前場コメント No.8 メタプラネット、長谷工、スペースマーケ、東京メトロ、UNITED、Finatext、メルカリ

2025/03/04(火) 11:30
★10:54  メタプラネット-大幅反落 第13回新株予約権の行使完了 第14回は未行使残が減少
 メタプラネット<3350.T>が大幅反落。同社は4日10時30分、第三者割り当てにより発行された第13回新株予約権の行使が完了したと発表した。

 月初の未行使残は3万0090個(潜在株式数300万9000株)だったが、3日に大量行使された。の第7回普通社債についても繰り上げ償還した。第14回新株予約権は月初の未行使残4万2000個から3万2930個へ減少した。
 
 なお、ビットコインを含む暗号資産価格の下落を受けて株価は売りが優勢となっている。

★11:03  長谷工-マイナス転換 同社傘下などに立ち入り マンション修繕で受注調整か=日経
 長谷工コーポレーション<1808.T>がマイナス転換。日本経済新聞電子版は4日11時、関東地方のマンションの大規模修繕工事で受注調整していた疑いが強まったとして、公正取引委員会が4日に、同社傘下の長谷工リフォームなど工事会社約20社に独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで立ち入り検査したと報じた。

 記事によれば、各社は関東地方のマンション管理組合が管理会社などを通して発注した大規模修繕工事の見積もり合わせや入札で、事前に受注者を決定するなどしていた疑いがあるようだ。数十年前から受注調整が行われていた可能性があるともよう。関係者への取材でわかったとしている。

★11:05  スペースマーケット-反落 ノバレーゼの会場をスペースマーケットで掲載開始
 スペースマーケット<4487.T>が反落。同社は4日10時、婚礼プロデュースを主たる事業として展開するノバレーゼ<9160.T>が全国で運営する会場のうち、36施設180スペースをスペースマーケットで掲載開始したと発表した。企業イベントや会議、展示会、研修、懇親会などさまざまなビジネスシーンで利用できるとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★11:10  東京メトロ-SMBC日興が目標株価を引き上げ 26/3期からの新中計下でも増益基調続く見込み
  東京地下鉄<9023.T>>が軟調。SMBC日興証券では、26/3期からの新中計下でも増益基調続くと見込む。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価は1700円→1730円に引き上げた。

 SMBC日興では、26/3期からの新中期経営計画期間においても、輸送人員の増加による増収効果で費用増を吸収し、増収営業増益が続くと予想。新中期経営計画のテーマの1つは、不動産事業への投資などの成長戦略だが、投資から回収までの期間を考慮すると向こう3ヵ年で事業構成や業績が大きく変化することは想定しにくいという。また、株主還元に関しては、安定配当を基本方針としつつ、増益に応じた増配を目指す内容になるとみている。


★11:14  ユナイテッド-底堅い シニア向けWell-being事業を行うAgeWellJapanに出資
 ユナイテッド<2497.T>が底堅い。同社は4日11時、シニア向けWell-being(ウェルビーイング)事業を運営するAgeWellJapan(東京都渋谷区)に出資したと発表した。

 AgeWellJapanは高齢化に伴う高齢者サポート事業を起点に、シニアへの理解を深めたい団体やシニアをターゲットとしたサービス・小売事業者に対して、BtoB(対企業)、BtoG(対国や自治体)事業を展開している。AgeWellJapanは今回調達した資金で積極的に人材採用を行う予定としている。

★11:15  Finatext-3日ぶり反落 「Inspire 査定支援 LLM」を提供開始
 Finatextホールディングス<4419.T>が3日ぶり反落。同社は4日11時、グループのFinatextが、SaaS型デジタル保険システム「Inspire(インスパイア)」で、保険金の査定文書を生成AIで自動生成する機能「Inspire 査定支援 LLM」の提供を同日から開始したと発表した。
 
 「Inspire 査定支援 LLM」は、商品情報や基本保険約款などのドキュメント、保険契約者が入力した聴取項目やアップロードした書類画像などのRAG(検索拡張生成)をもとに、支払査定文書の草案を作成する。また、不支払いの場合には根拠となる約款の該当箇所が併せて表示され、査定担当者は該当箇所を参照しながら草案を精査できるとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★11:16  メルカリ-反落 MVNO事業に参入し「メルカリモバイル」提供開始 docomo回線を利用
 メルカリ<4385.T>が反落。同社は4日に、MVNO事業に参入し、2025年3月4日より新たにモバイルサービス「メルカリモバイル」の提供を開始すると発表した。

 「メルカリモバイル」は、いつもの「メルカリ」を通じて誰でもかんたんに申し込みから日々の管理まで完結できることに加え、データ通信量(ギガ)を「メルカリ」のように個人間で売り買いできる機能により、これまで以上にスマホを柔軟でおトクに利用できるサービスだという。
 料金プランは月額990円(2ギガバイト/税込)と2390円(20ギガバイト/税込)と分かりやすい2種類で、docomo回線を利用した音声・SMS・データ通信サービスを提供するとしている。

 しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。


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