前場コメント No.5 明電舎、東映アニメ、ゲンキードラ、マクニカHD、コア、サクラKCS

2024/10/29(火) 11:31
★9:08  明電舎-底堅い 通期営業益を上方修正 上期は営業黒字転換
 明電舎<6508.T>が底堅い。同社は28日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の150億円から160億円(前期比25.7%増)に上方修正すると発表した。

 25.3期上期(4-9月)の連結営業損益は19.1億円の黒字(前年同期は23.7億円の赤字)だった。上期の会社計画の15.0億円の赤字から上振れて着地した。フィールドエンジニアリング事業や海外を主体とする変電事業などにおいて、売上時期の前倒しや採算性の改善が見られたことが寄与した。

★9:08  東映アニメーション-続伸 通期営業益を上方修正 配信権販売・版権事業が好調
 東映アニメーション<4816.T>が続伸。同社は28日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の200億円から270億円(前期比15.6%増)に上方修正すると発表した。

 上期において、国内外の配信権販売・版権事業が、期初見込みを上回り好調に推移。下期についても好調を維持する見込みであることを踏まえた。

★9:16  Genky-急落 1Q営業益13%増 コンセンサス下回る
 Genky DrugStores<9267.T>が急落。同社は28日、25.6期1Q(6月21日-9月20日月)の連結営業利益は22.7億円(前年同期比12.8%増)だったと発表した。市場コンセンサスは24.0億円。

 既存店売上高は計画を下回ったが、廃棄ロス抑制やリベートなどの寄与もあり、食品・非食品どちらも荒利率が改善した。前期は富山小矢部RPDC(物流および食品加工の主要拠点)の開設時期で物流費が重かった反動も利益を押し上げた。

 なお、着地がコンセンサスを下回ったことから、株価は売りが優勢となっている。

★9:18  マクニカHD-急落 通期営業益を下方修正 産業機器市場の回復遅れを予想
 マクニカホールディングス<3132.T>が急落。同社は28日、25.3期通期の連結営業利益を従来の640億円から445億円(前期)に下方修正すると発表した。市場コンセンサスは656億円。

 集積回路および電子デバイスその他事業において、同社グループが主に注力する産業機器市場において、中国市場の停滞が長引いていることや在庫調整などもあることから回復が遅れると予想していることを踏まえた。

 併せて、25.3期の業績修正を踏まえ、25.3期を最終年度とする中期経営計画の経営数値目標を修正することも発表した。連結営業利益目標を640億円から445億円に、連結営業利益率は5.8%から4.3%に修正している。

★9:21  コア-大幅反落 上期営業益1%増も上期計画を下回る
 コア<2359.T>が大幅反落。同社は28日、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は13.2億円(前年同期比1.0%増)だったと発表した。上期の会社計画の14億円を下回った。通期計画に対する進ちょく率は39.8%。主力の産業技術ソリューション事業において、メディアソリューションを含めて全体的にソリューション案件が増加したことにより、利益が拡大したとしている。

 なお株価は、上期の会社計画を下回ったことや、進ちょくの遅れが嫌気され、売りが優勢となっている。

★9:22  さくらKCS-大幅反発 さくらインターネットの好決算受け連れ高 データセンター関連に買い
 さくらケーシーエス<4761.T>が大幅反発。さくらインターネット<3778.T>が28日に、25.3期上期(4-9月)の決算を発表したことが材料視されている。

 さくらインターネットの25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は13.0億円(前年同期比5.2倍)だった。生成AI向けGPUクラウドサービスの提供開始やクラウドサービスの成長により、大幅な増収増益を達成。売上・利益ともに過去最高となったとしている。
 
 さくらインターネットの好決算を受け、同社やデータセクション<3905.T>などのデータセンター関連銘柄にも業績期待の買いが入っている。


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