後場コメント No.4 良品計画、山九、富士通、富士ソフト、ジェリービー、リックス

2024/12/11(水) 15:36
★13:33  良品計画-5日ぶり反発 11月中国売上高11%増
 良品計画<7453.T>が5日ぶり反発。同社は10日、11月度の海外売上高概況を発表した。中国大陸の直営既存店+オンラインストアの売上高は前年同月比10.8%増、東アジア・オセアニア事業は同4.9%減、欧米事業は同10.0%増となった。

 株価は海外既存店が好調なことに加え、外資系証券による目標株価の引き上げなどを好感した買いが優勢となっている。

★13:42  山九-続伸 プラントメンテナンス事業展開する山陽工業を完全子会社化
 山九<9065.T>が続伸。同社は11日、2024年12月10日付でプラントメンテナンス事業を展開する山陽工業の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。両社の持つノウハウや市場知見の融合により競争力を強化し、サービスの幅を広げ、新たな顧客層を開拓することで、事業の拡大をめざすとしている。

★13:59  富士通-3日続伸 カスタマーハラスメント体験AIツールを活用した実証実験開始
 富士通<6702.T>が3日続伸。同社は11日、東洋大学、一般社団法人ココロバランス研究所と、社会課題として深刻化するカスタマーハラスメントへの対応力の向上をめざし、AIや犯罪心理学に精神保健学を融合した「カスタマーハラスメント対応教育プログラム」の開発に向けた実証実験を2024年12月3日より開始したと発表した。
 
 同プログラムでは、同社の生成AI技術と行動変容支援技術、および東洋大学の犯罪心理学の知見を融合して開発を進めてきたカスタマーハラスメント体験AIツールに、AIアバターとのやりとりが可能なインタラクティブフィードバック機能を新たに加えたものを提供し、体験者のカスハラ対応力を向上させるための行動を明確にするという。今後三者は、本実証実験を踏まえて改善を加えながら、2025年度の同教育プログラムのサービス実用化をめざすとしている。

★14:03  富士ソフト-上げ幅拡大 ベイン KKR上回る価格を再提示=日経
 富士ソフト<9749.T>が上げ幅拡大。日本経済新聞電子版は1日14時、投資ファンドの米ベインキャピタルが同社に提案したTOB(株式公開買い付け)計画について、1株あたりの買い付け価格を従来の9450円から9600円に引き上げることが同日わかったと報じた。

 記事によれば、米KKRが進行中のTOBの買い付け価格(9451円)を上回る。KKR案に賛同していた同社の対応が焦点になるとしている。

 株価は9600円を上回る水準まで買われている。

★14:16  ジェリービーンズ-後場上げ幅拡大 Digit.Ink Japanと業務提携
 ジェリービーンズグループ<3070.T>が後場上げ幅拡大。同社は11日14時、デジタル証明書発行におけるパイオニア企業であるDigit.Ink Japan(東京都港区、以下Digit)と業務提携すると発表した。
 
 Digitは、アメリカに本社を持つ企業でWeb3.0、ブロックチェーン、デジタル資格情報の分野のパイオニアとして海外や日本の大手企業、国立大学などに導入している実績があり、非常に競争力のあるテクノロジーを備えた企業だという。同提携により、同社グループは、Digitがより効果的かつ広範囲に日本市場に参入し浸透するためのサポートなどを行うとしている。

★14:34  リックス-反発 培養装置の研究開発が農林水産省の実証事業に採択
 リックス<7525.T>が反発。同社は11日14時、同社で取り組みを開始する、培養装置の研究・開発が、農林水産省「令和5年度フードテックビジネス実証事業(2次募集)」に採択されたと発表した。
 
 社会課題である「食料不足」を解決するため、同社が創業より培ってきた流体関連技術や産業界の知見を十分に活かした培養装置の研究・開発を進めるという。同装置により「安い・安心・安全」な代替肉を生み出すことに貢献し、ひいては食料不足や国内自給率の向上に寄与したい考えだとしている。


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