子会社化
 住友商事<8053.T>が底堅い。同社は21日、ルーマニアで農業資材直販事業を展開する100パーセント出資間接連結子会社のアルチェドを通じて、同国の農業資材直販会社のナチュレボを完全子会社化したと発表した。
 
 同買収により、アルチェドが築いてきた業界知見、ネットワークとナチュレボの企画・開発力と営業力を連携させ、さらなる事業成長をめざすとしている。

★13:53  キリンHD-MSMUFGが目標株価引き下げ ファンケルTOBを取り巻く不透明感など考慮
 キリンホールディングス<2503.T>が3日ぶり反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、ファンケル<4921.T>へのTOBを取り巻く不透明感など考慮。投資判断は「Equal-weight」を継続し、目標株価を2400円→2200円に引き下げた。

 MSMUFGでは、従来はP/E(PER)マルチプルがコロナ前ヒストリカル平均14倍に回帰する前提を置いていたが、今回の修正では前提マルチプルをP/E13倍に引き下げた。ファンケルの完全子会社化に向けたTOBを取り巻く不透明感や、自己株取得を継続的に実施する可能性が減退していることなどを考慮したとしている。

★13:56  西松建設-3日続伸 奥村組と共同でシンガポール地下鉄のトンネル工事受注
 西松建設<1820.T>が3日続伸。同社は21日、シンガポール陸上交通庁からシンガポールのる地下鉄MRT(Mass Rapid Transit)クロスアイランド線第2期工事のうち、CR210工区の工事を、奥村組<1833.T>と共同で受注したと発表した。
 
 同工事は、複合地盤であるジュロン層を掘削するトンネル工事だという。掘削距離が長いため各トンネルを繋ぐ連絡坑が10カ所計画されており、短い工期でトンネル掘削および連絡坑工事を平行して行うとしている。

★14:06  セルソース-野村が目標株価引き下げ 既存事業の回復遅れ長期化を反映
 セルソース<4880.T>が大幅に4日続落。野村証券では、既存事業の回復遅れ長期化を予想に反映。レーティングは「Buy」を継続し、目標株価を1800円→1600円に引き下げた。

 野村では、主要顧客のクリニック展開数が中期的に増加しない前提に見直したほか、24.10期に滑膜加工受託の受託数立ち上がりの前提を後ろ倒しした。主要顧客の月次受注は横ばいで推移し、V字回復を見通すことが難しいと判断している。一方、過去の研究で示された治癒効果は事実として不変であることから、滑膜幹細胞のポテンシャルに対する見方は変えておらず、25.10期以降に件数の増加トレンドに入ると予想している。

★14:16  キーウェアソリューションズ-3日ぶり反発 岩手銀行と「地域のDX推進に係る連携協定」締結
 キーウェアソリューションズ<3799.T>が3日ぶり反発。同社は21日14時、岩手銀行<8345.T>と「地域のDX推進に係る連携協定」を締結したと発表した。
 
 地元企業・地方公共団体などの顧客におけるIT・デジタル化の取り組みにおいて、両社が保有する知的・人的資源を積極的に活用、相互に連携や協力するという。これにより、地域のDXを推進し、地域経済の活性化や持続可能な地域社会の実現を図り、人や企業にとって魅力ある地域の実現に寄与するとしている。


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