後場コメント No.2 Uアローズ、東レ、ルツボ、三菱重、旭化成、五洋建

2024/11/07(木) 15:33
★12:39  ユナイテッドアローズ-後場上げ幅拡大 通期営業益を上方修正 上期は66%増
 ユナイテッドアローズ<7606.T>が後場上げ幅拡大。同社は7日12時30分、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の73.0億円から77.0億円(前期比14.2%増)に上方修正すると発表した。

 上期において、雇用・所得環境の改善や外出機会の増加に伴う堅調なファッション需要の継続、インバウンド売り上げの拡大などの外部環境に加え、商品力の強化、適切な在庫調達、精度の高い価格設定などの施策により、期初予想を上回ったことを踏まえた。
 
 25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は29.5億円(前年同期比66.4%増)だった。市場コンセンサスは23.2億円。

★12:39  東レ-後場急騰 1億5500万株・1000億円を上限に自社株買い 割合は9.67%
 東レ<3402.T>が後場急騰。同社は7日12時30分、1億5500万株・1000億円を上限とした自己株取得を行うと発表した。取得期間は2024年11月8日~25年11月7日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は9.67%となる。

★12:39  東レ-後場急騰 通期最終益を上方修正 上期は92%増 自社株買いも発表
 東レ<3402.T>が後場急騰。同社は7日12時30分、25.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を従来の810億円から880億円(前期比4倍)に上方修正すると発表した。上期の業績動向および事業環境などを踏まえた。市場コンセンサスは886億円。

 25.3期上期の連結純利益は555億円(前年同期比92.3%増)だった。繊維、機能化成品、炭素繊維複合材料セグメントが堅調に推移した。特に機能化成品セグメントは、樹脂事業は中国市場などの需要回復、フィルム事業は前期の在庫調整からの需要回復・拡大により大幅な収益改善となった。

 株価は同時に発表した自社株買いも好感されている。

★12:40  日本ルツボ-後場マイナス転換 上期営業益71%増も進ちょくの遅れを嫌気
 日本ルツボ<5355.T>が後場マイナス転換。同社は7日12時、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は2.4億円(前年同期比70.8%増)だったと発表した。会社計画に対する進ちょく率は42.9%。営業と技術が一体となり、主力製品や新製品の拡販活動を積極的に推進したことが寄与した。

 なお株価は、進ちょくの遅れが嫌気され、売りが優勢となっている。

★12:42  三菱重工業-岩井コスモが目標株価引き上げ 原子力は堅調な受注が継続
 三菱重工業<7011.T>が反落。岩井コスモ証券では、原子力は堅調な受注が継続、防衛は受注の拡大が続きそうだと判断。投資判断「A」を継続、目標株価を1900円→2400円と引き上げた。

 同社は通期業績見通しについて、受注高を前回比2000億円の6兆円に上方修正した。前提為替レートは1米ドル145円、1ユーロ155円と、前回から変更なし。中期経営計画(25.3期~27.3期)では、GTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル発電システム)や原子力、防衛などに注力することにより、27.3期に売上収益を現在より約1兆円多い5兆7000億円以上にすることをめざす。
 岩井コスモでは、原子力は原発活用の動きが強まるなか、堅調な受注が継続。防衛は防衛予算増額を背景に受注の拡大が続きそうだとし、投資判断「A」継続、目標株価を引き上げた。

★12:43  旭化成-SBIが目標株価引き上げ マテリアルが半導体・電子関連機器市場向け需要好調
 旭化成<3407.T>が反発。SBI証券では、マテリアルが半導体・電子関連機器市場向け需要好調と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を1450円→1480円と引き上げた。

 24年度上期営業利益(1089億円)は、前年同期比530億円増益と好決算。全セグメントで増収増益を達成した。マテリアルは、半導体・電子関連機器市場向け需要好調に加え、石化の採算改善や在庫受払差の影響などで前年同期比で大幅増益となった。
 SBIでは、同社の24年度営業利益予想を買収費用などの織り込みにより、2000億円から1970億円へ減額。25年度、26年度の営業利益、EPS予想は据え置くが、ターゲットバリュエーションの切り上がりにより目標株価は引き上げている。

★12:47  五洋建設-後場上げ幅縮小 上期営業益13%増も材料出尽くし
 五洋建設<1893.T>が後場上げ幅縮小。同社は7日12時、25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は151.0億円(前年同期比13.2%増)だったと発表した。国内建築事業が、増収に加え工事採算の改善により、大幅増益となったことなどが寄与した。市場コンセンサスは149.7億円。

 しかし、株価は決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。


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