前場コメント No.7 イオレ、大成建、ファナック、三菱電、大林組、竹内製作

2024/08/23(金) 11:30
★9:41  イオレ-急騰 「Answer to Earn」が「らくらく連絡網」での広告配信開始
 イオレ<2334.T>が急騰。同社は22日、Digital Entertainment Asset(シンガポール)、シンプレクス・ホールディングス<4373.T>傘下のシンプレクスと、Web3型広告サービス「Answer to Earn」について、「らくらく連絡網」とのメディア連携を同日より開始し、らくらく連絡網でのクイズ型広告の配信を開始すると発表した。
 
 同連携により、らくらく連絡網に登録している700万人の会員に向けて「Answer to Earn」による暗号資産をインセンティブとして活用したプロモーションや市場調査を行うことができるとしている。

★9:42  大成建設-野村が目標株価引き上げ 業績進捗良好で株主還元期待が高まろう
 大成建設<1801.T>が堅調。野村証券では、業績進捗良好で株主還元期待が高まると指摘。投資評価は「Buy」を継続、目標株価は6900円→7100円に引き上げた。

 野村予想は25.3期中心に営業利益予想を上方修正。25.3期は1Qに土木系の子会社にて設計変更の獲得等で粗利率が野村予想を上振れた点を考慮し、子会社の粗利益の予想を引き上げ。26.3期以降は建築粗利率の見方を引き上げ、25.3期1Qも受注時採算の改善が継続した点を考慮した。建築粗利率の底打ちや政策保有株の売却進捗が2Q以降も見込まれる中、株主還元への期待が高まり株価は堅調な推移が継続すると考えている。

★9:57  ファナック-SMBC日興が目標株価引き上げ 株価は底堅いとみる
 ファナック<6954.T>が4日続伸。SMBC日興証券では、バリュエーション水準と補助金効果で、株価は底堅いと判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を5000円→5300円と引き上げた。

 同社は25.3期1Q決算時点で円安やFA部門などの需要改善を背景に通期営業利益計画を上方修正した。SMBC日興では、中国需要の本格回復が短期的に期待しづらい状況に変化はないが、1.PBRは過去最低水準であり株価の下落リスクが限定的とみること、2.CNC装置は中国の更新投資の補助金恩恵を受けやすいとみること、3.中国と同様に売上高エクスポージャーが大きい米州の需要が改善すれば再評価を受けやすいとみること、の3点で引き続きFA銘柄間で底堅い株価が期待できると考えている。

★9:59  三菱電機-3日ぶり反発 生成AIブームで光デバイス需要「非常に旺盛」と伝わる
 三菱電機<6503.T>が3日ぶり反発。ブルームバーグ通信は23日8時10分、同社の竹見政義半導体・デバイス事業本部長は生成AIブームを受けて同社の光デバイス製品の需要が「非常に旺盛」で、継続的な生産能力増強が必要との考えを示したと報じた。
 
 記事によると、竹見氏は21日のインタビューで、巨大データセンター(DC)投資は非常に安定しており、顧客は「どんどん作りたい」と言っていると話したという。顧客の具体名は控えたが、GAFAM5社のDCに同社製品はほぼ使われており、「どこが投資をしてもわれわれの製品を使ってもらえる」と述べたとしている。
 
 竹見氏は光デバイスの生産能力について、9月までに昨年比で5割増に高める計画だが、顧客の要望次第ではそれでも対応し切れないため、そこから2倍程度まで拡大する必要性も示唆したとしている。

★10:00  大林組-野村が目標株価引き上げ 建築粗利率の改善が着実に進もう
 大林組<1802.T>が反発。野村証券では、建築粗利率の改善が着実に進むと指摘。投資評価は「Buy」を継続、目標株価は2200円→2250円に引き上げた。

 野村では、国内建築や海外で利益予想を若干上方修正。営業利益予想は単体、子会社ともやや引き上げた。単体建築は1Q粗利率が野村予想を上振れ受注時採算の改善影響が想定以上に早く顕在化したことを考慮。海外では、米国での旺盛なインフラ投資の継続により1Qの利益進捗が底堅く推移したMWH社やウェブコ社での利益寄与の見方を引き上げた。国内建築では25.3期2Q以降にて低採算案件の減少による着実な建築粗利率の改善が見込まれる他、配当利回りの高さや追加の株主還元余地に注目している。

★10:00  竹内製作所-SMBC日興が目標株価引き下げ 需要弱含みと円高傾向で26.2期は厳しい
 竹内製作所<6432.T>が変わらずをはさみ4日続落。SMBC日興証券では、需要弱含みに加え円高傾向で26.2期業績は厳しいと予想。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を5300円→4600円に引き下げた。

 同社の25.2期1Qはイギリスをはじめとする欧州需要悪化や北米弱含みで大型案件除く受注高が前年同期比34%減となった。SMBC日興では、需要全体として短期的に低迷を見込むものの、25.2期は円安効果や物流費減少で営業利益は会社計画対比で上振れを予想する。一方、26.2期は受注残ピークアウトによる販売数量減少や円高効果で大幅な営業減益を想定し、株式市場目線が26.2期に向かい始めると嫌気されるリスクがあるとみている。


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