前場コメント No.6 冶金工、ルネサス、パナソニックH、ナルミヤ、金銭機、ポストプライ

2024/07/03(水) 11:30
★9:35  日本冶金工業-大和が投資判断引き上げ 販売量底打ちで総還元利回りはさらに魅力的水準へ
 日本冶金工業<5480.T>が大幅高。大和証券では、販売量底打ちで総還元利回りはさらに魅力的水準へとして、投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価を4300円→5600円に引き上げた。

 大和証券予想を営業利益で25.3期211億円(従来212億円)、26.3期230億円(同217億円)へ修正した。従来比では、在庫調整進展を受けたステンレス販売数量の回復などを織り込み直した。また、25.3期年間配当は会社計画と同水準の200円/株(配当性向21%)と予想した上で、総還元性向35%に基づく55万株の自己株式取得を含めて一株当たり総還元額を360円/株と想定している。

★9:45  ルネサス-SMBC日興が目標株価引き上げ 強固な製品ポートフォリオによる売上高成長に期待
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が続伸。SMBC日興証券では、強固な製品ポートフォリオによる売上高成長に期待。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を3200円→3700円に引き上げた。

 SMBC日興では、同社は収益性の改善、還元強化、トップライン成長など、これまで課題とされてきたものを着実に向上させてきていると評価。今後のこれまでのM&Aなどで得た製品ポートフォリオにより売上高成長が業界内でアウトパフォームできることが明確に示せれば、バリュエーションのディスカウントがさらに解消に向かう可能性が高いと考えている。

★9:48  パナソニックHD-5日ぶり反落 菌ケアに着目した化粧品など展開するKINSへ出資
 パナソニックホールディングス<6752.T>が5日ぶり反落。同社は2日、菌ケアに着目した化粧品などを展開するKINS(東京都渋谷区)へ出資すると発表した。
 
 同出資を通じ、常在細菌の可能性やニーズを理解するとともに、将来的には、一人ひとりの悩みに寄り添う適切なソリューション提供の可能性を追求し、ビューティ・ヘルスケア領域におけるさらなるイノベーション創出をめざすとしている。

 なお、外資系証券による目標株価の引き下げも観測されており、売りが優勢となっている。

★9:53  ナルミヤ-大幅反発 6月度の既存店売上高15%増
 ナルミヤ・インターナショナル<9275.T>が大幅反発。同社は2日、6月度の既存店売上高は速報値で前年同月比15.2%増だったと発表した。全店は同19.4%増となった。

 上旬より天候に恵まれ、夏物商品の販売が順調だった。なお、同社は本日決算発表を予定している。

★9:54  日本金銭機械-大幅安 新紙幣きょう発行 材料出尽くしの売り優勢
 日本金銭機械<6418.T>が大幅安。きょう3日から新紙幣が発行されることが材料。同日のNHKの報道によれば、3日の朝以降、日銀から各金融機関に引き渡され、午前中に手にすることができる金融機関もある見込みのもよう。2004年以来、20年ぶりのデザイン変更となる。

 また、財務省が5月にメーカーの業界団体に行った聞き取り調査では、新紙幣の発行開始までに、大手コンビニ・スーパーのレジは8割から9割程度、鉄道の券売機は8割から9割程度で更新が完了する見通しとしている。

 同社株は足もと新紙幣発行による機器更新需要期待から買われていたが、きょうは材料出尽くしによる売りが優勢となっている。9時50分時点でプライム市場値下がり率1位。

★10:05  ポストプライム-大幅続落 信用規制2日目も売り優勢 一時7%近い下落
 Postprime<198A.T>が大幅続落。信用規制2日目も売りが優勢となっている。

 6月20日に上場した同社は値動きの良さから人気化し、7月1日には1317円(公開価格450円の2.9倍)まで上昇。2日より増し担保金徴収措置が実施され、同日は上場来高値1427円を付けたものの、上値の重さから利益確定売りが出た。本日も手じまい売りが優勢となっており、安いところでは1093円(前日比6.8%安)を付ける場面があった。


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