前場コメント No.8 JT、くろ工、伊勢化、ダイキン、藤田観、シークス

2024/06/26(水) 11:32
★9:57  JT-SMBC日興が目標株価引き上げ 業績堅調で増配余地
 JT(日本たばこ産業)<2914.T>が続伸。SMBC日興証券では、業績堅調で増配余地と判断。投資判断「2(中立)」を継続、目標株価を4100円→4500円と引き上げた。

 SMBC日興では、今期の一株当たりの配当金予想を200円から204円に増額、業績上振れに伴い計画194円に対し増配余地があると考えている。配当利回り予想は4.6%(6月24日終値)と魅力的な水準で推移。業績ファンダメンタルズは堅調。当初の想定以上に、ロシア、トルコなど新興国のたばこ需要は力強く、欧州を中心にプライシング効果も拡大しそうだと指摘している。

★9:59  くろがね工作所-急落 26日より増し担保金徴収措置を実施
 くろがね工作所<7997.T>が急落。日本証券金融(日証金)は25日、同社株について20日より増し担保金徴収措置を実施すると発表した。貸借担保金率が50%(うち現金担保分20%)に引き上げられる。株価は規制措置による需給悪化を懸念した売りが優勢となっている。

★9:59  伊勢化学工業-大幅高 26日より増し担保金徴収措置を解除
 伊勢化学工業<4107.T>が大幅高。日本証券金融(日証金)は25日、同社株について26日より増し担保金徴収措置を解除すると発表した。株価は規制措置の解除を受けて、買いが優勢となっている。

★10:02  ダイキン工業-SMBC日興が目標株価引き上げ 欧州や中国は不透明感強い
 ダイキン工業<6367.T>が反落。SMBC日興証券では、業績全体はボトムアウトも、欧州や中国は不透明感強いと判断。投資判断「2(中立)」を継続、目標株価を18600円→20200円と引き上げた。

 株式市場も業績全体のボトムアウトを評価し株価は年初来で上昇している。しかしながら、SMBC日興では、欧州や中国中心に需要は不透明感が継続していることを踏まえ会社計画達成ハードルは高いとみており、円安効果を除けば25.3期会社計画未達を予想している。目標株価に関しては、適用PERは変更していないがSMBC日興予想EPS基準年度を25.3期→26.3期に変更したことにより、引き上げている。

★10:06  藤田観光-大幅高 「椿山荘」の含み益が狙いかとの報道を材料視
 藤田観光<9722.T>が大幅高。東洋経済オンラインは26日、同社の株価が足もとで急騰している要因について、アクティビストによる「椿山荘」の含み益が狙いかと報じたことが材料。

 同記事では、M&Aに関するニュースを専門に扱う「Mergermarket」(マージャーマーケット)が6月17日に報じた記事を一部引用し、DOWAホールディングス<5714.T>が31%超を保有する同社株を3Dインベストメント・パートナーズ売却する可能性があると指摘。椿山荘の土地は、同社が所有している。バランスシートに計上されている価格はわずか4900万円。国土交通省が毎年発表している地価公示価格によれば、周辺の地価は1平方メートル当たり100万円程度で、同数字を基にすると、椿山荘の価値は土地だけで約500億円になるとみられるとしている。

 同社株価は18日以降、大幅に上昇してきたが、東洋経済による報道を受け、改めて含み益の大きさや売却の可能性に注目した買いが優勢となっている。

★10:08  シークス-SBIが目標株価引き下げ 24.12期の業績予想を下方修正
 シークス<7613.T>が3日ぶり反落。SBI証券では、24.12期の業績予想を下方修正。投資判断「買い」を継続、目標株価を2300円→1730円と引き下げた。

 1Q決算を受けて、SBIの24.12期予想を下方修正。売上高を前回予想3304億円から3200億円へ、営業利益を132億円から102億円へ下方修正する。売上高の主な変更は、車載関連機器を2150億円から2080億円へ、情報機器を240億円から207億円へ修正したこと。下方修正した理由は1Q時の状況が2Q以降も継続すると考えたためとした。


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