後場コメント No.3 塩野義、日鋳造、ナガワ、第一三共、NEC、キヤノン

2024/10/28(月) 15:01
★13:05  塩野義製薬-後場上げ幅拡大 通期営業益を上方修正 上期は計画上回る
 塩野義製薬<4507.T>が後場上げ幅拡大。同社は28日13時、25.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を従来の1600億円から1650億円(前期比7.6%増)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは1593億円。
 
 海外事業において抗菌薬セフィデロコルを中心に売り上げが堅調に推移しているほか、HIV事業のロイヤリティー収入なども堅調に推移している。不眠症治療薬クービビックの業績貢献期待なども踏まえ、通期の見通しを引き上げた。
 
 25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は759億円(前年同期比22.7%減)だった。上期の会社計画690億円を上回った。

★13:10  日本鋳造-5日続落 上期営業赤字転落 上期の会社計画を下回る
 日本鋳造<5609.T>が5日続落。同社は25日、25.3期上期(4-9月)の連結営業損益は3200万円の赤字(前年同期は2億9600万円の黒字)だったと発表した。会社計画の1000万円黒字から下振れて着地した。エンジニアリング部門で大型プロジェクト案件が納期変更となったことが響いた。

★13:12  ナガワ-後場下げ幅拡大 上期営業益2.4%増も上期の会社計画下回る
 ナガワ<9663.T>が後場下げ幅拡大。同社は28日13時、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は18.4億円(前年同期比2.4%増)だったと発表した。上期の会社計画の26.0億円を下回った。展示場の拡充や移転、新規開設などの積極的な投資を継続的に行って販売拡大に注力するとともに、配送体制の効率化も図ったとしている。

 なお株価は、上期の会社計画から下振れて着地したことが嫌気され、売りが優勢となっている。

★13:13  第一三共-6日ぶり反発 社長「治療の選択肢増やす」 がん治療薬に経営資源集中=日経
 第一三共<4568.T>が6日ぶり反発。日本経済新聞電子版は28日13時02分、同社の奥沢宏幸社長兼最高執行責任者(COO)が同日の日経フォーラム第26回世界経営者会議に登壇したと報じた。
 
 記事によれば、同社は「がん治療薬」に経営資源を集中、海外大手と共同で新薬開発・販売を進める考えだという。奥沢氏は「医療従事者にできるだけ多くの治療の選択肢を持ってもらえるよう力を尽くす」と強調したとしている。

★13:19  NEC-反発 豊田自動織機向けに出荷時の荷積みと配車を最適化するシステム構築
 NEC<6701.T>が反発。同社は28日、豊田自動織機<6201.T>向けに、量子コンピューティング技術を活用したフォークリフト出荷時の荷積みと配送先の組み合わせを最適化するシステムを構築、2024年10月から豊田自動織機の高浜工場で本格稼働を開始したと発表した。
 
 同システムを高浜工場での出荷計画業務に用いたところ、熟練者の約6分の1以下の時間で計画を立案することができ、同時に積載率向上を実現したという。また、これらにより輸送費の低減、CO2削減にも寄与するとしている。

★13:35  キヤノン-岩井コスモが投資判断引き下げ 株価上昇を踏まえる
 キヤノン<7751.T>が反発。岩井コスモ証券では、株価上昇を受けて投資判断を「A」→「B+」に引き下げる一方、目標株価は5200円→5400円へ引き上げた。

 岩井コスモでは、前回レポート発表時から株価が上昇したことを受け、投資判断を1段階引き下げた。一方、上昇ピッチは緩やかになるが、12月決算であることや、若干の上振れが見込めることから株価は底堅く推移すると予想。今期の1株当たり配当金は150円のまま据え置かれたが、来期160円復帰はほぼ間違いないと考えている。


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