前場コメント No.6 大塚HD、三菱重、PATH、SUBARU、芙蓉リース、ノーリツ

2024/10/23(水) 11:30
★9:28  大塚HD-反発 IgA腎症を対象としたシベプレンリマブのフェーズ3試験中間結果で主要評価項目を達成
 大塚ホールディングス<4578.T>が反発。同社傘下の大塚製薬は22日、米国子会社のOtsuka Pharmaceutical Development&Commercializationと行っているIgA腎症を対象としたシベプレンリマブ(一般名)のフェーズ3試験における中間解析結果において、主要評価項目を達成したと発表した。

 同試験は、副次評価項目であるeGFR(推算糸球体濾過量)で測定される24カ月間の腎機能変化を評価するために継続されており、2026年初頭に終了する予定。同社は今回の良好な中間解析結果に基づき、米国での早期承認申請に向けてFDAと協議を進めるとしている。

★9:29  三菱重工業-3日続落 米ロッキードマーチン急落を嫌気か 一時4%安
 三菱重工業<7011.T>が3日続落。軍用機などを開発する米ロッキード・マーチンの株価急落が嫌気されているもよう。

 ロッキード・マーチンは22日の米国市場開始前に7-9月決算を発表。売上高が市場予想を下回ったことで、株価は6%を超える下落となった。

 このことを受け、防衛関連として買われていた同社に対して手じまい売りが出ているとみられる。一時4.1%安となる場面があったが、足元では下げ幅を縮めている。

★9:32  パス-大幅反発 AIプログラム開発など手掛ける三和製作所を子会社化
 パス<3840.T>が大幅反発。同社は22日、三和製作所の全株式を取得し、子会社化すると発表した。
 
 同社は、三和製作所が持つAIによる画像処理技術とロボティクス技術を活用し、従来の食品加工過程における人的作業を大幅に削減する革新的な食品製造に関する産業機器の開発および販売業務に関する業務提携契約の締結を行い、AI画像処理技術とロボティクス技術を融合した分野で新事業を開始していた。
 
 今回の株式取得は、同社が大きな成長分野であると捉えているAIおよびロボティクス技術を活用した産業機器の製造販売事業に、同社グループが直接的に参入することや、三和製作所がバイオマス発電設備に関するガス炉の製造受託を行っていることから、バイオマス発電事業とのシナジー効果を目的としているという。
 
 株式取得に向けた基本合意書の締結は、25.3期の連結業績に対して売上1億6500万円程度、売上総利益6600万円程度、営業利益5200万円程度の影響が生じる見込みだとしている。

★9:41  SUBARU-大幅高 円安進行と米GM好決算を材料視 自動車株が高い
 SUBARU<7270.T>が大幅高。円安進行などが好感されている。

 22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は円安が進行。同日の東証大引け時点で150.7円台だったドル円は151円台を付けた。米長期金利の上昇などを背景に、円売りドル買いが優勢となった。足元では151.3円台で推移している。また、米ゼネラル・モーターズが7-9月決算を発表し、利益と売上高が市場予想を上回ったことで株価は10%近い上昇となった。

 円安進行や米自動車大手の株価上昇を受け、国内自動車株も買いが優勢となっている。トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>、マツダ<7261.T>なども高い。東証の業種別騰落率では、輸送用機器が上昇率トップとなっている。

★9:43  芙蓉総合リース-3日ぶり反発  eve autonomyと業務協定締結
 芙蓉総合リース<8424.T>が3日ぶり反発。同社は23日9時、eve autonomy(静岡県磐田市)と、自動搬送サービスの共同事業「eve auto Re Fine」の構築を目的とした業務協定を締結したと発表した。
 
 同協定は、eve autonomyが提供する自律走行搬送機に各種周辺サービスをパッケージ化したサブスクリプション型自動搬送サービス「eve auto」と、同社が有するファイナンスサービスとアセットノウハウを組み合わせた共同事業「eve auto Re Fine」の提供によって、物流課題の解決と循環型社会への貢献を目的とするものだとしている。

★10:01  ノーリツ-底堅い 水素100%燃焼給湯器の実証実験を豪州で開始
 ノーリツ<5943.T>が底堅い。同社は22日、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速させるため、グループ会社のDux Manufacturing、西オーストラリアを中心としたエネルギーインフラ会社のATCO Gas Australiaと共同で、水素100%燃焼の家庭用給湯器の実証実験を2024年12月から開始すると発表した。
 
 今回の実験では、同社が開発した水素100%燃焼の家庭用給湯器を水素住宅に導入し、2024年12月から約2年間、日常生活での稼働状況を検証するという。長期運転による信頼性の評価を行い、水素社会においても安全に安定したお湯の供給が可能かを実証するとしている。


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