前場コメント No.6 サイエンスアーツ、住友電、フジクラ、プロディライ、ラクスル、三浦工

2024/09/10(火) 11:32
★9:17  サイエンスアーツ-もみ合い 慶大予防医療センターでBuddycom導入
 サイエンスアーツ<4412.T>がもみ合い。同社は10日8時、同社が提供するデスクレスワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」が、慶應義塾大学予防医療センターに導入されたと発表した。
 
 「Buddycom」は、インターネット通信網(4G、5G、Wi-Fi)を利用して、スマートフォンやタブレットにアプリをインストールすることで、トランシーバーや無線機のように複数人と同時コミュニケーションを可能にするサービスだとしている。

★9:18  住友電気工業-大和が投資判断を引き上げ 堅調なファンダメンタルズに対して株価に割安感
 住友電気工業<5802.T>が小幅安。大和証券では、堅調なファンダメンタルズに対して株価に割安感と指摘。投資判断は「3(中立)」→「2(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価は2700円に据え置いた。

 大和では、営業利益で24年度:2605億円(従来2517億円)、25年度:2822億円(同2693億円)へ増額予想とした。ファンダメンタルズはハーネスの収益性改善、生成AI向け光デバイスの拡販、環境エネルギー関連の各製品拡販等を含め、総じて好調と大和では受け止めており、現在株価には割安感を見出せるとの見方に変更。資産効率向上等の取組みによって電線セクター内で相対的に低位なROEの水準を高めていけるかが、更なる上値を追う上でのポイントになるとみている。

★9:19  フジクラ-大和が目標株価を引き上げ 情報通信を中心とした業績拡大が継続へ
 フジクラ<5803.T>が小幅安。大和証券では、情報通信を中心とした業績拡大が継続すると見込む。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は3700円→4400円に引き上げた。

 大和では、営業利益で24年度:975億円(従来776億円)、25年度:1069億円(同863億円)へ増額予想とした。光コネクタの生産能力は足元で従来比1.4倍、24年度内には同2倍に引き上げる計画であり、同規模の販売拡大が実現すれば増額修正後の大和予想に更なる上積み余地が生まれるとコメント。見直されていない下期会社計画は上期決算発表時に増額修正される公算が大きいとみている。

★9:24  プロディライト-ストップ高買い気配 音声から人の感情を分析できる技術に関し特許取得
 プロディライト<5580.T>がストップ高買い気配。同社は9日、音声から人の感情を分析できる技術に関連する特許を取得したと発表した。

 音声から人の感情を分析する技術において、各パラメータ(平常、喜び、怒り、悲しみ、元気度)に対し、同社独自の重みづけによって得られたポジティブ・ネガティブといったスコアリングを可能にした部分が特許の対象となっている。この発明は、クラウドPBX「INNOVERA」のオプション機能である「INNOVERA Emotion」にてすでに実用化されているとした。

★9:27  ラクスル-大和が新規に「アウトパフォーム」 BtoB向け供給需要をマッチ、M&Aで拡大余地あり
 ラクスル<4384.T>が続伸。大和証券では、BtoB向け供給需要をマッチ、M&Aで拡大余地ありと指摘。投資判断は新規に「2(アウトパフォーム)」とし、目標株価は1300円に設定した。

 大和では、24年7月期Non-GAAP EBITDA(J-GAAP営業利益+のれん償却額+減価償却費+株式報酬費用)を前期比36.7%増益の43.0億円と予想。「ラクスル」が既存事業好調に加え、AmidAホールディングス(ハンコヤドットコムを運営)連結等により業績拡大を牽引するとみている。25年7月期売上高は同19.8%増収の614.1億円、Non-GAAP EBITDAは同27.9%増益の55.0億円を予想。BtoB向け印刷物・ビジネスサプライ等の需要・供給者を集約するニーズは根強いと考えている。また、第1四半期からのA-LINK SERVICESの新規連結も業績寄与し、今後に向けては積極M&Aにより業績が非連続で拡大する期待もあると解説している。

★9:28  三浦工業-SMBC日興が目標株価を引き上げ Cleaver-Brooksの業績寄与を織り込む、株価は依然割安
 三浦工業<6005.T>が大幅続伸。SMBC日興証券では、Cleaver-Brooksの業績寄与を織り込む、株価は依然割安と指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は4700円→5000円に引き上げた。

 SMBC日興では、新規連結したCleaver-Brooks(以下「CB社」)の1Q業績(1.5ヶ月分連結)は、売上高117億円、無形資産償却前営業利益14億円、営業利益率12%となった点に注目。2Q以降もM&A関連費用が計上されるほか無形資産償却の会計処理も行われるが依然不透明な状況が継続しているという。しかしながら、このCB社の営業利益貢献がなくともPERは過去最低水準となっており割安感が強いと指摘。シクリカル銘柄の業績不透明感が強い中、ディフェンシブ銘柄としても改めて評価している。


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