後場コメント No.1 三菱重、大林組、東邦鉛、古河電、富士フイルム、ダイダン

2024/07/01(月) 15:00
★12:32  三菱重工業-後場プラス転換 「H3」3号機打ち上げ成功 宇宙関連にも買い
 三菱重工業<7011.T>が後場プラス転換。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が1日正午過ぎに打ち上げた大型基幹ロケット「H3」3号機の打ち上げ成功が材料視されている。打ち上げ後は順調に進み、地球観測衛星「だいち4号」が軌道に投入された。

 「H3」は同社とJAXAが共同開発しており、今回の打ち上げ成功を好感した買いが入っている。QPS研究所<5595.T>、セック<3741.T>、ispace<9348.T>などの宇宙関連銘柄も買われている。

★12:32  大林組-6日続伸 子会社が中部電力と合弁設立し住宅用木構造材の生産・販売事業開始
 大林組<1802.T>が6日続伸。同社は1日、グループ会社のサイプレス・スナダヤが、中部電力<9502.T>と、北海道釧路市において住宅用木構造材の生産、販売事業を行う合弁会社を設立し、2027年4月をめどに国内最大級の製材工場の新設、稼働に向けた取り組みを開始すると発表した。
 
 同事業では、輸入材に劣らない品質を有するトドマツなどの北海道産原木を使用した住宅用木構造材の製造・販売のほか、流通量の確保とコスト縮減を図るため大型機械を導入し、大量生産を実現するという。これにより、品質・価格・流通量で輸入材に対抗でき、住宅メーカー各社が取り組む国産材の活用にも寄与できるとしている。

★12:33  東邦亜鉛-反発 投資有価証券売却損を2.1億円計上
 東邦亜鉛<5707.T>が反発。同社は1日11時30分、特別損失を計上すると発表した。

 八戸製錬(非上場)の株式を売却したことで、25.3期1Q(4-6月)において投資有価証券売却損2億1200万円を計上する。資産ポートフォリオの見直しおよび財務体質の強化を図る目的。今期の業績予想については、現在策定中である事業再生計画と併せてまとまり次第公表するとしている。

 なお、株価は買い向かう展開となっている。

★12:35  古河電気工業-もみ合い 日本電設工業と鉄道信号器具箱用「軽量基礎box」開発
 古河電気工業<5801.T>がもみ合い。同社は1日、日本電設工業<1950.T>と共同で、軽くて施工性に優れた鉄道信号器具箱用「軽量基礎box」を開発したと発表した。
 
 鉄道信号器具箱の更新・新設の際に基礎として使用される同製品は樹脂製の組立式で、従来のコンクリート製基礎と比較して3分の1程度と軽量のため、大型トラックや重機の進入が難しい都心部や街中の踏切において人力で搬入が可能だという。また、ケーブルトラフ接続用の切断加工が容易であることから工事現場での柔軟な対応を可能とし、施工時間の短縮に貢献するとしている

★12:42  富士フイルムHD-底堅い がん検診を中心とした健診センターをベトナムに展開
 富士フイルムホールディングス<4901.T>が底堅い。同社は1日、傘下の富士フイルムが、がん検診を中心とした健診センター「NURA」をベトナムに展開すると発表した。
 
 ベトナムのVIETNAM JAPAN HEALTH TECHNOLOGY(以下VJH)と提携し、同社がこれまで蓄積してきた健診サービスのノウハウをVJHに供与するという。VJH、およびベトナムの医療の質向上に貢献してきた「T-Matsuoka Medical Center」とともに、同国で高品質な健診サービスを提供する環境を構築していくとしている。

★12:42  ダイダン-丸三が新規に「買い」 産業施設向けの設備工事需要拡大が追い風
 ダイダン<1980.T>が反落。丸三証券では、産業施設向け設備工事需要拡大が追い風とし、投資判断は新規に「買い」、目標株価を4000円に設定した。

 丸三では、産業施設工事をけん引役とする業績拡大に注目。株主還元方針も配当性向を24.3期の35%から25.3期~27.3期は40%以上かつDOE4.0%を下限、と拡充したことも評価した。ラピダスの工場諸配管設備や車載用電池工場の受注により大きく増加しており、26.3期以降についても産業施設分野での旺盛な需要継続、施工体制強化などにより堅調な業績推移を予想している。


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