前場コメント No.5 日産自、BIPROGY、ZACROS、ソニーG、フマキラー、データSEC

2024/12/24(火) 11:41
★9:37  日産自動車-急落 ホンダとの統合に向け基本合意を正式発表 移転比率の思惑から売り優勢
 日産自動車<7201.T>が急落。同社は23日、ホンダ<7267.T>と経営統合に向けて、協議・検討を開始することについて合意し、経営統合に向けた検討に関する基本合意書を締結したと発表した。

 共同株式移転の方法により、両社の完全親会社となる共同持株会社を設立し、両社を共同持株会社の完全子会社とする予定。株式移転比率は、経営統合に向けた検討に関する基本合意書の公表日前一定期間の各当事者の株式の終値の平均値も参照しつつ、デュー・ディリジェンスの結果および第三者算定機関による株式移転比率の算定結果等に基づき、経営統合に関する最終契約書締結時までに決定するとしている。

 移転比率については詳細はまだ未定とはなっているものの、過去の株価の推移からホンダ優位となる見込みであること、TOBなどによるプレミアムは期待しにくいことなどから、同社株は売りが優勢となっている。株価は一時前日比7%安となる場面があった。

★9:39  BIPROGY-SBIが目標株価引き上げ コスト増なければ26.3期は順調な業績推移となろう
 BIPROGY<8056.T>が続伸。SBI証券では、社内システム刷新に係るさらなるコスト増がなければ26.3期は順調な業績推移となろうと判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を4900円→5600円と引き上げた。

 SBIでは、直近決算を踏まえ26.3期営業利益予想を前回予想比+3%の410億円(YoY+10%)と予想。システムサービスの好転や製品販売・サポートサービスの成長の考えを基に業績見通しを引き上げた。今後は社内システムの刷新計画を練り直して、2-3年間かけてその計画を実行していく様子。既に資産化したソフトウェアが減損しないか社内システム刷新に係るコストがさらに増加しないかなどの動向には引き続き注視したいとしている。

★9:43  ZACROS-4日続伸 「CUBITAINER SUR」をシスメックスが採用
 ZACROS<7917.T>が4日続伸。同社は23日、業務用液体容器「CUBITAINER」の水平リサイクル技術を開発し、「CUBITAINER SUR」として製品化したと発表した。
 
 同製品はシスメックス<6869.T>の全自動免疫測定装置「HISCL-5000/HISCL-800」の洗浄液「HISCL ラインウォッシャー濃縮液」での採用が決定し、2025年1月より販売が開始するとしている。

★9:46  ソニーG-東海東京が目標株価引き上げ 映画事業の収益力回復に注目
 ソニーグループ<6758.T>が3日続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、Crunchyroll続伸などによる映画事業の収益力回復に注目。投資判断「Outperform」を継続、目標株価を3060円→3740円と引き上げた。

 東海東京では、26.3期は、コアゲーマー待望のタイトル「GRAND THEFT AUTO 6」が25年秋に発売予定で、同社もAAAタイトル投入を予定しているため、コアゲーマーのアクティビティ活性化を期待、G&NS事業の営業利益の続伸を予想するほか、音楽事業の順調な拡大、ハリウッドストライキの悪影響の軽減やCrunchyroll続伸を背景とした映画事業の収益力回復を想定、営業利益を前年比7.2%増の1兆4500億円と予想している。

★9:50  フマキラー-野村が目標株価を引き上げ 国内は苦戦も海外の好調は続く
 フマキラー<4998.T>が小幅高。野村証券では、国内は苦戦も海外の好調は続くと指摘。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は1500円→1600円に引き上げた。

 野村では、25.3期上期の決算動向や足元の事業環境を反映して業績予想を微修正。25.3期上期の営業利益は仕入れコスト上昇による国内事業の不調もあって16億円と期初計画の19億円を下振れしたという。一方で上期は国内事業で販促引当金の計上が偏重したことによる悪影響も大きく、見た目ほど国内の収益性は落ちていないと考えている。海外事業では欧州事業が従来予想以上に好調なこともあり、26.3期以降の業績については予想を若干上方修正した。

★9:52  データセクション-大幅反発 Quanta Computerと業務提携に向けた基本合意書締結
 データセクション<3905.T>が大幅反発。同社は23日に、ノートパソコンやクラウド向けサーバー等の電子機器における受託製造サービス(EMS)大手であるQuanta Computer(台湾桃園市)との業務提携に向けた協議に入る旨を決定し、Quanta Computerとの間で基本合意書を締結したと発表した。

 業務提携に向けて、AIサーバー分野における最先端のNVIDIA製GPUを搭載したサーバーの確保、およびAIデータセンターの運営などを中心に協議を進めており、業務提携の具体的な内容などの詳細については、今後の協議を踏まえ決定次第、適切に開示するとしている。

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