前場コメント No.7 ヨネックス、SUMCO、ガイシ、ブラザー、スターティアHD、MARUWA

2024/11/11(月) 11:31
★9:42  ヨネックス-大幅高 通期営業益を上方修正 増配も発表
 ヨネックス<7906.T>が大幅高。同社は8日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の125億円から131億円(前期比12.8%増)に上方修正すると発表した。

 上期は海外、国内ともに堅調なスポーツ需要に加え、国際大会の開催などによる市場の盛り上がり、円安による海外業績換算の上押し効果により、売上高、利益ともに当初予想を上回った。今後の、国際大会での選手活躍を生かしてファンを増やすためのマーケティング投資の強化なども踏まえた。

 25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は76.9億円(前年同期比37.1%増)だった。

 併せて、25.3期の中間配当を従来予想の10円に対し11円(前期中間は7円)に決定した。

★9:42  SUMCO-急落 通期営業益52%減見込む 3Q累計は52%減
 SUMCO<3436.T>が急落。同社は8日、従来未定としていた24.12期通期の連結営業利益予想を349億円(前期比52.2%減)に、期末配当予想を6円(前期末は13円)にすると発表した。市場コンセンサスは417億円。

 300ミリメートルのシリコンウェーハ需要は、AI向けを中心とした先端品は引き続き好調だが、顧客は先端品以外のウェーハ在庫の適正化に時間を要しており、回復は遅れる見通し。200ミリメートル以下については、引き続き最終製品の需要は弱く、低調な出荷が続く見通し。年間配当予想は21円(前期は55円)となる。

 24.12期3Q累計(1-9月)の連結営業利益は300億円(前年同期比51.5%減)だった。

★9:42  日本ガイシ-大和が目標株価を引き上げ 不透明感があるなかでの収益改善を評価
 日本ガイシ<5333.T>が小幅反発。大和証券では、不透明感があるなかでの収益改善を評価。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は2500円→2700円に引き上げた。

 大和では、25/3期連結業績を売上高6200億円(前期比7%増)、営業利益800億円(同20%増)と営業利益は前回予想を据え置いた。2Qまでは概ね順調なほか、円安効果等の可能性を考慮すると会社営業利益計画(780億円)は上回るとみている。エンバイロメント事業は欧州の景況感悪化等で自動車販売の落ち込みが業績にやや影を落とすリスクがあるが、EVの販売が落ち着くなか、内燃機関に係る自動車関連製品が大きく落ち込む可能性は低いとみている。

★9:47  ブラザー工業-急落 通期最終益を下方修正 上期は3%減
 ブラザー工業<6448.T>が急落。同社は8日、25.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を従来の630億円から570億円(前期比80.1%増)に下方修正すると発表した。

 マシナリー事業の産業機器における市況回復が想定以上に遅れており、従来予想を下回る見通し。通期の想定為替レートはユーロを据え置く一方、米ドルは140円(従来は145円)に修正した。

 25.3期上期(4-9月)の連結純利益は282億円(前年同期比2.6%減)だった。

★9:53  スターティア-大幅高 通期営業益を上方修正 増配も発表
 スターティアホールディングス<3393.T>が大幅高。同社は8日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の25.0億円から26.2億円(前期比14.8%増)に上方修正すると発表した。上期の実績と足もとの状況を踏まえた。

 25.3期上期(4-9月)の連結営業利益は13.2億円(前年同期比2.5%増)だった。ITインフラ関連事業におけるネットワーク関連機器の販売とビジネスフォンのリプレイスが好調に推移したことで、フロー売上が好調に推移したことなどが寄与した。

 併せて、25.3期の期末配当予想を51円から56円(前期末は43円)に上方修正すると発表した。年間配当は97円→102円(前期は69円)となる。

 なお、同日発表された自社株買いも好感されている。

★9:53  スターティア-大幅高 立会外で15万5000株・3億0458万円を上限に自社株買い 割合1.61%
 スターティアホールディングス<3393.T>が大幅高。同社は8日、15万5000株・3億0457万5000円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。2024年11月8日の終値(最終特別気配を含む)1965円で、11日8時45分の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において買い付けの委託を行う。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.61%となる。

★9:53  MARUWAー東海東京が目標株価を引き上げ 利益率の改善や情報通信向けの販売増加に注目
 MARUWA<5344.T>が堅調。東海東京インテリジェンス・ラボでは、利益率の改善や情報通信向けの販売増加に注目。投資判断は「Outperform」を継続し、目標株価は41750円→52000円に引き上げた。

 東海東京では、売上高営業利益率の改善や情報通信向けの販売増加を織り込んだこと、2Q累計(4-9月)実績が予想を上回ったことなどから、25/3期通期業績を売上高736億円(前年比19.6%増、前回703億円)、営業利益279億円(同40.9%増、前回240億円)へ上方修正。26/3期業績も売上高891億円(前年比21.1%増、前回75億円)、営業利益358億円(同28.3%増、263億円)へ上方修正した。


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