前場コメント No.4 マクセル、アマノ、サンバイオ、放電精密、Abalance、GSユアサ

2024/07/03(水) 11:30
★9:07  マクセル-3日ぶり反落 全固体電池を開拓 新事業・M&Aに最大100億円と伝わる
 マクセル<6810.T>が3日ぶり反落。3日付の日刊工業新聞は、同社が2024~26年度の3年間に、新製品開発やM&Aなど戦略的な投資に最大100億円規模を投じる方針を示したと報じた。

 記事によれば、新規事業としては全固体電池のほか、電気自動車の軽量化などに寄与する発砲成形技術、電子機器の誤作動を防ぐ電磁環境適合性(EMC)対策部材などを想定するとしている。

 なお、株価へのポジティブな反応は限定的だ。

★9:12  アマノ-野村が新規に「Buy」 最高益更新を予想
 アマノ<6436.T>が続伸。野村では、駐車場関連事業、就業管理システム、環境システムで成長を積み上げ、最高益更新を予想。レーティングは新規に「Buy」とし、目標株価は4800円に設定した。

 24.3期営業最高益更新が好感され、直近1年間で株価は上昇しているが、野村では25.3期も駐車場関連事業と就業管理システムを中心に会社計画を上回る営業利益を予想、その後も最高益更新が続くと見込む。目標株価を4800円とし、株価上昇余地から割安と判断している。

★9:13  サンバイオ-MSMUFGが目標株価引き上げ 2025年2-4月に向けた準備は着実に前進
 サンバイオ<4592.T>が大幅高。2025年2-4月に向けた準備は着実に前進として、投資判断「Equal-weight」を継続、目標株価を500円から1350円に引き上げた。

 モルガン・スタンレーMUFGでは、6月19日の部会審議通過を踏まえ、Akuugoのリスク調整を25%→65%に変更。製品出荷が会社側の想定時期に実現しないリスクは排除できないが、2025年発売、2028年の黒字化を想定するよう見通しを変更するとしている。

★9:15  放電精密加工研究所-急落 1Q営業黒字転換も材料出尽くし
 放電精密加工研究所<6469.T>が急落。同社は2日、25.2期1Q(3-5月)の連結営業損益は7800万円の黒字(前年同期は1900万円の赤字)だったと発表した。

 増収や価格転嫁に加え、動力費などのコスト削減が寄与した。

 なお、株価は決算期待から直近で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:15  Abalance-急落 ナスダック上場子会社の公開価額割れを嫌気か
 Abalance<3856.T>が急落。同社子会社であるTOYO Coが2日に米国ナスダック市場へ上場したことが材料視されているもよう。
 
 TOYO Coの公開価額は1株10.00ドルだったが、2日の終値は2.15ドルとなった。子会社の公開価額割れを受けて同社株にも売りが出ているようだ。

★9:15  GSユアサ-7日ぶり反発 三菱自向けPHV用電池を増産=日経
 ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>が7日ぶり反発。3日付の日本経済新聞朝刊は、同社が車載用のリチウムイオン電池を増産すると報じた。
 
 記事によると、滋賀県栗東市の工場に2024年度中に数十億円を投資し、プラグインハイブリッド車(PHV)向けなどの電池の生産能力を3割引き上げるという。供給先の三菱自動車<7211.T>のPHV向けが堅調で、12年の工場操業開始以来、初めて本格的な能力増強に踏み切るとしている。


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