前場コメント No.3 日本紙、物語コーポ、TrueData、シルバーライフ、大盛工業、東海リース

2025/03/12(水) 11:30
★9:08  日本製紙-SMBC日興が目標株価引き上げ 海外事業の懸念は払しょくされつつある
 日本製紙<3863.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、海外事業の懸念は払しょくされつつあると想定。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を870円→1040円に引き上げた。

 SMBC日興では、懸念であった生活関連(海外)のOpalについて、メアリベール工場を中心に固定費改善の進展が3Q決算で確認されたとコメント。収益貢献には外部環境の好転なども必要となるが、自助努力による業績改善は26.3期にかけて一段と進むと考えている。

★9:09  物語コーポ-3日続伸 2月度の既存店売上高1.7%増
 物語コーポレーション<3097.T>が3日続伸。同社は11日、2月度の既存店売上高(国内直営店+FC店)は速報値で前年同月比1.7%増だったと発表した。全店は同10.2%増となった。

★9:10  True Data-急騰 博報堂DY傘下とブランドマーケティング支援サービス提供開始
 True Data<4416.T>が急騰。同社は11日、博報堂DYホールディングス<2433.T>傘下のHakuhodo DY ONEと、同社の購買データを用いて、ゼロ次分析から広告配信、事後の購買分析までを一気通貫で実施できる新サービス「WISE Ads BrandBooster(通称:WISEAds BB)」の提供を開始すると発表した。
 
 両社は、Hakuhodo DY ONEが提供する広告配信サービス「WISE Ads」のシステムと、同社の購買データおよび分析技術を組み合わせ、ターゲットの策定から広告配信、事後の効果分析までスピーディーかつ高品質で提供する、新たなブランドマーケティング支援サービスを開発したという。

 ドラッグストアやスーパーマーケットで食品・日用品などの消費財を展開する企業はもちろんのこと、データを掛け合わせてユーザーのライフスタイル・ライフステージを把握できるため、非消費財企業のブランド広告にも効果的なサービスだとしている。

★9:10  シルバーライフ-急落 上期営業益9.7%減 自社発送で運賃が増加
 シルバーライフ<9262.T>が急落。同社は11日、25.7期上期(8-1月)の営業利益は4.4億円(前年同期比9.7%減)だったと発表した。

 増収となったものの、2024年4月から物流拠点を一元化したことにより、自社発送が増加し運賃などが増えたことが響いた。

★9:11  大盛工業-6日ぶり反発 上期最終益を上方修正 完成工事総利益が大幅増
 大盛工業<1844.T>が6日ぶり反発。同社は11日、25.7期上期(8-1月)の連結純利益予想を従来の2.2億円から3.3億円(前年同期比16.5%増)に上方修正すると発表した。

 個別業績において、建設事業では工事費の低減、設計変更に伴う収益の増加などにより完成工事総利益の大幅な上積みが図れた。不動産事業において、不動産販売利益の上積み、賃貸収益の増加があったことも踏まえた。

★9:11  東海リース-買い気配 通期営業益を上方修正 増配も発表
 東海リース<9761.T>が買い気配。同社は11日、25.3期通期の連結営業利益予想を従来の6.2億円から13.3億円(前期比33.6%増)に上方修正すると発表した。

 販売価格改定による受注価格のアップや、原価率の改善を踏まえた。

 併せて、25.3期の期末配当予想を40円から60円(前期末は40円)に上方修正すると発表した。年間配当は100円→120円(前期は60円)となる。


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