後場コメント No.1 かんぽ、ジャフコG、研創、ガイシ、カイノス、コニカミノルタ

2024/10/25(金) 15:00
★12:31  かんぽ生命-6日続落 25.3期上期末時点における有価証券の含み損額を発表
 かんぽ生命保険<7181.T>が6日続落。同社は25日11時30分、25.3期上期(4-9月)末時点における有価証券の含み損が1兆4409億円だったと発表した。

 25.3期通期業績ならびに配当予想に関する変更はないとしている。なお、株価は軟調な地合いから、売りが優勢となっている。

★12:32  ジャフコG-後場上げ幅拡大 上期最終益2倍 キャピタルゲイン・成功報酬がともに増加
 ジャフコ グループ<8595.T>が後場上げ幅拡大。同社は25日12時、25.3期上期(4-9月)の連結純利益は46.9億円(前年同期比2.0倍)だったと発表した。

 上期における同社グループの投資先の新規IPOは3社(国内3社、海外なし)であり、新規IPOによる株式売却などに加え、2024年8月に野村アセットマネジメントとの共同開発で、同社ファンドを組み入れた投資信託の提供を開始したことに伴い、当該投資信託へ同社の保有する持分の譲渡を行った結果、キャピタルゲインは前年同期比で増加した。また、各ファンドのEXIT進ちょくにより成功報酬も前年同期比で増加したとしている。

★12:35  研創-後場マイナス転換 上期営業益63%減 売上原価率や販管費率の上昇響く
 研創<7939.T>が後場マイナス転換。同社は25日12時、25.3期上期(4-9月)の営業利益は2700万円(前年同期比63.3%減)だったと発表した。

 中計の重点推進課題解決に向けた取り組みを推進したものの、売上原価率や販管費率の上昇が響いた。なお、同社が手がけるサイン製品の需要は下半期に偏る一方で、固定費はほぼ恒常的に発生するため、同社は利益が下半期に偏るなど経営成績に季節的な変動があるとしている。

★12:36  日本ガイシ-底堅い Sustechと電力運用プラットフォームを活用した蓄電所ファンドの設立検討
 日本ガイシ<5333.T>が底堅い。同社は25日、Sustech(東京都港区)と、Sustechの電力運用プラットフォーム「ELIC」を活用した蓄電所ファンドの設立検討を開始したと発表した。
 
 今回、設立を検討する蓄電所ファンドでは、同社が培った蓄電池技術と、AI技術や電力運用のノウハウを用いて高い予測精度の実績を誇るSustechの「ELIC」を活用し、運用による収益の最大化を図る。得られた収益は、配当として投資家に還元することでさらなる投資を呼び込み、新規の蓄電所設立をめざすとしている。

★12:38  カイノス-後場マイナス転換 上期営業益8.9%減 仕入れ価格上昇などが響く
 カイノス<4556.T>が後場マイナス転換。同社は25日12時30分、25.3期上期(4-9月)の営業利益は4.7億円(前年同期比8.9%減)だったと発表した。円安の影響を含む仕入れ価格などの上昇や、人件費を含む販管費の増加が響いた。

★12:43  コニカミノルタ-大幅に3日続伸 胸部X線画像診断支援AIの検出精度改良を達成
 コニカミノルタ<4902.T>が大幅に3日続伸。同社は25日、胸部X線画像をAIで解析し、結節影、腫瘤影や浸潤影の見落とし防止を支援する胸部X線画像診断支援AI「CXR Finding-i」において、国内外で取得した数十万件以上の胸部X線画像の学習を行い、自社独自技術による精度改良を実現したと発表した。
 
 今回の検出精度改良では、病変に対する感度は従来バージョンと同等の性能を維持しながら、病変のない正常例をAIが正常と判断した割合を示す特異度を従来の69%から88%まで大きく改善したという。病変検出性能の向上により診断の一層の効率化を図り、医師の負荷軽減に貢献するとともに、診断価値を高めるとしている。
 
 なお、同日発表された外資系証券会社による目標株価の引き上げも好感されている。


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